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気になる病気・症状

慢性膵炎が悪化すると、アミラーゼの値が下がるって本当?

膵炎などの膵臓の異常は、血液中のアミラーゼの量で発見されることが多いです。
アミラーゼの値が高くて健康診断にひっかかったというのをよく耳にします。
アミラーゼの値が高いということは、膵臓の異常や唾液腺の異常が考えられます。
膵臓の異常とは主に、膵炎や膵臓がん、慢性腎不全などです。
これらの病気は、二次の検査として超音波検査やCT検査、腫瘍マーカーなどで判別されます。

まれにアミラーゼの値が低いということがあります。なぜアミラーゼの値が低くなるのか、そして低いとどうなるのかをお話します。

 

アミラーゼが低くなる病気とは?

アミラーゼが低いことで考えられる病気は慢性膵炎です。
先程値が高いと膵炎の可能性があると記述しましたが、値が低くなるのは末期状態の慢性膵炎のことです。
つまり状態が悪くなった膵炎の場合はアミラーゼの値が正常値よりも格段に下回ってしまうのです。
膵炎とは、膵臓の炎症から始まります。
膵臓の細胞が繰り返す炎症で破壊され、すい臓自体が硬くなって萎縮してしまいます。
すい臓には消化酵素を分泌する機能血糖値を調節するホルモンを分泌する機能があります。
破壊されている初期の段階では腹痛が激しく起こり、病院へ駆け込む人も少なくありません。
ただし、慢性膵炎末期になると、細胞の破壊が広範囲に及び痛みが一度軽減します。
この時期にアミラーゼという消化酵素の分泌が低下してしまうのです。
つまり、今まで高い値を示していたアミラーゼが低い値になるということは、病状の悪化を示しているのです。

 

慢性膵炎の患者は年々増加しています。その理由としてあげられるのが、大量の飲酒です。
ほかにも暴飲暴食や喫煙、遺伝的要素、高脂血症、副甲状腺機能亢進症などもありますが、やはり飲酒による割合がとても多いです。

 

膵炎になった場合、ほとんどの人が経験する腹痛ですが一般の腹痛とはどう違うのでしょうか?

以下のような特徴があります。
・上腹部が痛む
・背部も痛むことがある
・痛みが持続する
・鎮痛剤が効かない
・アルコールや脂肪摂取後に悪化する
・上向きにねると痛みが悪化
膵臓の腹痛はこのような特徴があり、普段の腹痛とは何かが違うと感じることも多いはずです。

膵炎のうちアルコール性の膵炎は、予後があまりよくないと言われています。そのためアルコールを止めることも治療の一つなのです。
一度悪化してしまうとほとんど回復しない膵炎は、とても怖い病気です。
膵炎にならないためにも、暴飲暴食、飲酒などの習慣は改善すべきです。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2012/02/06-357120.php)

 

著者: respo naokoさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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