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気になる病気・症状

自己免疫性肺胞たんぱく症の治療法では何をするの?(前編)

 

まずはじめに、肺胞たんぱく症は発症原因により

・自己免疫性肺胞たんぱく症

・続発性肺胞たんぱく症

・先天性肺胞たんぱく症

の3つのタイプに分類することができます。こちらでは、その中でも特に自己免疫性肺胞たんぱく症の治療方法について、前編と後編にわたってご紹介します。

 

◆自己免疫性肺胞たんぱく症の治療方法

症状が軽度のもので、日常生活に支障がない場合には、定期的な経過観察でも構わないでしょう。咳や痰が伴っている方の場合ですと、去痰薬と呼ばれる痰が出やすくなる薬を服用しても良いです。

 

ですが、息切れが生じ始め、仕事や日常生活に支障が出るようであったり、動脈血の酸素濃度が低下するようなら、頃合いをはかり肺胞に蓄積したサーファクタントを除去する必要があります。

その方法は2種類ありますので、この度の前編ではその1つを紹介したいと思います。

 

・全肺洗浄

<治療方法>

2つあるうちの片方の肺全部を生理食塩水で満たし、肺に軽く振動を与えることでサーファクタントと食塩水を混ぜた後に、液を回収することでその名の通り肺を洗ってしまう治療法になります。

手術室で全身麻酔を施した後、麻酔科の医師と共に治療を行います。

 

1日で両方の肺を洗浄してしまう場合と、1週間ほどの間隔を空けて片方ずつ2回に分けて行う場合があります。

サーファクタントを肺から除去する方法としては一番確実とされており、昔から現在に至るまで肺胞たんぱく症の標準的な治療として行われてきました。

 

<注意点>

全肺洗浄にも注意点はいくつかあります。

まず、肺に感染症がある場合にはそれを悪化させる恐れがあるため、行うべきではないとされています。

次に、肺が部分的に壊れてしまっていると、洗浄が不十分になることから、洗浄後の合併症も生じやすくなるので実施できないという場合もあります。また、洗浄中に酸素が極端に下がるであろう場合には、特別な準備が必要となります。

 

 

このような方法で行われる全肺洗浄ですから、全肺洗浄が適しているか否かは、経験豊富な呼吸器科医と麻酔科医の専門的判断が必要となります。

肺胞たんぱく症に悩まされている方、もしくは肺胞たんぱく症とよく似た症状がある方は一度、医師に相談してみてはいかがでしょうか?

 

 

(イラスト by: [//www.irasutoya.com/2013/06/blog-post_3408.html])

著者: みの痔さん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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