カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 肺・気管支 >
  4. 肺胞タンパク症 >
  5. 全肺洗・反射区域洗浄…肺胞タンパク症治療の選択肢

気になる病気・症状

全肺洗・反射区域洗浄…肺胞タンパク症治療の選択肢

 

肺胞タンパク症は症状が軽ければ治療を必要としない疾患です。

しかし、息切れなどの症状がひどく、仕事や生活に支障が出る場合や、動脈血の酸素濃度が下がってくる場合には治療をする必要があります

治療には肺胞の中に過剰にたまったサーファクタントを除去することが必要になります。

 

全肺洗浄

肺胞タンパク症の治療で標準的な方法が全肺洗浄という治療です。これは手術室で全身麻酔をかけて行う治療で、1日で両方の肺を洗浄する場合と、1週間ほどの間をあけて片肺ずつ洗浄を行う場合があります。

方法としては片肺に生理食塩水を満たして、肺に軽く振動を与え、サーファクタントと食塩水を混ぜ、液を回収することでサーファクタントを除去し、肺を洗浄します。この洗浄は片側、最高15回洗浄行います。

この方法が標準的というのは、肺胞の中に溜まったサーファクタントを除去する方法として最も確実だからです。

しかし、肺に感染症がある状態で行うと感染を広げる可能性がある為、感染症がある場合は行いません。

また、肺自体に壊れている部分があると洗浄が不十分になり、洗浄後の合併症の可能性も残ります。

 

反射区域洗浄

これは全肺に対して片肺の一部を気管支内視鏡を使って洗浄する方法です。

これはのどと気管支の局部麻酔によって行う治療ですので、外来で治療を受けることもできます。

この方法は全肺洗浄に対して不確実な部分が多いですが、動脈血の酸素低下がさほどないけれども、サーファクタントが溜まっている部分が洗浄に適している場合や、全肺洗浄が困難な場合に選択されます。

 

肺に問題があるならば、肺移植という選択肢もありそうですが、肺移植は移植した肺で再発する危険が高いため治療の選択肢には入りません。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2008/11/16-010315.php?category=393])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

肺胞タンパク症に関する記事

呼吸不全や感染症になりやすくなる肺胞タンパク症!自然治癒することも?治療方法について

  肺胞タンパク症は、肺胞の機能障害による呼吸不全だけでなく、感染症になり...

息が苦しくなる肺胞たんぱく症、その予後の症状にはどんなものがある?

  皆さんは肺胞たんぱく症という病気をご存知でしょうか? 肺胞たんぱく症...


肺胞が徐々に埋め尽くされてしまう疾患!肺胞タンパク症によって進行していく呼吸障害

  肺胞タンパク症とは、呼吸の際に酸素を取り込む肺胞が、肺サーファクタント...

治療法自体はすでに確立している!?肺胞タンパク症を治療する肺胞洗浄療法とは?

  肺胞タンパク症は、肺胞に蛋白様物質の液体が溜まる、非常に治療が難しい難...

カラダノートひろば

肺胞タンパク症の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る