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陽性の診断から羊水検査を受けるまで~出生前診断について~

35歳を超える高齢出産の人や、両親どちらかが染色体に異常を持っている方などの間で、出生前診断を受ける人が増加しています。

 

◆出生前診断で陽性がでたら

検査技術の進歩により、安全かつ手軽に受けられるようになった検査ですが、いざ「陽性」や「異常がある確率が高い」と出てしまったら、羊水検査をして確定診断をするしか事実を確かめる方法がありません。また、クアトロ検査で陽性が出た場合、約95%の人は実際には異常がありません。そのような場合、余計な心配や不安をつのらせてしまったり、約0.3%の流産のリスクがある羊水検査を受けることになるかもしれません。実際に生まれてくる子供に異常があっても、生むことを決意されている方なら、羊水検査を受ける必要はないでしょう。胎児の生命を選択することになる出生前診断は、気軽に受けるべき検査ではなく、病気に対するしっかりとした知識や医師や専門家のカウンセリングを受けた上で、どうするのかを慎重に決断する必要があるでしょう。

 

◆染色体の異常とは

染色体は、人体の設計図にあたる遺伝子の集合体です。人間の身体は無数の細胞からできており、その細胞ひとつひとつに染色体が存在します。染色体は2本で1セットになっており、母親から23本、父親から23本を受け継ぐので、通常であれば計46本あります。それが、なんらかの異常により1本数が増えることをトリソミー、1本減ることをモノソミーといいます。ダウン症候群(21トリソミー)や18トリソミーもこの染色体の数の異常にあたります。羊水検査では染色体の数の異常ははっきり分かりますが、構造の異常に関しては、微小な異常もすべて分かるわけではないようです。

 

◆遺伝カウンセリングとは

遺伝カウンセリングとは、遺伝疾患の患者さんや家族に適切な医学的情報を提供し、今後の人生設計をするにあたって、自ら選択して行動できるようにアドバイスをしたりサポートしたりするために行われます。検査技術が進歩してきている昨今では、胎児の異常が妊娠初期にも発見されやすくなったため、中絶の数も増加しているといいます。安易な中絶をなくすためにも、今後ますます遺伝子カウンセリングの必要性が高まってくるでしょう。羊水検査をおこなう前の「出生前遺伝カウンセリング」では、胎児の家族に事前にさまざまな医学的アドバイスや情報提供を行うことにより、実際に胎児に異常が発見された場合はどうするのか、色々な情報を踏まえた上で自分たちで結論を導き出せるようにサポートしてくれます。

 

障害をもつ子供を育てるには、多くの苦労を伴うでしょう。個々のさまざまな理由があり、中絶を選ばざるを得ないこともあるでしょう。ですが、障害を持つ子供を育てることは健康な子供を育てる時と同様に、多くの喜びも与えてくれることも事実です。障害をもつ子供を育てることの、ネガティブなイメージばかりが強調されがちですが、羊水検査をする前にもう一度障害児に対する自分の認識が正しいものであるか、しっかり確かめることも必要と言えそうです。

 

(Photo://pixabay.com/

著者: fuji-444さん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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