育児
子どもが突然倒れる!?考えられる原因とは?
お子さんが急に、倒れてしまう!という場面に直面することが、稀に起こってしまいます。今まで何事もなく、ましてや病気や風邪でもないのに急に倒れてしまった…このような場合には、どんなことが原因として考えられるのでしょうか?
◆貧血であることが原因かも…?
大人と違って日々大きく成長しているお子さんは、成長に伴い、造血が追いつかず貧血気味になってしまうこともあります。
お子さんが女性であれば、小学校高学年・中学校あたりには月経が始まるので、月経によっても血液が不足してしまう状態に陥ってしまいます。貧血症状が原因で倒れてしまうことは珍しくありません。
◆食生活やお菓子の食べすぎ、肥満体型が原因かも…?
お子さんが倒れてしまう原因として考えられるものに、食生活の乱れや、お菓子などの食べすぎ、肥満体型によって起こる低血糖体質が要因だという声もあります。
低血糖体質の場合、症状として、眩暈・ふらつき・転倒などがみられますが、それら以外にも、動悸・吐き気・頭痛・顔面蒼白・物忘れが酷いなどの症状もみられます。
食生活を見直すだけでなく、適度な運動を行い肥満体型を直すことも大切です。
◆大型テレビによる光過敏性てんかんが原因かも…?
お子さんが静かにテレビを見ていて、ママは安心しながら家事をする…どこのご家庭でも見受けられる風景だとは思います。しかし何の前触れもなく、お子さんが急に倒れてしまった!なんて事も起こってしまいます。その原因として考えられるものが、光過敏性てんかんだと言えます。
1997年に問題となった、“ポケモンショック”はご存知でしょうか。1997年12月に放送されたテレビアニメ、ポケットモンスターを視聴していた児童たちが、光過敏性てんかんを起したという事件です。
目に刺激的なストロボやフラッシュなどの激しい点滅映像が25箇所にわたり、1秒間以上も連続して使用されており、その刺激によってテレビを見ていた児童のうち、全国で約750万人もの発症者が確認されました。
お子さんは、つい夢中になってしまい、テレビのすぐ側で見てしまうことや、最近のテレビはかなり大きいタイプの物がご家庭用として販売されていたり、室内も壁紙やフローリングを落ち着いた雰囲気にみせるため、暗めにしてあるおうちが増えていることも症状発症の背景にある現状です。
お子さんが急に倒れてしまうと、ママも気が動転してしまいます。こんな時でも落ち着いて、素早く対応できるように、“子どもが急に倒れてしまう原因はどんなことが考えられるのか”を知識として知っておくだけでも心強いです。
お子さんの意識が戻って、何事もなかったように過ごしていたとしても、何かしらの原因があればまた倒れてしまう危険があります。一度大きな病院へ行かれることも検討してみてください。
(photo by:http://www.ashinari.com/ )
著者: カラダノート編集部