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尿管結石の石は、成分によって原因が違う!食事での予防!摂取するべき食べ物・注意する食べ物

 

尿管結石という疾患は大きいくくりで言うと尿路結石の中の一つです。尿路結石の多くは腎臓の中で出来る腎臓結石が原因になります。

これが尿管に降りてくると尿管結石になり、膀胱の中に入ると膀胱結石、尿道に降りてくると尿道結石と言います。

  

結石の構成成分

どんな成分が尿の中に多いかによって結石の構成成分が異なります。結石を作る原因となる成分にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

シュウ酸カルシウム

…高シュウ酸尿症や、高カルシウム尿症の場合、尿中に異常に生じたシュウ酸とカルシウムが結びついたシュウ酸カルシウム結石が生じやすくなります。これは結石の中では最も多い成分です。

 

尿酸

…尿酸は痛風の原因物質としても知られています。血中の尿酸が多くなるとバランスをとろうとして、尿の中に尿酸がたくさん排泄されます。その尿酸が核となって生じるのが尿酸結石です。これは痛風を生じている人や痛風とまでいかなくとも尿酸値が高い人は注意が必要です。

特に痛風を生じている人は、痛風に対する薬の選択に注意が必要で、尿酸の生成を抑える薬ならばよいのですが、血中の尿酸を尿中に排泄するのを促進する薬の場合結石ができやすくなります。

 

シスチン

…アミノ酸の先天的な代謝異常を生じていると起こる可能性がある結石です。シスチンというアミノ酸が尿中で沈殿したもので、シスチン結石と言います。

 

リン酸マグネシウムアンモニウム

…細菌感染が原因で尿が成分を沈殿させやすい状態になって、リン酸マグネシウムアンモニウム結石を生じます。尿路感染によるものですので感染結石とも呼びます。

 

特別な疾患を生じている人は尿管結石に限らず、尿路結石に注意しましょう。こうした原因は生活習慣にも左右されますので、まずは生活を見直すことです。

 

L-システインのとりすぎは、尿路結石(シスチン結石)につながる?!

L-システインといえば「ハイチオールC」などの美白剤に含まれているアミノ酸です。

しかし高用量になれば、システインが重合することで生じる「シスチン結石」の原因にならないかという懸念があります。

 

これに対し、千葉大学医学部の文献によれば、シスチン結石は遺伝子異常(シスチン尿症)が原因となって引き起こされる疾患であり、これが正常である場合シスチン結石になることはないとされています。

 

ただ、遺伝のタイプによっては結石形成にはいたらずとも、尿中排泄量が増えるため大量摂取には注意が必要です。

 

シスチン尿症は、アミノ酸輸送体の障害

シスチン尿症は、遺伝的に腎尿細管の細胞膜に存在する「アミノ酸トランスポーター」に機能異常があるために生じる疾患です。

患者数は尿路結石症全体の約2%、発症平均年齢は22歳前後であるといわれています。

 

尿中に4種類のアミノ酸(シスチン・ リジン・ アルギニン・オルニチン)が多く排泄されます。

その中でもシスチンは、もっとも溶解度が低くトランスポーター欠損により再吸収されにくいため、たがいに重合し「シスチン結石」となってあらわれます。

 

症状が悪化すると、閉塞性腎不全へと進行するおそれがあるため、注意が必要です。

 

●シスチン尿症の検査とは?

本来、検査は尿路結石を示唆する症状や、家族歴がある場合に実施されます。

 

・画像診断

腎盂や膀胱に放射線が不透過となるシスチン結石がある。

 

・尿沈渣

顕微鏡で黄褐色の六方晶を認める。

 

・ニトロプルシド試験

試験紙反応で陽性となる。

 

・尿アミノ酸分析

400mg/日(正常では30mg/日以下)以上の尿中シスチン排泄の増加。

 

結石にいたらずとも、水分の多量摂取は必要

シスチン尿症は、劣性遺伝(異常遺伝子が二つそろわないと発病しない)です。

そのため、正常な遺伝子と異常な遺伝子をひとつずつもっている場合は、発病にはいたりませんが、平均的な人よりは多くのシスチンが尿中に排出される傾向にあるといいます。

 

それゆえ、検査で陽性反応となった場合は、多量の水分摂取を心がけるなど、腎臓保護のために尿中シスチン濃度を低下させることは重要です。

 

●腎障害の予防

・尿量の増加

尿量を3~4L/日まで増加させる水分摂取量を心がける。

 

・尿のアルカリ化

クエン酸カリウム、又は重炭酸ナトリウムを服用して、尿のアルカリ度を高める(アルカリ性尿はシスチンが溶解しやすいため)。

 

最後に

このように、L-システインは検査で陽性反応が出ない限りは、ある程度の量を服用しても尿路結石となるリスクはないとされています。

 

ただその他の副作用として、活性酸素を発生させるため、還元剤(3倍量のビタミンC)を合わせて摂取することが必要です。

 

尿管結石の予備軍!腎結石症の治療&予防法

放っておくと激痛をもたらす尿管結石に!

