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妊娠・出産

羊水検査~G-band法とFISH法の検査結果の出方の違い~

昨今では高齢出産が増加傾向にあり、それに伴って羊水検査やより手軽で安全性が高いクアトロテストなどの、出生前診断を受ける人が増加しています。高齢出産では、先天異常をもつ子供の出生率が高くなると言われているためです。一般的に高齢出産には次のようなリスクが伴うと言われています。 

 

●流産

自然流産の確率は、35歳以上になると上がると言われています。卵子の老化や、それによる胎児の先天異常が原因と考えられています。

 

●先天異常

35歳以上になると、先天異常をもつ子供が生まれる確率が高くなります。特に加齢による影響を受けやすいのは、染色体の異常(ダウン症など)による先天異常です。

●妊娠高血圧症候群

以前は妊娠中毒症とも呼ばれていました。妊娠前には見られなかった、高血圧や尿たんぱくなどの症状が妊娠中に1つでも出現すると、妊娠高血圧症候群と診断されます。高齢妊娠の場合は特に高血圧になりやすく、体重管理や食事管理がとても重要になります。

 

◆羊水検査による出生前診断

出生前診断の方法には、羊水検査の他にもいくつか種類がありますが、それらはすべて非確定診断のため、「陽性」や「異常がある確率が高い」という結果が出てしまうと、最終的には羊水検査で確定診断を受ける必要があります。実際には異常がないと分かる場合が多いのですが、羊水検査の結果を聞くまでは大きな不安や心配を募らせてしまうことでしょう。

また、どのような先天異常が胎児にあろうとも生むことを決めている人は、多少なりとも流産などのリスクを伴う羊水検査を受ける必要はないでしょう。

羊水検査には、一般的によく使用されるG-band法の他にもFISH法があります。G-band法は羊水から採取した胎児の細胞を培養して検査しますので、時間がかかる一方でより多くの情報を得ることができます。FISH法の場合は細胞を培養しませんので、4~5日で結果がでますが、対象疾患の数は少なくなります。

ごくまれに、G-band法でおこなった羊水検査で細胞の培養に失敗することがあるようで、そのようなときにFISH法を併用していれば確実に結果が得られるため、2つを併用して検査している病院も多いようです。

 

◆G-band法とFISH法の違い 

病院によって多少違いはありますが、G-band法では結果が出るまで通常2~3週間ほどかかります。

羊水から採取した細胞を培養しなければいけないので、時間がかかります。G-band法では、1~22番、X、Y染色体の数的な異常と構造の異常の判定結果が出ます。

一方でFISH法は細胞を培養しなくてもよいため4~5日で結果が出ますが、検査で分かることは、13番、18番、21番およびX、Y染色体の数的な異常のみになります。これは羊水細胞の染色体異常の60%にあたると考えられているもので、それ以外の染色体の数や構造の異常については判定できません。

 

 

羊水検査にはG-band法とFISH法の2種類の方法がありますが、FISH法を単独で受けることはあまりしないようです。2種類とも受けるとコストは多くかかりますが、少しでも結果を早く知りたい人には良いでしょう。

(Photo by://www.photo-ac.com/) 

著者: fuji-444さん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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