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気になる病気・症状

肺胞たんぱく症の原因「肺サーファクタント」って一体何なの?

 

肺胞たんぱく症とは、気管支の末端に連なる肺胞の中に、タンパク質が溜まることで肺のガス交換が阻害されてしまう病気のことをいいます。

初期症状としては、咳や痰が挙げられますが、症状が進行し悪化してしまうと、息切れの他に呼吸困難などの症状がみられるようになります。

このような肺胞たんぱく症において、深く関係してくるのが「肺サーファクタント」と呼ばれる物質になります。

こちらではその肺サーファクタントとは何なのか、について簡単にご紹介します。

 

◆そもそも肺サーファクタントって何?

肺胞はとても小さな袋ですから、膨らみにくいという性質があります。風船も小さいうちは膨らみにくく、強く息を吹き込まないと大きくならないということに覚えがあるかと思います。肺胞が膨らまないことには空気が入りませんから、正常な呼吸をすることが不可能になります。

 

そこで、肺サーファクタントは肺胞の表面を薄く覆うことで、その表面張力を弱めてしまうことで肺胞を膨らみやすくするという働きがあります。

この働きのお陰で呼吸ができているというわけなんですね。

 

 

◆肺サーファクタント量の調節が大きく関わっている?

肺サーファクタントは、肺胞の一部の細胞で生産され、肺胞の中で「丁度良い」量に調節されています。

その調節の働きを担っているのが肺胞マクロファージと呼ばれる貪食細胞になります。

 

肺胞マクロファージはサーファクタントを取り込んだ後、細胞内で分解してしまいます。

しかし、何らかの理由でこの肺胞マクロファージの働きが低下してしまうと、肺サーファクタントの処理が滞ってしまうことから、肺胞内に肺サーファクタントが滞留するようになります。

その結果、空気が十分に肺胞に取り込まれなくなることから、血中酸素濃度が低下してしまいます。これが多くの場合の肺胞たんぱく症の発症原因になります。

 

以上から、肺胞たんぱく症においていかに肺サーファクタントが深く関わっているか、お分かり頂けたでしょうか?本来ならば肺胞を広げる役割を担っている肺サーファクタントが、一転して呼吸を阻害しているというのはなんとも皮肉なことですね。

 

 

(イラスト by: [//www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_4507.html])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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