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新型出生前診断によって増えた中絶~羊水検査の重みについて~

 

 

 

出生前診断「陽性」で中絶を選ぶ人はどれくらい?

 2013年より新たに導入された新型出生前診断。同じく妊婦の血液から染色体の異常を調べることができる母体血清マーカー検査(クアトロテスト)と比べると、より精度が高く、陰性の場合には極めて100%に近い確率でそれがわかります。そのため、新型出生前診断の導入により安易な中絶が増えることが懸念され、新型出生前診断を受けるためには一定の条件が設けられています。

 

ある調査によると、この新型出生前診断を受けて「陽性」だった人のなかで、羊水検査を受けて「陽性」が確定になった人の9割以上が堕胎を選択したということです。今後は、検査前に受けることができる遺伝カウンセリングの重要性がより広く強調されていくでしょう。 

 

「羊水検査」前のカウンセリングが大切

高齢出産と言われる35歳以上の妊婦さんや、すでに先天異常をもつお子さんを妊娠した経験のある人、夫婦どちらかが染色体異常をもつ人など、出生前検査を受ける人が増加しています。出生前診断の中でも「羊水検査」は唯一の確定診断方法なことから、検査を受ける際に特に「重み」が伴います。

 

どのような結果であれ子どもを産むことを決意している方や、正確な情報を得た上で、家族や医師との話し合いにより自分で納得のいく決断を出せた方などは、受け止める態勢や心の準備が整っているという意味で羊水検査を受けても大丈夫かもしれません。

 

検査を受けてしまったあとは、結果を引き延ばすことはできません。そして結果を見た後に、必ずそれに対して行動を起こさなければいけません。検査の前後にカウンセリングなどを受けて、後悔のない決断を自分で導き出せるようにサポートしてもらうことはとても大切なのです。 

 

中絶が認められる条件について

人工妊娠中絶とは、「胎児がまだ母体外で生命を維持することができない時期(妊娠22週未満)に、胎児およびその付属物を母体外に排出すること」と定義されています。中絶は、22週未満ならば必ず認められるわけではなく、母体保護法の第14条に記されている、以下のような項目に適応がある場合のみに認められます。

 

①妊娠の継続または分娩が、身体的または経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのある場合。

②強姦などにより妊娠した場合。

 

胎児の先天異常が原因で中絶を決断する人は、①が適応になり、「障害児を育てていくのは経済的に不可能である」といった理由で中絶をすることが多いようです。

 

胎児に先天異常が見つかった場合、中絶を選ぶことも生むことを選ぶことも、どちらも間違いではないのかもしれません。しかし、宿った命の寿命を本人ではなく周りが決めなくてはいけないこと、そしてそのような選択を迫られること自体が、とてもつらいことだと感じざるを得ません。やはり中絶することだけでなく、「羊水検査を受けること自体の重み」を今一度考え直す必要があるでしょう。

 

(Photo by:http://pixabay.com

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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