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肺炎の原因の中でも多い「肺炎球菌」ワクチンで防ごう!肺炎「肺炎球菌」とワクチンについて

乳幼児と高齢者でかかることの多い肺炎。そのうち、頻度の高いとされる「肺炎球菌」は、ワクチンで感染を防ぐことができます。つらい肺炎になる前に予防できる肺炎球菌ワクチンとはどのようなものでしょうか。

 

頻度の高い「肺炎球菌」による肺炎

肺炎球菌は、もともとヒトの鼻やのどに棲息している常在菌です。

普段なら害はありませんが、免疫力が低下すると感染症を引き起こし、肺炎のほか、中耳炎・副鼻腔炎・気管支炎・髄膜炎・敗血症などの原因になります。

免疫力が未熟な5歳以下の乳幼児と、免疫力が低下した65歳以上の高齢者、疾患を持つ人などでは発症する頻度の高い肺炎です。

●肺炎球菌による重い疾患にかかるリスクが高い人

・高齢者

・脾臓の摘出手術を受けた人(保険適用あり)

・鎌状赤血球疾患、その他脾臓機能不全である人

・心疾患・呼吸器疾患の慢性疾患、腎不全、肝機能障害、糖尿病、慢性髄液漏等の基礎疾患がある人

・免疫抑制の治療を予定されている人(治療まで14日以上余裕のある人)

 

どうして肺炎球菌だけワクチン接種するの?

細菌感染による肺炎は重症化することが多いとされています。治療には抗生物質などの薬剤が効きますが、近年では薬剤に対して耐性を持つ耐性菌が多くなっており、治療が難しい場合も多くなっています。そのため、感染・発症するまえにワクチンで予防することが大切になります。

 

肺炎で最も多いのはウイルス感染によるウイルス性肺炎ですが、現在のところワクチンで予防できるウイルス性肺炎はありません。ただし、ウイルス性肺炎は薬剤による治療も難しいですが、症状がそれほど重症化しない特徴があります。

 

ウイルス感染から肺炎を引き起こす可能性の高いもので、ワクチンで予防できる感染症としては、インフルエンザが挙げられます。インフルエンザウイルスそのものが肺炎を引き起こすわけではありませんが、インフルエンザに感染すると、肺炎球菌やそのほかの細菌に二次的に感染して肺炎を併発する場合があります。

 

間接的な予防目的として、インフルエンザワクチンも接種することが推奨されています。

 

肺炎球菌ワクチンについて

現在、肺炎球菌感染症を予防するワクチンには、2歳以上で肺炎球菌疾患にかかるリスクが高い人および高齢者を対象とした23価肺炎球菌多糖体ワクチンと、生後2ヶ月齢以上6歳未満の小児を対象とした13価肺炎球菌結合型ワクチンの2種類が発売・接種されています。

 

個人差がありますが、1回の接種で5年以上の効果が期待できるとされています。初回接種から5年以上経過した場合、リスクの高い人は再接種の対象となりますが、5年以内に再接種すると注射した部分が硬くなる、痛む、赤くなるなどの症状が強く出ることがあるので注意が必要です。

 

肺炎球菌ワクチンは、クリニックなどの身近な医療機関で、1年を通していつでも接種することができます。ワクチンを接種してから抗体ができるまで3週間程度かかるため、インフルエンザが流行する季節になる前に接種しておくと安心です。

 

「気になる病気・症状」で人気の記事はこちら

●肺炎はうつる?知っておきたいさまざまな肺炎!

 

(photo by://www.ashinari.com/)

著者: seasideさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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