カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 肺・気管支 >
  4. 肺胞タンパク症 >
  5. 息苦しくなる肺胞たんぱく症、その発症に関わっている「マクロファージ」って何?

気になる病気・症状

息苦しくなる肺胞たんぱく症、その発症に関わっている「マクロファージ」って何?

 

◆肺胞たんぱく症とは

気管支の末端に連なるブドウ状の肺胞の中に、細胞膜などを構成する物質であるリン皮質に富んだタンパク物質が溜まる病気を、肺胞たんぱく症と言います。

非常に稀な疾患なのですが、30~50歳という幅広い年齢層の、女性よりも男性に多く見られます。

 

肺胞たんぱく症の症状としては、咳・痰・動作時の息切れに加え、微熱や全身の倦怠感を伴うことがあります。

また、これらの症状が見られない患者さんも少なくはありませんが発症した患者さんの約3分の1は進行性のものですから、病状が悪化すると呼吸困難の症状がひどくなったり、感染症を合併して、命が危険にさらされてしまいます。

 

そんな肺胞たんぱく症が起こる原因として大きく関係しているのがマクロファージになります。そのマクロファージについて簡単にまとめてみましたので、参考になさって下さいね。

 

◆マクロファージって何?

肺胞の中には、マクロファージと呼ばれる貪食細胞が存在します。

そのマクロファージは、外部から侵入してきた細菌などの異物を食べて排除する働きを担っています。肺胞たんぱく症を発症している患者さんでは、肺胞に通常のマクロファージよりも5~10倍も大きいものが存在し、その細胞内に肺胞に溜まったものと同様の物質が見られます。

 

このことより、何らかの刺激によりマクロファージが食べきれないほど数多くのサーファクタント(タンパク物質の主成分)を肺胞上皮が生産することで、これが肺胞腔内に溜まるのではないかと考えられています。

 

この他にも、肺胞たんぱく症の原因としては、遺伝子の異常・大量の粉塵の吸入・感染などと言った様々なものが挙げられますが、これといった原因は未だに判明していないのが現状になります。

 

原因が何であれ、病状が悪化してしまうと命の危機にも関わってきますから、早期受診早期治療を心がけるようにしてくださいね。

 

 

(イラスト by: [//www.irasutoya.com/2013/01/blog-post_2580.html])

著者: みの痔さん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

肺胞タンパク症に関する記事

後天性の肺胞タンパク症!原因不明の特発性肺胞タンパク症はGM-CSF欠乏による?

  後天性の肺胞タンパク症は、原因疾患のはっきりしている続発性肺胞タンパク...

自己免疫性肺胞たんぱく症の治療法では何をするの?(後編)

  「自己免疫性肺胞たんぱく症の治療法では何をするの?(前編)」に引き続き...


息が苦しくなる肺胞たんぱく症、その予後の症状にはどんなものがある?

  皆さんは肺胞たんぱく症という病気をご存知でしょうか? 肺胞たんぱく症...

どんなものに注意するべき?特発性肺胞タンパク症の発症原因について

  肺胞タンパク症には特発性と続発性があり、続発性は続発する原因疾患が存在...

カラダノートひろば

肺胞タンパク症の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る