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妊娠・出産

男性が受ける不妊治療と「精索静脈瘤」について

 

 

◆男性の不妊原因

 

不妊の原因は女性だけではなく、現在では約半分が男性因子の不妊であると言われています。男性不妊の主な原因は、精子を作る機能が低下しているか、全く無い「造精機能障害」、精子の通り道である精管のどこかに「詰まり」や「狭くなっている部分」があることで、精液中に精子が含まれなくなる「精子輸送路の閉塞」、勃起しない、あるいは勃起しても持続力が無い、または射精できないなどの症状がある「勃起・射精障害」があります。なお、原因が特定できないこともよくあり、その場合は女性が基礎体温を付けることで排卵日を予測し、それに合わせて性交渉を行う「タイミング療法」が試されます。

 

◆意外と多い精索静脈瘤

 

精索静脈瘤は、男性で最も多い不妊原因である「造精機能障害」の患者の4分の1にみつかると言われています。また、健康な成人男性の15%程度にもあると言われる割と一般的な病気です。精索静脈瘤は、精巣上部にある静脈の束が鬱血を起こして腹部から血液が逆流し瘤ができ、精巣が血液で温まることで起こると考えられています。このように、精子は熱に弱く、睾丸の温度が高くなると精子形成に悪い影響があることがわかっています。サウナや熱いお風呂、きついジーンズや下着などは、精巣を圧迫して放熱されにくくなるため、できるだけ避けた方が良いでしょう。

 

◆精索静脈瘤の手術

 

精索静脈瘤の手術をするかどうかは、それがどれほど造精機能に影響を与えているかによって決まります。造精機能への影響が低い場合はすぐに手術する必要性はなくなります。これは、精索静脈瘤の症状が重いほど術後の精子の改善率が高く、自然妊娠率も高まるというデータがあるからです。病気の重症度を表すために「グレード」を使用しますが、「グレード2」と「グレード3」が手術対象になります。その他にも、重度の精索静脈瘤があっても血液検査に他の異常が見られる場合などには、すぐに手術は行われず、慎重に治療方針が決定されます。 

手術方法の主流は「低位紮術術」と呼ばれる方法で、鼠径部を切開して鬱血をおこしている静脈だけを顕微鏡で見ながら選びだし、切断します。局所麻酔や腰椎麻酔でできるので、日帰りで手術をおこなっている医療機関もあるようです。

 

不妊治療は、決して女性だけのものではありません。お互いに協力し、どちらか一方の負担ばかりにならないように、精神的に支え合って治療を進めましょう。 

 

(Photo:[//www.irasutoya.com/2013/01/blog-post_8604.html]) 

著者: fuji-444さん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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