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増加する中絶数!新型出生前診断や羊水検査などについて

 

 

◆出生前診断と増加する中絶数

 

胎児の先天異常を調べる出生前診断において、羊水検査で胎児の異常が確定した後に中絶をしたと推定される数は、2009年までの10年間とその前の10年間を比較すると、およそ2倍となっているということです。また、2013年から日本でも導入された、新型出生前診断は、今までよりも高い精度で母体血液からの診断が可能ということで、その安全性と正確さが大きく注目されています。しかし、検査技術の進歩が進む一方で、検査前後の母親や家族の心のケア体制が追い付いていないことは否めず、安易な中絶の助長につながるのではないかという懸念も広がっています。

 

◆出生前診断の問題点

 

医療技術の進歩とともに、検査がより手軽なものとなると、病気に関するさまざまな知識や心の準備がないままに、検査だけを受けてしまう人が増加することが予想されます。そうなると、検査を安易に受けて予想外の結果が出たときに大きな混乱を招き、冷静な判断ができないまま堕胎を選んでしまうことも考えられます。医師による事前の説明や正しい知識を身に着けること、そして夫婦でしっかりと診断後の行動を考えて決めておくことなどがとても大切になるでしょう。一部では、出生前診断が「命の選別」や「障碍者排除」につながるのではないか、という厳しい指摘もあり、出生前診断は安易に受けるべき検査ではないということを理解しておく必要があります。

 

◆出生前診断に今後期待されること

 

誰しも、自分の子どもが健康で生まれてきて欲しいと願うことは当然です。自分の子どもに何らかの障害がある可能性が生じた場合、産むことを決めていようとしまいと、母親や家族が真実を知りたいと願う気持ちは当然で、否定されるべきではありません。羊水検査はじめ日々進歩する検査技術を前に、障害児に対する社会や行政のサポートの充実、検査を受ける母親と家族にいかに正しい知識や情報を与え、心のケアを行えるのかなどがこれからとても大切になっていくことでしょう。

 

 

患者のニーズがある限り、医療技術の進歩はとても喜ばしことなのですが、出生前診断は妊娠中絶というとても重大な問題につながっており、個々の価値観が大きく左右してしまうものです。「正しい」、「間違っている」という判断ができない微妙な問題に、どのように対処していくかが今後の課題ではないでしょうか。

 

(Photo by:[http://pixabay.com/ja/%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E4%B8%AD-%E8%A6%AA-%E7%88%B6-%E6%AF%8D-231634/]) 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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