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女性のカラダの悩み

不正出血は2種類ある!器質性出血と機能性出血の基礎知識、性交時の出血で気をつけなければいけないこと

みなさんの中で、特に生理前後ではないにもかかわらず、性交時に出血するという人はいらっしゃらないでしょうか。

月経時以外に、女性器から出血することを不正出血といいます。

 

不正出血には様々な場合があり、性交時の際の出血だけではなく、おりものに血が混じったり、生理日でもないのにナプキンでも間に合わないぐらいの出血があることがあります。

 

不正出血が出たらどうする?

不正出血はその出血量や頻度に関係なく、何らかの病気が背後にある可能性があります。

量が少ないから大丈夫、出血の頻度はそんなに多くないから大丈夫と自分で判断せずに医者にきちんと診てもらいましょう。

 

 

不正出血の2つのパターン

不正出血には、大きくわけて器質性出血と機能性出血の2つがあります。

器質性出血は子宮の腫瘍などを原因とした出血で、腫瘍は良性と悪性にさらに分けられます。

 

●器質性出血

<良性の腫瘍>

・子宮膣部びらん

・子宮頸管ポリープ

・子宮筋腫

・子宮内膜ポリープ

 

<悪性の腫瘍>

・卵管がん

・外陰がん

・子宮肉腫

・子宮頸がん

・子宮体がん

 

●機能性出血

機能性出血の多くは卵巣機能との関係があります。

つまり、機能性出血が起こる原因としては、卵巣機能の働きが衰える更年期や、子宮や卵巣が未発達である思春期に起こりやすい出血です。

 

具体的には、女性ホルモンである黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌バランスが崩れることにより、機能性出血が起こる可能性があります。

 

機能性出血における他の理由としては、以下のような理由も考えられます。

・ビタミンC欠乏症

・急性伝染病

・敗血症

・血液疾患

 

このように不正出血には様々な理由があり、最悪の場合はがんの場合もあります。

出血している場合には、できるだけ早く婦人科に行き診察・検査を受けましょう。

 

 

不正出血の際は検査を受けましょう!

月経中ではないにもかかわらず、性交時などに出血してしまう不正出血は、その原因がさほど問題がないといえるものから、がんの可能性がある深刻なものまで様々です。そのため、しっかり原因を解明するために検査をすることが重要です。以下では、様々な検査について詳しく見ていきましょう。

 

経膣超音波検査 

経膣エコー検査とも呼ばれ、超音波を使って子宮や卵巣の病変をモニターに映し出して検査をするのが、経膣超音波検査です。この検査において、子宮筋腫・卵巣がん・子宮体がんといった病気を発見することができます。モニター上では、子宮壁の平滑筋にできるとされる子宮筋腫、卵巣がんなどの陰影などが映し出されます。経膣超音波検査のメリットとしては、エックス線検査と異なり被ばくすることはないという点があります。

 

子宮頸部細胞診 

子宮頸部細胞診は、子宮頸部の粘膜細胞を採取することで、観察する検査です。綿棒のような検査器具を利用して子宮頸部の細胞をこすり取り、子宮がんや膣がんの発見ができる検査です。この検査結果は、IからVまでの5段階で現れ、IとIIは基準値内で陰性とされています。IIIは擬陽性と呼ばれ、再検査を行うのが通例です。IVやVは陽性で、子宮頸がんが疑われるので、血液検査や内視鏡検査などを利用して、詳細な検査を行っていくこととなります。子宮頸部細胞診は、定期検診などで行われている子宮がん検診の検査方法にも用いられており、これらをしっかり利用することで、早期発見・早期治療につながります。

 

最後に 

以上のように、超音波を用いた検査や、実際に子宮頸部の細胞をとって行う検査など様々な検査方法があります。不正出血がある場合は、どのような原因が疑われるか医者と相談をして、適切な検査を受けましょう。

 

 

性交時の出血で気をつけなければいけないこと

セックスをした際に、出血があったらちょっと驚きますよね。でも、生理前だった、挿入時にちょっと切れたり、膣が傷ついてしまった…など、慣れてしまっている人もいるかもしれません。性交時の出血の原因は様々ですが、そこに病気が隠れている可能性もあります。

自分のカラダの状態を把握し、変化に気付くための注意点をまとめました。

  

出血原因「がん」

性交の後に発生する出血の原因として、最も怖いのはがんです。がんには、子宮体がん、膣がん、子宮頸がんなどが可能性としてあります。これらを診断するためには、がん検診を受けましょう。がん検診の結果が問題なければ、これらを理由とした出血ではないことが確認できます。できるだけ、出血した後2-3ヶ月以内に子宮がん検診を受けることをお勧めします。

 

出血原因「炎症」

性交後の出血で最も多い原因は、子宮の入り口に出来るびらん(ただれ)です。すなわち、このびらんに膣の炎症が重なって、びらんや膣壁が充血することにより、または、これらに摩擦などの外的な刺激が加わることにより、出血することがあります。ここで注意すべき点は、膣の炎症の原因かどうかということです。この炎症の原因が、クラミジア、カンジダ、リン菌、トリコモナスなどの菌・ウィルスであるか否かを検査で確かめましょう。

 

その他の出血原因

他には以下のような場合で、出血があることがありますので、これらも可能性の一つとして覚えておきましょう。

 

・閉経後の女性の場合は、女性ホルモンの作用低下により、膣壁が薄くなるため、性交による刺激が原因で出血する場合があります。

・外陰部にできものがある場合は、これに刺激が加わることで出血する場合があります。

・性交において陰茎が挿入される際に、膣の入り口が切れて出血する場合もあります。少し切れているような場合は出血は自然に止まるので心配ないでしょう。

 

 

性交後の出血においては、様々な病気が疑われますが、何よりもまずしっかり検査を行うことで、原因を明らかにすることが最も重要です。

 

 

子宮頸癌の検査とは?~性交での出血~

セックス時の出血でいちばん心配なのは、子宮頸がんです。出血が続くようなら、かならず婦人科を受診しましょう。そこでの子宮頸がんの検査は、つぎのようなものです。

 

 

1.問診

 まず、医師から出血の状態や初潮の時期などの問診があります。そこで子宮頸がんが心配であれば、検査を希望することを伝えましょう。必要であるかどうかは医師が判断しますが、検査はしてくれます。

 

2.内診 

内診台に乗り、子宮内の状態を見ます。内診台で開脚し、クスコと呼ばれる金属の膣内を少し広げて見る装置(膣鏡)を挿入します。クスコは温めてあるので、痛みや冷たさ等はさほど心配がありません。まずは膣内の状態を確認します。

 

3.細胞診 

クスコで膣口を開大した状態で、綿棒などで膣内の細胞を一部採取します。採取したものについて、がん細胞(前がん病変)がないか、ヒトパピローマウィルス(HPV)がいるかを顕微鏡で検査します。

 

 

これらの検査はだいたい10分くらいです。検査費用は全額自費負担では5000円〜1万円くらいかかりますが、多くの自治体での公的補助があり、2000円程度で受診できます。また、異常がある場合には保険適用となります。

内診台が嫌だと思う方も多いと思いますが、医師がきちんと診断するために合理的にできている装置なので、割り切りましょう。内診台に乗る場合には、スカートをはいていた方が全部脱がなくていいので良いでしょう。スカートはフレアスカート等がオススメです。

 (Photo by:http://www.ashinari.com/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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