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自己免疫性肺胞たんぱく症の治療法では何をするの?(後編)

 

自己免疫性肺胞たんぱく症の治療法では何をするの?(前編)」に引き続き、こちらでも肺胞たんぱく症の中でも特に自己免疫性肺胞たんぱく症の治療法について簡単にご紹介したいと思います。

 

その前に、自己免疫性肺胞たんぱく症についてご説明したいと思います。

成人の肺胞たんぱく症のほとんどがこの自己免疫性肺胞たんぱく症になります。

 

この自己免疫性肺胞たんぱく症では、肺胞マクロファージを活性化する物質であるCM-CSFと呼ばれる刺激因子に対する抗体ができてしまいます。通常ならば、肺サーファクタントは肺胞マクロファージに分解されるものです。

しかしこうなってしまうと、肺胞マクロファージが肺サーファクタントを処理できなくなってしまいますから、結果的に肺サーファクタントが肺胞内に貯留してしまいます。

 

このような原因で生じる自己免疫性肺胞たんぱく症ですから、肺胞に溜まった肺サーファクタントを洗い流すのが一番効果的な方法とされているんですね。では、全肺洗浄の他の洗浄方法についてご紹介したいと思います。

 

◆反復区域洗浄

<治療方法>

全肺洗浄は肺全部を洗浄したのに対して、この反復区域洗浄は片方の肺の一部を気管支内視鏡を使って何回かに分けて洗浄する方法になります。喉と気管支に麻酔をかけて、意識がある状態で行いますから、外来でも可能となります。

 

動脈血の酸素濃度の低下がさほどではなく、サーファクタントが溜まっている部分が洗浄に適している時に、患者さんの都合により全肺洗浄が困難な場合に行われることが多いです。ただし、効果は全肺洗浄に比べると不確実となります。

 

 

このように、反復区域洗浄は全肺洗浄に比べると治療も手軽に行える反面、全肺洗浄よりも治療効果が得られにくいという点もありますから、全肺洗浄か反復区域洗浄かどちらの治療方法を選ぶか、もしくはどちらの治療方法が適しているかは担当の医師とよく相談して下さいね。

 

(イラスト by: [//www.irasutoya.com/2013/09/blog-post_9934.html])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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