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敗血症の症状の1つ「敗血症性ショック」って何?

全身性炎症反応症候群とも呼ばれる敗血症。これは体のどこかに細菌が侵入し、血液中で増殖して血流の循環により体中に拡大していく病気です。虫歯やおできなどが原因となって発症することも珍しくはありません。

 

敗血症では、不規則に生じる高熱の他に、脈拍の回数が増えたり、呼吸がしにくくなったり、さらには体温が急激に下がる低体温が主な症状として現れます。しかし、これらの症状がさらに進行し重症化すると、「敗血症性ショック」と呼ばれる症状が生じます。

 

こちらでは、その「敗血症性ショック」について簡単にご紹介します。

 

◆敗血症性ショックって何?

・定義

敗血症性ショックとは敗血症の中でも特に重症のもので、初期の輸血蘇生にはほとんど反応しない臓器低灌流(かんりゅう)(血液が上手く行き渡らないこと)と低血圧を伴うものです。

 

・原因

敗血症性ショックの大部分は、院内感染によるグラム陰性桿菌(かんきん)またはグラム陰性球菌によって引き起こされ、免疫不全状態にある患者や慢性および消耗性疾患患者でしばしは生じます。

 

また、稀にカンジダまたは他の真菌によって引き起こされることもあります。加えて、ブドウ球菌性および連鎖球菌性毒素によって生じる特殊な方のショックは、毒素性ショックと呼ばれます。

 

・症状

敗血症性ショックは、免疫システムが細菌と戦うために生み出す物質「サイトカイン」や、上記のような細菌による毒素が原因となって生じます。これらの物質には、血管を広げる作用がありますから、結果的には血圧を下げてしまいます。

 

そうなってしまうと、腎臓や脳などの生命維持には欠かすことの出来ない臓器への血流量も減ってしまいます。体は心拍数を増やし、心臓から全身へ送り出す血液量を増やしますが、それでも血液量の減少を補うことは不可能です。

 

次第に心臓への負荷や毒素によって心臓は弱り、心拍出量が減少し、重要臓器への血液供給がさらに減ってしまいます。血管の壁からは体液が組織内に漏れやすくなることで、浮腫が生じます。さらに肺にも 漏れや浮腫が生じることで、呼吸困難が引き起こされてしまいます。 

 

以上からわかるように、敗血症性ショックが生じてしまうと命が危険に陥ってしまいます。ですから、敗血症性ショックが生じるまで敗血症を重症化させないためにも、体に異変を感じたらすぐに受診するようにしてくださいね。

(イラスト by: [//www.irasutoya.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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