カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 健康診断・健康管理 >
  3. 検査項目 >
  4. C反応性蛋白の検査を知ろう!数値、結果の見方から様々な検査法まで

健康診断・健康管理

C反応性蛋白の検査を知ろう!数値、結果の見方から様々な検査法まで

 

C反応性蛋白は別名CRP(C‐リアクティブ・プロテインの略)と言います。

体内で炎症反応や、組織の破壊などが起きているときに血清中に増加するたんぱく質で、肺炎球菌が持っているC多糖体と結合するため、C反応性蛋白と名づけられました。

当初は肺炎に特有の蛋白と考えられていましたが、炎症や組織破壊のある病気に陽性反応を示すため、この検査で病気を特定することはできません。

 

C反応性蛋白の検査ってどうやるの?

毛細管法と、生化学的な定量法の2種類があります。

・毛細管法

血清を毛管にいれ、そこにCRP坑血清を入れます。37度の温度で2時間、4度の温度で一晩冷やします。血清中にC反応性蛋白があれば、CRP抗血清と反応して白い沈殿物が出ます。その沈殿物があった場合は陽性、なかった場合は陰性となります。

 

・定量法

数値で示す検査法です。抗原抗体凝集物の度合いを装置により光学的に判定して、測定データにより定量化(数値化)して、測定値の度合いにより、重症度を判断します。

  

C反応性蛋白の検査をすると何が分かるの?

C反応性蛋白は炎症が起きたとき、24時か以内に急増し、2、3日後には減少するので炎症等の早期診断に役立ちます。

また、ほかの検査と併用することによって急激な組織の破壊や、病気の重症度、経過、治療成績などを判定することができます。

また、狭心症ではCRP値は陰性になりますが、急性心筋梗塞では陽性(高値)となりますので、これらを鑑別する材料としても用いられています。さらに、クラミジアなどによる慢性炎症が急性心筋梗塞の原因となることが近年の研究で判明し、このような場合にも低濃度のCRPの上昇が認められます。

  

異常が見られたら?

C反応性蛋白の検査結果だけでは判断はできないので、各種の検査を総合して判断が下されます。炎症疾患の回復期や、潜在的な細菌感染症が疑われる病体では、症状、病勢にあわせて繰り返し検査を行っていきます。

また、風邪などでもCRP値が上昇することもありますので、この場合は症状が落ち着いたときに再検査し、潜在的な炎症や疾患の有無を判定します。

 

C反応性蛋白の検査は病気の進行度、重症度、経過、予後などを知る大切な検査なのですね。

 

体に異常があると血中に増えるC反応性蛋白の数値を知ろう!

人間ドックや健康診断で行われる血液検査は知らない数値もたくさんあって、医師から指摘されない限り、あまり深く考えてみないことが多いと思います。

ここでは血液検査の中で体の中の疾患の可能性を指摘するC反応性蛋白の値について書いていきます。

 

CRP

C反応性蛋白はCRPという表記で血液検査の結果に記されています。体に異物が入り込んだり、異常があったときに、そこで体のために戦う働きをするものに、白血球などの免疫細胞があるのを知っている人は多いと思います。

C反応性蛋白は白血球に先行して炎症などが起きている場所に行き、目印などの役割として免疫機能を補助しているものと考えられています。

 

CRPの値

上記の通り、体の中に異常があったときに血中に増えるのがC反応性蛋白です。そこで気になるのがCRPの正常値ですね。以下でその具体的な値について見ていきましょう。

0.3mg/dL以下…一般的な基準値

 

0.4~0.9mg/dL…軽い炎症が検討される値

1.0~2.0mg/dL…中程度の炎症が検討される値

2.0~15.0mg/dL…中程度以上の炎症が検討される値

15.0~20.0mg/dL…重体な疾患を発病している可能性が検討される値

以上に見られるように数値が大きくなるほどに炎症の度合いが高くなっていきます。

また、ここでは炎症と書いていますが、炎症の他に細胞の破壊が進んでいる状態である可能性もあります。

  

ただし

上記に示した数値はあくまで一般的なCRP数値の指標であり、基準値内であっても疾患の可能性や、何らかの症状が出ている可能性がまったくないということにはなりません。

もっと細かく調べれば将来的な心筋梗塞の可能性なども指摘することができます。

 

CRPは可能性を示す値です。高い場合は特に体に何らかの異常が生じていると思った方がよいでしょう。

 

血中のC反応性蛋白の量を数値化したCRP 定性検査法で出された結果の見方

血液を調べる際、注目したい項目の一つがCRPという項目です。これは大きく言えば体に治すべきところがあるか無いかを示してくれる数値で、血中のC反応性蛋白の量を数値化しています。

 

C反応性蛋白の検査は、一定の血液の中に存在するC反応性蛋白の量を測定するために、定量法という方法の中の免疫比濁法という測定方法によって測定されます。

今はこれが主流で、0.3などの数値によってあらわされますが、以前は定性法という測定方法もありました。医師によってはその名残で定性法と定量法を併記している場合もあるそうです。

  

定性法の方が分かりやすい?

