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育児・子供の病気

小児がんの1つ“小児急性白血病”とは?

 

小児の中で、最も頻度が高い癌に、“白血病”があります。

耳にすることや、その病気の存在自体は知っていても、実際には具体的にどんなものなのか知らない人は少なくありません。小児急性白血病について、調べてみましょう。

 

 

◆白血病とは?

白血病とは、血液の癌と言えます。血液細胞が作られていく過程で、細胞が癌化してしまい、血液中に増えていってしまうというものです。

血液細胞には、白血球・赤血球・血小板とありますが、どの細胞も癌化してしまうと“白血病”と呼ばれます。

 

◆白血病と急性白血病の違いとは?

白血病とは、発症頻度が最も高い癌で、全体の3分の1を占めています。そのうち95%が、“急性白血病”と診断されます。

 

小児の急性白血病は2種類あり、急性白血病のうち4分の3、“急性リンパ性白血病(ALL)”で、4分の1“急性骨髄性白血病(AML)”です。

稀に、この2種類以外の白血病になる場合もあります。

 

◆急性リンパ性白血病(ALL)の詳細

リンパ球系の血液を作る細胞が腫瘍化してしまうことで起こる疾患です。乳幼児期の急性リンパ性白血病は、母親のおなかの中にいる胎児期の段階で、白血病に関わる遺伝子異常が発生することが多いため、胎児期に白血病化します。

 

近年では、治療にイマチニブという抗悪性腫瘍剤を使用することで、予後の回復長期生存率もあがっている傾向にあります。

 

◆急性骨髄性白血病(AML)の詳細

骨髄系の血液を作る細胞が腫瘍化してしまうことで起こる疾患です。

急性骨髄性白血病も、急性リンパ性白血病と同様で、母親のおなかの中にいる胎児期の段階遺伝子異常が発生し、胎児期には白血病化してしまいますが、さらに、生後にも、第2の遺伝子異常が加わって、白血病になると考えられています。

 

複数の抗がん剤を用いて、化学療法を行い、寛解を目指します。予後不良と予想される症状に対しては、化学療法だけでなく造血幹細胞移植なども考えていきます。

 

◆どんな症状がみられる?

発熱や、顔色が悪い、紫斑、鼻血などの症状がみられます。これらは血液を作る細胞が正常に機能しないことで起こる症状といえます。その他にも、骨の痛みや、関節痛、リンパ節の腫大など、白血病の増殖によって引き起こされる症状もみられます。

 

◆治療の方法は?

一番は抗がん剤を投与することで、癌の細胞を死滅させていく方法が最適です。しかし、急性リンパ性白血病と、急性骨髄性白血病とでは、治療する薬の種類も方法も異なります。

 

急性リンパ性白血病に対しては、現在の日本の医学で、90もの確立で治癒が可能になっており、そのうち70%以上化学療法のみで治癒をしています。

 

また、急性骨髄性白血病に関しても、3種類の強力な薬を用いて治療を行います。

治療が困難であったり、再発してしまったという場合に関しては、造血幹細胞移植が適応されます。

 

◆小児急性白血病かもしれないと思ったら?

まずは、専門の病院に速やかに受診をしましょう。早期の発見が重要になります。

白血病ではないにしても、お子さんの異変を感じ取ったときには、出来るだけ早急に対処してください。

 

 

お子さん自身は自分の体に何がおこっているのか解りません。また、その体調の異変を訴えるだけの力や、伝達能力があるかどうかも、年齢によって、状況によって、言い出せないこともあります。

一番身近で、異変を察知できるのは親御さんしかいません。お子さんの様子が変だなと感じたら、速やかに受診をしましょう。

 

(photo by: //www.ashinari.com/2011/05/22-347845.php?category=288 )

著者: hatamaiさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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