妊娠・出産
妊娠中に尿蛋白…食事で気をつけるべきことって?妊娠中に注意したい尿蛋白値!
妊娠中は腎臓の働きが悪くなったりすることで、蛋白尿が出ることがあります。
腎臓の働きが低下すると血圧が高くなったり、疲労を溜め込みやすくなったりします。
薬をなるべく控えたい妊娠期は、食事療法を行いましょう。
妊娠中の尿蛋白
尿蛋白値の値は、尿にたんぱく質が流れ出ているということで、腎臓機能が低下していることを意味しています。
腎硬化症や人工透析を受けなければならない人は、この尿蛋白値が高いのです。
これらの病気以外でも尿蛋白値が増えることがあります。
それが妊娠中です。
定期健診で分かる!
妊娠中は定期健診が行われます。
尿検査や血液検査などから、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症) になっていないかなどを調べます。
この時の尿検査で、尿蛋白+となった場合、医師から気をつけるように言われるのではないでしょうか。
尿蛋白値を下げるには
尿蛋白値を下げるには、食生活や体重増加が関係してきます。
妊娠中であれば、急激な体重増加や、食べつわりによる塩分やカロリーの取りすぎなどが原因として考えられます。
妊娠中は急に脂っぽいものが食べたくなったり、特に食べつわりの場合、高カロリーのものを食べたくなってしまいます。
これが積み重なり急激な体重増加となり、尿蛋白値が上がってしまうのです。
ですから、体重増加を抑えるようカロリー摂取に気を使ったり、特に塩分の取りすぎに注意することで、この尿蛋白値を下げることができます。
尿蛋白値増加から妊娠中毒へ
尿蛋白値+位ならば、気をつけるようにという指示だけですが、これが尿蛋白値++とか、+++になってくると、妊娠中毒症の危険性があり、入院ということにもなりかねません。
妊娠して尿蛋白値+になった人はあまり気にすることはありませんが、元々尿蛋白値が出る傾向にある人、過去に健康診断などで尿蛋白値+になったことがある人は、妊娠によってさらに上がる可能性があります。
特に急激な体重増加や妊娠による体の変化やストレスなどによっても、尿蛋白値は上がることがあるので、注意するようにしましょう。
妊娠中は尿蛋白値が上がりやすいです。
食べつわりによる体重増加や塩分の取りすぎ、ストレスなども原因のひとつとなります。
尿蛋白値+となった場合は、カロリー摂取量や塩分の取りすぎに注意して、疲れを溜めないような生活を心がけましょう。
この症状は腎臓低下のサイン!
腎臓は老廃物を排出したりすることで体を健康に保つ役割を持っています。
しかし何らかのことが原因で、腎臓の働きが低下するのです。
腎臓の働きが低下すると下記のような症状が現れます。
・体の疲れがとれない
・むくみやすい
・動悸がする
・蛋白尿が陽性になる
・頭痛
腎臓の働きが低下したときの食事
腎臓の働きが低下したときの食事は症状によって異なりますが、一般にはタンパク質や塩分を控えることをします。
また、エネルギーのあるものを十分にとります。
たんぱく質
たんぱく質は腎臓に負担を与えてしまいますので、減らすようにします。全く摂らないというわけではなく、良質なたんぱく質を適量摂るようにしましょう。
良質なたんぱく質とは、肉や魚、豆類などです。
エネルギー
エネルギーは、摂取したタンパク質を活用するために欠かすことができません。腎臓病の人は、医師による指導のもとエネルギー量をコントロールします。太り気味の人は、エネルギーを制限することもあります。
塩分
塩分は控えなければ腎臓に負担がかかります。減塩食に切り替えましょう。
症状によっては、ゆっくりと休養をとり塩分を控えるだけでも効果がみられます。体の不調が現れたら、すぐに医師に相談しましょう。
もとから腎臓病などの持病を持っている場合は、妊娠中の食事や生活などを主治医とよく相談をしておきましょう。
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(Photo by: http://www.ashinari.com/)
著者: カラダノート編集部