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健康診断・健康管理

献血前の食事、NGはあるの? 満腹時の献血も危険?!

献血をする際、その人の健康状態が良好であることは非常に大切です。

その献血者の体の状態を左右することの一つが、献血前の食事です。

 

健康的に食事をとっていることが基本

献血前だけでなく、いつも3食きちんと食事をとっていることは、健康状態をはかる指標として重要です。 

 

特に献血を受ける前の食事を抜いていたりして極度の空腹の状態では、採血によって献血者の健康状態が害されてしまう場合がありますので、献血を断られることがあります。

 

また、献血前や普段の生活で不摂生な食生活を送っていると、必要とされるヘモグロビンの量や血液比重が不足していると判断され、献血ができないことがあります。

 

献血前にNGの食事

基本的に献血前の食事は制限されるものではありません。しかし過度に脂っこい食事をとると血中の脂肪が増えてしまって献血ができないことがあります。

 

また、乳製品なども人によっては血漿をにごらせてしまうことになり成分献血ができないことがありますので、できれば前日の夜から食事には気をつけた方がよいでしょう。

 

満腹の献血も危険?

献血をする際は、当たり前ですが針を刺します。人によっては針を刺されたことによって、めまいや失神などの症状が引き起こされます。

 

これはしばしば貧血と勘違いされますが、献血では貧血をしない程度の血液を採取していますので、貧血ではなく血管迷走神経反射という反応です。針を刺されたことのショックとして体が反応してしまうのです。

 

この血管迷走神経反射は、満腹時に起こるリスクが通常時の約7倍あるとされていますので、満腹状態での献血は避けた方がよいかもしれません。

奉仕をするならばぜひ健康な血液を提供できるよう、まずは自分の健康状態に気を使いましょう。

 

献血時のリスクが通常の7倍?満腹時の献血はNGって本当?

まずはじめに、命に危険が迫っている患者さんを救う輸血医療を支えているのが、献血になります。というのも、血液は現代の技術ではまだ作り出すことが不可能で、長期間保存できないからです。ですから、一人でも多くの方からの献血が必要とされているのですね。

 

献血のタイミング

そんな献血ですが、献血者の健康を阻害しないように、様々な条件が設けられていることをご存知でしょうか?

 

その中でも「空腹時の献血は、めまいや気分不良などを引き起こしやすくなるため、食事をとられていない方からはご遠慮させて頂いております」という注意事項は、みなさんもご存知かと思います。

 

しかし、満腹である状態でも献血者の健康を阻害する場合があります。意外なことに驚かれるかもしれませんが、ちゃんとした理由があります。

こちらでは、満腹時の献血における注意点について簡単にまとめました。

 

満腹時の献血はNG?

食後すぐの満腹時に献血を受けると、食後5~6時間と比べ、血管迷走神経反射(VVR)と呼ばれる副作用が生じる危険性が7倍にもなることが知られています。

 

この血管迷走神経反射(VVR)は、症状としては吐き気やめまいなどが挙げられ、血行の変化や心理的緊張が原因となって生じる採血時の副作用のうちの1つとされています。

 

上記のような事象上の他に、さらに酷いものになると嘔吐や意識消失、けいれんなどの症状も合併する場合もあります。

 

どうして、満腹時にも血管迷走神経反射(VVR)が生じてしまうのでしょうか?それは、満腹時には体中の血液が消化活動を行うために腹部に集まり、その結果として脳の血流が減少しているからです。

 

問診時に「食事は済まされましたか?」という質問に対して、空腹時には献血を控える傾向にありますが、満腹時でも副作用があるということを頭に入れて置かなければなりませんね。

 

献血と体重の関係 体重によって献血量が変わる!?

献血において採血する血液や量などは種類があります。それと共に体重の制限などがあります。

 

献血と体重の関係

体重の重さはその人の体の大きさをあらわしているとも言えます。体の大きさはその人が持っている血液量の多さとほぼ同じと考えてよいでしょう。

そのため献血に際してその人の体重は重要になります。

 

特に注意するのは体重が少ない人の場合です。

 

※男性45kg以上、女性40kg以上

この制限で献血ができるのは、2種類の成分献血と、全血献血の200mLの場合です。

 

※男女とも50kg以上

50kg以上の体重が必要なのは全血献血の400mL献血の場合です。

 

実際その時に自分の体重が分からなくても、献血場所に体重計が用意されているそうですのでその場で確認できるようです。

 

体重と血液量

一般的に体の中を流れる血液の量は、男性の場合体重の約8%、女性の場合体重の約7%と言われています。その上で医学的には、循環血液量の15%以内であれば、急激になくなっても血液の循環に影響がないとされています。

 

ですから、体重50kgの場合、男性ならば600mL、女性ならば525mLまでの採血は問題がないということです。

 

成分献血の場合

成分献血の中の血漿成分献血の場合、献血量は300mL~600mLとなっています。これはその人の体重によって目安量が決まっています。

 

40kg~45kg未満:300mL

45kg~50kg未満:300mL~350mL

50kg~55kg未満:400mL

55kg~60kg未満:400mL~450mL

60kg~65kg未満:400mL~550mL

70kg以上:400mL~600mL

 

以上のようになります。

 

男性の場合はあまり体重の制限に引っかかる人は少ないですが、女性の場合は痩せている人も多いので50kg以上の制限に引っかかる人もいるようです。

 

エイズ検査を目的とした献血は絶対にやめましょう!

病気や事故などにより、輸血を必要とする方の人数は年々増え続けており、1日平均で約3,000人者人が輸血を受けているという計算になります。

そんな輸血は場合によっては1度に何リットルも必要となることがあり、年間で約1,800万本の血液製剤が医療機関に供給されています。

 

これほどまでに使われている血液ですが、残念なことに現在の技術では人工的に作ることは不可能となっています。

また、血液には有効期限があり長期間保存することが出来ません。

 

ですから、常時十分な血液を供給するためには、誰かからの献血が必要になります。

このように、1人でも多くの方からの献血が必要とされる現状にある中で、エイズ検査を目的とする献血を行う方があとを絶ちません。

 

エイズ検査を目的とした献血はダメ

献血を行っている日本赤十字社では、感染リスクが伴う方からの献血を未然に防ぐために、献血前には「お願い!」というリーフレットを確認してもらうようにしています。さらに、献血時には23項目の質問事項からなる問診票に回答しなくてはなりません。こうした質問事項の中には、かなりプライバシーに関わるものもあります。しかし、「責任ある献血」のために適切な回答をする必要があります。

 

このような対策をとっているのにもかかわらず、問診に正しく回答しない方が1人でもいると、輸血を受けた患者さんがエイズなどの感染病に罹患するなど、重大な結果を招いてしまうことがあります。

 

輸血医療を支えている献血制度は、国民の皆様からの善意で成り立っています。ですから、エイズ検査を目的とするような献血は絶対におやめ下さい。

 

あなたの軽率な行動が、患者さんだけでなく、そのご家族といった方々の深い悲しみに繋がることをお忘れなく。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-20掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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