カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 女性のカラダの悩み >
  3. 病気・症状(女性特有) >
  4. 高齢者の発症が増加する萎縮性膣炎の症状とは?

女性のカラダの悩み

高齢者の発症が増加する萎縮性膣炎の症状とは?

日本女性の平均寿命は、世界的に見ても高い水準ですし、実際高齢まで生きる方はたくさんいます。それに伴って増えるものに、主に高齢者が発症する疾患である萎縮性膣炎があります。

 

女性ホルモンが減少すると

女性ホルモンは女性の体に大きく影響するものです。しかし高齢になるとその量は次第に減少していき、閉経と言うわかりやすい形を持って見られ、女性ホルモンの量が少ない状態で安定していきます。

それによって見られるのが萎縮性膣炎なのです。

 

萎縮性膣炎は、卵巣ホルモンのエストロゲンが欠乏することによって、膣粘膜の栄養が低下して起こるのが原因です。膣の自浄作用の力が衰えて、膣内の細菌を殺す力が不安定になり、

雑菌が繁殖して膣の壁が炎症を起こして充血してしまいます。

 

エストロゲンって?

エストロゲンは簡単に説明すると、特に膣の中においては「潤い」です。エストロゲンが出なくなると、おばぁちゃんのようなシワシワの手になってしまうのです。

 

女性は35歳から徐々に老化がはじまっていくと言います。そして40代あたりでエストロゲンの分泌が減少していきます。

 

膣はエストロゲンの支配下にありますので、閉経後や出産後の生理がない状態が続くと潤いがなくなり、膣炎を起こしやすくなるのです。

 

別名「老人性膣炎」

老人性とついているように、この病気は閉経後にあらわれやすい病気です。そして産後はエストロゲンが閉経後と同じくらい低下しているので起こりやすくなっています。

 

ではなぜ産後はエストロゲンが低下するのでしょうか?それは母乳と関係があるのです。乳汁分泌を起こすために(いわゆる母乳です)プロラクチンというホルモンが分泌されるために起こります。

 

プロラクチンが分泌されるとエストロゲンが低下する構造になっているのです。ですが、生理が再開すれば治る一時的なものです。

 

膣はカラカラに

女性ホルモンが十分に分泌しているときには膣は自分自身を守るために、自浄作用という働きをしています。膣はその位置する環境ゆえに比較的細菌などの繁殖がしやすい場所です。

そのため、膣内に細菌が繁殖しないために乳酸菌を繁殖させ、その乳酸菌が酸を分泌することによって、細菌の繁殖を抑えています。これを膣の自浄作用と言いますが、これによって膣の潤いが保たれています。

しかし女性ホルモンの分泌が減少することによって膣内の潤いがなくなり、膣がカラカラに乾燥しますし、膣自体も萎縮してしまいます。

 

膣が汚染されると…

膣内で細菌が繁殖すると、加齢によってうすくなった膣の壁は充血します。すると膣内の分泌物は黄色あるいは赤色でやや膿性、しばしば感染臭を伴っておりものとして見られます。

また、薄くなった膣壁の粘膜は炎症のために疼痛や灼熱感と言った膣の不快感が生じます。その結果として陰部の乾燥感や掻痒感、違和感、性交痛、性交時出血などが生じるのです。

 

膣の壁が萎縮して薄くなった状態そのものを萎縮性膣炎ということもあります。また、膣が汚染された状態は閉経後の女性には多く見られるものです。しかし症状が見られる見られないというのは人によって異なります。

 

萎縮性膣炎の予防

エストロゲンの減少がポイント

萎縮性膣炎は女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが急激に減少することによって起こります。逆に言えばエストロゲンの減少量を緩やかにしてあげることで萎縮性膣炎の発症を予防する一助になるとも言えるのです。

ではエストロゲンの減少を緩やかにする方法とはなんなのでしょうか。

 

プラセンタがカギ

化粧品などに含有されていることが多いプラセンタはその名前だけでも聞いたことがあるという人はたくさんいると思います。

実はこのプラセンタはホルモンの分泌を調節してくれる機能があるのです。体の中でホルモンが過剰に分泌されていればそれを抑制してくれる働きをしますし、不足しているのであればそれを促進するように働きます。もちろんこれはエストロゲンに対しても同様に働きます。

 

バランスを調整することに意味がある

女性ホルモンは多いことや少ないことというよりも、急激な増減といった変化が女性の体に大きく影響します。そのため、できるだけその変化を穏やかにすることで、症状を緩和させることができるのです。

プラセンタの摂取はサプリメントなどの形でも摂取できますし、注射という形で摂取する方法もあります。

症状によってはプラセンタにさらに漢方薬を併用したり、ホルモン補充療法を併用したりすることもあるようです。

 

自分の症状に適した方法を選んで、萎縮性膣炎を予防しましょう。

 

漢方で解消できる?萎縮性膣炎の対処法

産婦人科などでは女性ホルモンを薬などで補充して、女性ホルモンの量を一定量増やし、膣の状態の改善をはかりますし、必要に応じて抗生物質の膣錠などを併用して処方されます。

 

一方漢方薬では細胞や皮膚粘膜に潤いを与える効果のあるものを使用します。具体的には以下のような漢方薬が選択肢に挙がるようです。

 

八仙丸

八仙丸とは商品名で、本来は麦味地黄丸と言います。長寿の漢方としても有名で、呼吸器系の病気や皮膚の病気、泌尿器系の病気などで潤いが不足しているときに非常に効果的なようです。

 

身体の細胞に潤いを与え、免疫力を高めて新しい細胞を作るなどと言ったことに優れています。

 

双料杞菊顆粒

この漢方薬は不妊症に使用されることのある薬です。この漢方薬は肝臓や腎臓の働きを助け、新しい血液を作り、生殖やホルモン、免疫などに関わる効果を発揮します。もちろん体に潤いを与える効果もあります。

 

多くの場合は単一の漢方薬ではなく、いくつかの漢方薬を併用して状態の改善をはかるようです。

  

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2010/05/07-036441.php?category=52])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-05-12掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

病気・症状(女性特有)に関する記事

セックスの後に出血!これって大丈夫?気になる病気について解説

女性は生理で定期的に出血があります。ただ同じ場所からの出血でも、セックスの後...

キット、保健所、病院…性病(STD)検査はどこで調べる?

  性病(STD)の検査の方法は血液検査やおりもの検査で、検査方法に違いは...


コンジローマ完治までの期間のパートナーとの過ごし方

  コンジローマとは、性行為などで感染するウィルス性の性感染症です。性行為以外...

外陰部が癒着する前に!萎縮性膣炎の治療~

  閉経後に、おりものの異常や陰部のかゆみと言った症状が出た場合、もう妊娠する...

カラダノートひろば

病気・症状(女性特有)の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る