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死に至ることもある多血症!放置すると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが!?

 

生の結果としての症状というイメージが強くなるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。

 

血液異常の多血症

血液がドロドロというのは赤血球の多さと関係します。この赤血球が異常に多くなってしまう病気に多血症という病気があり、脱水や、何らかの病気、遺伝子異常などによって赤血球が増加し、多血症が起こります。

 

多血症の治療的食事

多血症は食事によって改善することは難しいですが、ドロドロと粘性の高くなった血液によって血管が詰まりやすくなったり、血栓ができたことによって脳梗塞や心筋梗塞が起こりやすくなりますので、それを予防するために食事を考えることは重要です。

 

水分をたくさん取る

…多血症の場合血液の濃度が高いため、水分を通常よりも多くとることが重要です。

水分といってもビールやコーヒーやジュースといったもので水分をたくさん取る人がいますが、これは逆に血のドロドロを加速させることになるため避けなければなりません。

最も良いのは水で水分をたくさん取ることです。水にならんでお茶でもよいのですが、お茶の場合、利尿作用によって逆に水分が出てしまうこともあるため、やはり水によって水分を多くとるのがよいです。

 

肉や脂を控える

…ドロドロ血液を加速させないためには、食事によってコレステロール値や中性脂肪値が高くならないようにすることも重要です。

肉や脂を抑えると主に野菜や果物を多めに取ることがよく、炭水化物もほどほどにした方がよいでしょう。

 

食事だけでなく血管を細くする喫煙も避けたほうがよいです。基本的には生活習慣病に対して気をつけるべきことを気をつけるのがよく、食事においてはバランスを考えるのが最も重要です。

 

原因によって重症度も大きく違う!多血症を生じる原因疾患って?

血中の赤血球が異常に増える多血症という疾患があります。この多血症は一つの疾患として括れるものではなく、様々な原因の結果として見られる状態を指します。

 

多血症の原因は幅広くあり、原因によってその重症度も大きく違います。ですから治療方法を選択する際には、多血症を生じている原因が判断の基準になります。

 

真性とそれ以外

遺伝子異常によって赤血球が増大してしまう多血症と真性多血症と言います。治療を選択する際にはまず、この真性多血症かそれ以外かという判断が必要になります。

 

真性多血症なら

血液を抜いて赤血球数を安定させる瀉血に加え、必要に応じた化学療法が積極的に行われる。

 

真性多血症以外なら

赤血球が増加している原因を探って、その原因を解消する。

 

それ以外の原因って?

真性多血症以外の原因として特別に治療が必要になるのは、何らかの疾患によって多血症が引き起こされる場合です。

 

生活習慣病

高脂血症や高尿酸血症などの生活習慣病では代謝の異常が起こり、血漿の量が減少して相対的に赤血球の量が増えたように見えることがあります。

 

酸素欠乏性多血症

…呼吸器の機能低下や心臓や血管の働きが低下していることによって体組織が酸欠状態になった結果、造血因子であるエリスロポエチンの産出臓器である腎臓および肝臓が反応してエリスロポエチンを増産し、これに伴って赤血球が量産され血液の機能を保持しようとします。この場合原因となる状態や疾患を解消することが必要です。

 

非酸素欠乏症の多血症

エリスロポエチンを産出する細胞や、腎組織に異常があり、エリスロポエチンの産出が亢進することで生じる多血症です。この場合、細胞の腫瘍的増加や、水腎症などの腎疾患が原因となることがあり、これを解消することが必要です。

 

ただし、原因の特定が困難な場合や早急に赤血球の量を減らす必要がある場合は、合併症が見込まれる場合は瀉血などの処置が適宜行われます。

 

軽視されがちな多血症の症状…放置すると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが!?

多血症とは血液中の赤血球数が増加する病気です。

多血症には血液の中の液体成分である血漿が少なくなることで、赤血球の量が相対的に高くなるものと、全体の赤血球の量自体が増加するものの2種類があります。

いずれも血中の赤血球の割合が増加することで生じるものです。

 

多血症の症状

多血症はその原因によって様々なタイプにわけられますが、見られる症状はそのタイプでも基本的には変わりません。

 

・赤ら顔

・目の角膜など粘膜の充血

・鼻の先や唇、頬、指先の濃い赤み

・頭痛、耳鳴り

・のぼせ、入浴後の皮膚のかゆみ

・しびれ、めまい、倦怠感

・不眠、寝汗

・皮下出血

・体重減少

・感覚異常

・呼吸困難(感)

 

腹部痛

これらの症状は一般的にどの疾患でも見られる症状で、特徴的な症状が見られるわけではありません。

そのため、症状が見られていてもそれを軽視して放っておいてしまうことが多くあるようです。

 

そのままにしておくとどうなるの?

これらのごく一般的な症状が長く続いたり、以前と変わって起こるようになっても適切に治療を受けないと、増加した赤血球によって高血圧などの状態になっていきます。

そこから血管の障害が生じる可能性が高くなり、血栓の形成から脳梗塞や心筋梗塞と言った疾患を発症するリスクが高くなります。

 

気づいて早期治療を

症状だけであればちょっとした体の不調で済まされてしまうものかもしれませんが、上記のような心筋梗塞や脳梗塞の可能性もあります。

多血症を引き起こしている疾患があればその治療が必要になる場合もありますので、見られる症状だけで軽視するわけにはいきません。

 

多血症のタイプによって原因となる疾患の症状も併せて見られるなど、それぞれの多血症で微妙に異なる部分があるようです。合併症を引き起こすほど進行する前に、気づいてあげられると良いですね。

 

遺伝子異常によって生じる真性多血症の治療法…"瀉血"ってどんな治療法?

赤血球が異常に増えてしまう疾患に、多血症という疾患があります。多血症が生じる原因によっては赤血球が増えて見えるだけのものもあり、水分補給をするだけで改善するケースもあります。

しかし、中には遺伝子異常によって生じる真性多血症というものもあります。

 

真性多血症

真性赤血球増加症とも言い、造血幹細胞という全ての血液細胞の元になる細胞が腫瘍化して発生する血液腫瘍疾患です。白血病などと同じで慢性骨髄増殖性疾患に入ります。遺伝子に異常があることによって骨髄の造血細胞が異常増殖してしまい赤血球が異常に増えてしまいます。

 

瀉血治療

この多血症の治療方法として最も一般的な初期治療が瀉血(しゃけつ)という治療法です。多血症は赤血球数が600万/μ以上、ヘモグロビン18%以上、ヘマトクリット55%以上という数値が基準にあるのですが、瀉血では血液を抜くことによってこの数値を安定させます。

特に赤血球の数を減らして血液の粘性を抑えることが目的で、ヘマトクリットが高いときには積極的に早期の段階で行われます。

 

瀉血によって

瀉血は血液をぬくことによって血中の数値を安定させようとするものですが、それでも血液は常に造られているのだからすぐに戻ってしまうのではと思うかもしれません。しかし実際体の造血作用はそう早くはありません。

例として一回の瀉血で400ccの血液が抜かれたとします。赤血球はその約6割ですので240ccが失われたことになります。これに対して赤血球は1日に約17ccしか造られません。

そのため失われた分が元に戻るには計算上は半月、実際には個人差はあれど、約1ヶ月かかるそうです。また、瀉血によって血漿の量が急激に減ることで体が信号をだし、血漿を増やそうと働きます。

結果的にそれによって赤血球の量が薄まるということも言えます。

 

瀉血によって体は大きく変化しますので、直後にはのどが渇くなどの症状が見られるようです。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2009/08/02-025707.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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