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健康診断・健康管理

ASTとALTと肝臓疾患の関係とは?

 

肝臓はときどき負担がかかるくらいであれば自分で回復させることができる臓器です。しかし障害が蓄積することによってだんだんと回復機能が追いつかなくなり正常に機能しなくなります。

この肝機能と深い関係があるのがASTとALTという値です。

 

肝機能に異常が生じると…

肝臓の調子が悪くなると、ASTとALTという値の両方が上昇します。ASTとALTは酵素を指すのですが、ほとんど同じ働きをするものです。

ただしASTは肝臓以外の細胞にも存在するものであって、ALTは肝臓の細胞だけに存在します。

そういった違いはあるものの、肝臓の細胞が障害された場合にはどちらの値も上がる場合がほとんどです。

 

肝機能が正常なら40以下

ASTとALTの基準値はどちらも国際基準では40IU/L以下です。この値が少なすぎることは全く問題ありませんが、多ければ多いほど肝機能が障害されている危険があります。

40を超えると多少肝機能が障害されている可能性が出てきて、100前後になると健康診断で問題になってきます。

 

具体的な数値と肝機能

11~40

…正常。この範囲が正常値ですが、11より低くても問題ありません。

 

100以下

…100以下の数値の場合軽度の増加と判断できます。この程度であればウイルス性慢性肝炎、肝硬変、肝細胞がん、脂肪肝で多く見られる数値で、自己免疫性肝炎や薬物性肝炎、閉塞性黄疸の可能性もあります。

 

100~500

中程度の増加です。ウイルス性慢性肝炎で見られる数値で、他にも自己免疫性肝炎、急性アルコール性肝炎、薬物性肝炎、脂肪肝、肝炎ウイルス以外のウイルスによる急性肝炎、閉塞性黄疸、原発性胆汁性肝硬変、心筋梗塞、筋肉疾患、溶血性疾患の可能性もあります。

 

500以上

高度の増加です。ウイルス性急性肝炎の極期やウイルス性慢性肝炎の急性増悪で多く見られます。他には急性アルコール性肝炎、薬物性肝炎、肝炎ウイルス以外のウイルスによる急性肝炎、総胆管結石、心筋梗塞の可能性もあります。

 

1000以上

極度に肝臓の細胞が障害されている状態です。ウイルス性急性肝炎の極期や、ウイルス性慢性肝炎の急性増悪で多く見られます。

 

40を超えると肝機能が不調という範囲にとどまりますが、100~500の数値になった時点で立派な病気と判断されます。

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2012/05/29-362687.php?category=438])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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