腎結石症の治療と予防法とはどのようなものなのでしょうか?

 

▶腎結石症とは? 

腎結石症は腎結石(じんけっせき)とも呼ばれ、腎臓内にできる結石のことです。

 

結石が腎臓にある間は痛みも、違和感もないことが多いのだとか。健康診断や定期検診で初めて結石の存在に気づく人も多いといわれています。

 

しかし、腎臓にいる間はなんの音沙汰もない結石ですが、ひとたび移動を始めると豹変!尿路や膀胱、尿道に流れ出すと激痛に襲われます。

 

また、腎臓から動かなくても腎臓の中で巨大化してしまうと、腎盂腎炎などの炎症を引き起こす可能性もあるのです。

 

▶腎結石症の治療 

<自然に出てくるのを待つ>

結石が4cm以内の場合、自然に出てくるという方法をとることもあるようです。

 

<体外衝撃波治療>

衝撃波で結石を砕き、尿と一緒に排出させる治療法です。

 

▶腎結石症の予防 

<バランスの良い食事をとる>

偏食や肉中心の食事は結石の生成に大きな影響を与えるといわれています。

 

<水分補給を欠かさない>

尿の濃度を濃くすると結石のできやすい体質になります。

冬より汗をかく夏の方が結石患者は増加するといわれているほど、水分と結石は密接な関係にあるのです。

水分補給はこまめに行ないましょう。

 

<夕食を少なめにする>

腎結石は夜に作られるといわれています。

そのため、結石の元となるものを過剰に摂取しないように、夕食は少なめにとるのが好ましいとされています。

 

▶50%の人が再発する結石 

結石の再発率はなんと50%!

約半数の人が再発してしまう病気なのだとか。

 

生活習慣が大きな要員となる病気では、180度生活を変えるようなことをしないと難しいのかもしれないですね。

 

何度も何度も繰り返してしまわないためにも、日頃から予防することを心がけていきたいですよね。

 

なるとツライ尿管結石…食事で予防できる!摂取するべき食べ物・注意する食べ物

近年増えている病気に尿管結石という病気があります。この病気を発症すると激痛に襲われます。

 

この痛みは出産と同じくらいの痛みとも言われているくらいです。痛いのは誰でも嫌ですから、発症しないためにもきちんと予防をしていきましょう。

  

水分をきちんと摂取しよう

結石の形成は、1日の尿量が1リットル以下でできやすいとされています。逆に2リットル以上でできにくくなると考えられています。

 

最も適しているのは水道水やお茶類(麦茶やほうじ茶など)で、シュウ酸を多く含む水分は逆効果になりますので、なるべく避けましょう。

 

とりすぎに注意しなければいけない食べ物

シュウ酸:ほうれん草、たけのこ(一般的にあくの強いもの)、チョコレートや紅茶にも多く含まれます。

 

尿酸:プリン体の多い食品。代表的なものはビール。

 

砂糖:カルシウムの排泄を増加させます。

 

動物性たんぱく質:シュウ酸や尿酸、カルシウム排泄を増加させます。

 

塩分:高血圧を助長させ、尿中カルシウム排泄が増加します。

 

脂肪:結石を持っている人は脂肪摂取量が多いとされています。

 

なるべく多く摂取したほうがいい食べ物

クエン酸:果物や野菜に多く含まれています。尿中でカルシウムが結石化することを防ぎます。

 

マグネシウムや食物繊維:穀物類に多く含まれています。結石形成を防ぐ働きがあります。野菜、海草類にはマグネシウムが多く含まれています。

 

カルシウム:牛乳や、ヨーグルトに多く含まれています。シュウ酸を尿中に排泄しにくくさせる効果があるといわれています。

 

3食きちんととり、偏食をしないようバランスのよい食事を心がけましょう。

 

結石を作る尿中濃度は食後2~4時間で高まるため、夕食後はすぐに就寝せず4時間くらいは開けましょう。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2012/01/17-355984.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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