定量法ではC反応性蛋白の血中量を数値で表してくれますが、これは正常値などを知っていなければ数字だけ見ても「高いの?低いの?どっちなの?」となってしまいます。これに対して定性法の表記は分かりやすくなっています。というのも、定性法では大きく分けて

正常の場合:陰性(-)

異常の可能性がある場合:陽性(+)

と陰性陽性の形で書かれ、陽性の場合は数値の大きさ、つまり炎症の度合いや重要度の可能性に応じて+1~+6までの6段階で表記されます。

陰性や陽性といった言葉は他の検査でも使用する分、数値に関して分からなくても「陰性だから問題ないのか」と判断できます。

  

定性法と定量法

C反応性蛋白について知らない人が見ても分かるのが定性法の表記の仕方ですが、これでは細かい数値の部分が分かりません。

近年、C反応性蛋白の細かい数値を判別することによって、心筋梗塞のリスクなどを予想できるようになってきたためか、明確な数値で示す方がよいという流れで定量法が使われるようになってきたのです。

 

炎症の程度を細かく示す、あるいは示すことができるようになってきたことが、定性法から定量法への変化につながったのかもしれません。

 

C反応性蛋白質検査の定量検査を知る~様々な検査法があるんです~

急性期蛋白と言われるタンパク成分の代表にC反応性蛋白というものがあります。

C反応性蛋白と言われても馴染みがないかもしれませんが、血液検査の結果にあるCRPと書かれている部分の値がこのC反応性蛋白の量を示しています。

血中のC反応性蛋白は、急性炎症や組織障害の有無、そしてその程度を反映する値です。

そのためCRPの値を知ることは細菌感染や心筋梗塞、悪性腫瘍などの疾患の有無だけでなく重症度や経過、予後、治療効果の判定の基準として極めて有効と言えます。

 

数値=定量法

健診などで血液検査をした際、その結果が今は数値であらわされることが多く見られると思います。

もし、検査結果のCRPの欄が数値で表記されていたらそれは定量法という検査方法で測定されています。

定量法とは一定量の中にC反応性蛋白がどれくらいあるかを測定したもので、抗原抗体凝集物の度合いを専用の装置によって光学的に判定し、測定データを数値化する方法です。

 

2つの定量法

この定量法は検出方法の違いによって免疫比濁法と免疫比朧法(ネフェロメトリー法)に分類されます。

免疫比濁法は吸光度(透過光)を検出する方法で、免疫比朧法は錯乱光を検出する方法なのですが、これらの方法は測定試薬中に抗体を入れておき、検体中の抗原によって抗原抗体反応を起こさせるものです。

さらにこの試薬の中に抗体ラテックス粒子を結合させた抗体感作ラテックスを用いるラテックス凝集法もあり、組み合わせによって4つの方法から選択することになります。

 

現在はこの2つの定量法と、ラテックス凝集法を組み合わせた4つの測定方法によって行う検査が圧倒的に多くなっているようですが、どちらの測定方法を用いても数値の見方は変わりません。

 

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2008/09/30-008906.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

検査項目に関する記事

尿検査の項目 尿比重と尿糖定量とは 腎臓の働きや体の異常を知るのに重要です

尿比重は尿検査でよく見かける項目ですが、この検査からどのような病気の可能性が...

妊娠で尿糖が高い!これ以上尿糖を上げないための対策!運動は?食事は?~尿糖からわかる病気~

妊婦健診で毎回行われているのが、尿糖検査です。   その理由は、妊婦さん...


HbA1cは急激に下げると危険?血糖の状態を表す数値の1つHbA1cについて

  HbA1cという名称を聞いたことがあるでしょうか。これは、ヘモグロビン...

尿pH検査、尿酸値検査の目的とは?尿の酸・アルカリは重要!?尿酸値異常からくる病とは

尿検査において尿pHは項目の一つですが、具体的に尿pHとは何なのか、尿pH検...

カラダノートひろば

検査項目の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る