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真性多血症、二次性多血症、ストレス性多血症など、多血症の原因はこんなに違う!

貧血はよく知られている病気ですが、その逆の症状が起こる病気に多血症という病気があります。多血症は、赤血球増多症とも言い、赤血球が異常に増えてしまう病気でいくつかの種類があります。

 

多血症はその原因や状態などの違いから相対的多血症、続発性多血症、真性多血症と分けることができます。

それぞれの多血症は 以下のように実に様々な原因から生じます。

 

相対的多血症の原因

相対的多血症とは名前の通り、本当は赤血球が増えていないのに、他の血液成分と比較して相対的に赤血球が増えているように見えるものです。これは血液中の液体成分の血漿が減少するために、赤血球の数が多くなったように見えます。

 

この相対的多血症の原因は以下のようなものです。

 

・脱水

水分の摂取不足や、嘔吐・下痢・発汗・利尿剤の使用などによる水分の喪失によって血漿の絶対量が減少する

 

・水分移動

何らかの疾患によって血漿と体細胞組織の間の水分移動がうまくいかなくない

 

・喫煙やストレス

疾患による水分移動の障害と同じことが喫煙やストレスでも起こる

 

続発性多血症

慢性の肺疾患や先天性の心疾患などが原因となって赤血球が増えてしまうのが続発性多血症です。何らかの疾患に続いて起こる為、二次性多血症とも言います。

続発性多血症は何らかの原因で造血に必要なエリスロポエチンの量が増えるため赤血球の数が増えるのですが、体が酸欠状態になるとこの働きが見られ、以下のような原因、状態で起こりやすいようです。

 

・空気の薄い高値などでの生活

・慢性閉塞性肺疾患など、肺の異常による酸素の吸引不足

・心臓や血管以上による血流不足

・異常ヘモグロビン症

・赤血球内の2,3-ビスホスホグリセリン酸塩(2,3-BPG)量の低下

・大量喫煙による一酸化炭素ヘモグロビン症

 

真性多血症

真性多血症は血液の腫瘍性の病気で、がんのように細胞が増えてしまうもので、これは遺伝子異常が原因だとされています。

 

どういった原因によって多血症が生じているかは、その疾患を理解する上で非常に重要です。特に多血症の原因はタイプによって大きく違います。

 

真性多血症・二次性多血症・ストレス性多血症…各多血症で見られる症状を知ろう

赤ら顔やのぼせ、頭痛、めまい、しびれ、目の充血…そういった症状が見られたとしても多くの人はちょっと体調が悪いのかなと思う程度だと思います。

しかし、もしかしたらこうしたちょっとした症状は血液の異常によって生じているものかもしれません。

 

多血症という血液の異常

多血症という血液に関する疾患があります。これは何らかの原因によって血液成分中の赤血球の割合が多くなってしまうことによって生じる状態で、上記のような様々な症状が見られます。

 

真性多血症

真性多血症とは遺伝子異常によって過剰に赤血球がつくられてしまう多血症です。頭痛やめまい、息切れ、不眠、疲れやすさなどといった症状が多いため、疾患があっても気づかないで過ごしてしまう人も多いようです。

また、手足が深紅色になったり、口の中や胃腸、性器からの出血が見られることもありますし、真性多血症を生じている人の半数に高血圧や脾臓が腫れると言った症状が出ます。

 

二次性多血症

遺伝によって生じる多血症の他に、何らかの疾患から多血症を生じることがあります。これを二次性の多血症、続発性の多血症と言いますが、この場合、原因になっている疾患の症状が強く出ることはありますが、多血症の症状はあまり見られないようです。

 

ストレス性多血症

ストレスが原因となって生じる多血症もあります。ストレス性の場合ストレスによって代謝機能に異常が生じて起こり、特に頭痛や倦怠感、感覚異常、めまい、呼吸困難などを感じることが顕著になるようです。

 

基本的にどんな原因によって起こされる多血症でも、症状は大きく変わりません。無症状の場合も多くあり、治療を必要をしないでも済んでしまうケースも多分にあるようです。

 

中高年男性に多い?!真性多血症、別名“赤血病”の治療法は様々あります

“白血病”という病名は聞き馴染みのある病名かと思います。しかし、中高年男性に多い“赤血病”と言われる赤血球の病気があるのをご存知でしょうか?ここでは、別名、赤血病と言われる【真性多血症】について書いていきたいと思います。

 

◆“真性多血症”とは?

真性多血症とは骨髄増殖性浮腫(MPN)の一つで、造血幹細胞に異常が起こることで、血液中の赤血球が沢山生産されてしまうという病気です。

 

赤血球だけでなく白血球や血小板など全体的に増殖していることが多いのですが、血液が多く作られてしまうことで、体の血管にまつわる病気を起すリスクが高くなってしまう危険な疾患です。

 

◆発症する人の特徴は?

真性多血症で、受診される患者さんの多くは、中高年男性がみられますが、稀に、女性であったり、幼いお子さんであったりと、年齢幅も広く、新生児であっても発症してしまう可能性があるほどです。

 

◆治療法とは?

【瀉血(しゃけつ)】

血液細胞が多すぎることが原因でおこる病気なので、一般的に多くおこなわれる治療としては、瀉血という、“血液を抜き、捨ててしまう”方法です。

 

瀉血を行う場合、一度だけの対処では、またすぐに造血されるので、繰り返し何度か瀉血を行う必要があります。繰り返しおこなうことで、自然と、貯蔵鉄がなくなり、造血が抑えされていきます。

 

【化学療法】

瀉血がおこなえない場合や、血液中に血小板が多くて、血栓のリスクなどが高い場合には、瀉血の治療法ではなく、化学療法で対処をしていきます。

 

患者さんの年齢や、妊娠の有無、副作用などの影響もあるので、投与する薬の種類には医師が十分に注意をはらい、考えて、どの薬を投与すべきか考えて治療をおこないます。

 

【抗血小板剤】

血栓症を発症するリスクを減らすために、低容量アスピリンなどの低血小板剤を使用することも多いです。

 

この低容量アスピリンは副作用が少ないため、安心して、リスクを抱える患者さんに使ってもらえるのですが、血小板の数値によっては、逆効果をもたらしてしまうこともあるので、医師の正確な判断が大切です。

  

この真性多血症は、男性に多く見られ、特に中高年~高齢者に多いとされている症状です。しかし、中には、稀に妊娠している女性が発症する場合もあります。

 

日本では、妊娠女性が真性多血症を発症したという症例が少ないので、治療には、特に慎重に行う必要があります。どんな方でも、発症するリスクはあるということが解ります。

 

(Photoby:足成)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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