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生活習慣病

糖尿病治療最前線-再生医療でできること

 

下肢の血管が詰まって痛くて眠れない、

小さな傷口から細菌が入って足が腐る――。

こうした糖尿病特有の合併症を血管そのものを再生することで、

改善する方法が注目されています。

 

ここでは再生医療の現場で現在行われている

最先端の糖尿病治療について、いくつか簡単に触れておきましょう。



●幹細胞を使った「骨髄細胞移植による血管再生療法

患者の骨髄液を腸骨から採取し、骨髄幹細胞を虚血状態にある足の筋肉内に注射する(60~80カ所)治療法。

骨髄とは、いわば血液の製造工場で、

ここには細胞の増殖・分化を促す増殖因子も含まれています。

血管を新たに再生することで、歩けないほどの足の痛みなどの症状が改善されています。



●骨髄幹細胞浸透人工真皮による組織再生

抹消動脈疾患などで潰瘍や壊疽がある、または多剤耐性菌(特定の抗生剤を使い続けることで抗生剤が効かなくなった細菌)により複数の

感染を合併した場合に行う治療法のひとつで、

骨髄幹細胞を下肢筋肉中に注射し、同時に壊疽が進行して

欠損している部分に、外科手術によって感染部分を除去した後、

骨髄幹細胞を浸透させた人工の真皮をのせる。

足の切断などを宣告された患者に行われ、成功例のある治療法です。



DDS徐放化蛋白ハイドロゲルによる血管再生療法

「DDS」とはドラッグ・デリバリー・システム(薬物伝達システムの略)。「徐放化」とは目的の部分に一定時間ゆっくり与え続けることです。

「蛋白」とは細胞増殖因子。

治療法としては、「b-FGF」(塩基性線維芽細胞増殖因子)という

細胞増殖因子をハイドロゲルに混ぜ、患者の下肢の筋肉に

注射するものです。下肢の血流を増加させ、

経皮酸素分圧を増加させることで、難治性潰瘍を治癒させるなどの

効果を上げています。



●低出力体外衝撃波による非侵襲的血管再生療法

尿路結石の治療などで使われる「衝撃派」を血管を失っている部分に当てることで再生しようという治療法。体にやさしく、副作用もなく、

繰り返し行える。中軽度の閉塞性動脈硬化症など

高齢で重い心血管障害や腎症を合併している人に。

下肢の血流を増加させ、潰瘍の治癒にも効果が実証されています。



●高気圧酸素治療(HBO)

2・8気圧の環境を装置のなかで人工的に作り上げ、

そこで患者が濃度100%の酸素を吸入することで

組織内に溶け込む酸素を増やし、治癒力を高めるという治療法。

これも体にやさしく、また装置内の酸素濃度を25%以内に

押さえることで安全に酸素を送り届けることができます。

難治性潰瘍治療のほか、予後の予測ができるというメリットもあるとか。



これら最先端医療を行う医療機関は全国でも限られていますので、

情報収集や事前調査がモノを言います。

 

 

(Photo by //www.flickr.com/photos/tamaiyuya/6133317740

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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