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強いトラウマが原因に… PTSDの3つの基本的症状

 

PTSDという言葉を良く聞くようになったのは、湾岸戦争から帰還したアメリカ兵が精神的な病をおっていることが広く知られたことに端を発しますが、もともと19世紀ぐらいから名前は違いますが、この病気については研究が進んでいました。

 

PTSDはPosttraumatic stress disorderの略で、日本語訳は心的外傷後ストレス障害といいます。名前の通り、何らかのストレスが原因で心に傷を負ったため、精神的な病にかかるということです。

 

PTSDの場合の心の傷は生死をわけるような経験によってもたらされるといいます。そのため、事故や災害時、戦争や天変地異などが原因でPTSDを発症する患者も多いのです。

 

他にも、虐待や体罰、強姦などの犯罪行為の被害者もまた、PTSDを発症する可能性があります。

 

PTSDの症状とは

PTSDの症状としては、PTSDと診断するための3つの基本的症状があると言われています。

1.心的外傷の原因となった事柄、関連する事物から回避する傾向

2.心的外傷の原因となった事柄の一部・全部の追体験(フラッシュバック)

3.精神的な不安定、不安や不眠症状

 

原因となる出来事の後、上記の症状が1ヶ月以上持続している場合に、PTSDと診断されます。

 

PTSDの患者は、強い衝撃を受けるとパニック状態に陥ります。その場合、カラダはショック状態にある精神機能の一部を麻痺させることでその状態に適応させようとします。

そのため、幸福感を失ったり、感情の麻痺などが起こります。

 

精神機能の麻痺が続くと、精神統合性の問題が生じ、その結果として身体的・心理的不調が現れます。具体的には、頭痛や悪夢、不眠、吐き気などがあります。

 

もし強いトラウマのある出来事が過去にあり、上記の基本的症状がある方はできるだけ早くお医者さんに診てもらったほうが良いでしょう。

 

PTSDの診断チェックシート!難しいけど…本格的にやりたいならこれでチェック!

震災や戦争の後に発症する人が多く見られ、よく知られるようになったのがPTSDです。

昔は女性特有のヒステリーと位置づけられたこともありましたが、今では様々な出来事が原因となって起こるものとされています。

 

その症状はPTSD?

PTSDを診断する方法のひとつがDSM-IV-TRによる診断です。これはアメリカの精神医学会が出している、精神障害の診断・統計マニュアルです。

 

PTSDの診断基準

以下がDSM-IV-TRの定める診断基準です。分かりにくい言葉がところどころにあるので補足をしながら載せています。

 

A.その人は、以下の2つが共に認められる外傷的な事件を曝露されたことがある(事件に直面したことがある)。

 (1)実際に、または、危うく死ぬ、または、重傷を負うような出来事を、1度または数度、あるいは自分、または、他人の身体の保全に迫る危険を、その人が体験し、目撃し、または直面した。

 

(2)その人の反応は強い恐怖、無力感、または、戦慄に関するものである。

注:子どもの場合はむしろ、まとまりのない、または興奮した行動によって表現されることがある。

 

B.外傷的な出来事が、以下の1つ(またはそれ以上)の形で再体験され続けている。

(1)出来事の反復的、侵入的、かつ苦痛な想起で、それは心像(心の中に思い浮かべるもの)、思考、または知覚を含む。

注:小さい子どもの場合、外傷の主題(中心的内容)または側面を表現する遊びを繰り返すことがある。

 

(2)出来事についての反復的で苦痛な夢。

注:子どもの場合は、はっきりとした内容のない恐ろしい夢であることがある。

 

(3)外傷的な出来事が再び起こっているかのように行動したり、感じたりする(その体験を再体験する感覚や、錯覚、幻覚、および解離性(自分ではないような感覚)フラッシュバックのエピソードを含む、また、覚醒時または中毒時に起こるものを含む)

注:小さい子どもの場合、外傷特異的な再演が行われることがある。

 

(4)外傷的事件の1つの側面を象徴し、または類似してる、内的または外的きっかけに曝露された(さらされた)場合に生じる、強い心理的苦痛。

 

(5)外傷的出来事の1つの側面を象徴し、または類似している、内的または外的きっかけに曝露された(さらされた)場合の生理学的反応性(冷や汗や動悸などの体の反応)。

 

C.以下の3つ(またはそれ以上)によって示される、(外傷以前には存在していなかった)外傷と関連した刺激の持続的回避と、全般的反応性の麻痺。

(1)外傷と関連した思考、感情、または会話を回避しようといる努力。

(2)外傷を想起させる活動、場所または人物を避けようとする努力。

(3)外傷の重要な側面の想起不能。

(4)重要な活動への関心または参加の著しい減退。

(5)他の人から孤立している、または疎遠になっているという感覚。

(6)感情の範囲の縮小(例:愛の感情を持つことができない)

(7)未来が短縮した感覚(例:仕事、結婚、子ども、または正常な一生を期待しない)

 

D.(外傷以前には存在していなかった)持続的な覚醒亢進症状(過剰に覚醒している状態)で、以下の2つ(またはそれ以上)によって示される。

(1)入眠、または睡眠維持の困難

(2)易刺激性または怒りの爆発

(3)集中困難

(4)過度の警戒心

(5)過剰な驚愕反応

 

E.傷害(基準B、C、およびDの症状)の持続期間が1カ月以上。

 

F.障害は、臨床上著しい苦痛または、社会的、職業的または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

 

EとFをまとめると、Aにあてはまり、かつB、C、Dで当てはまった症状が1ヶ月以上続いていることがひとつの条件です。

 

さらに、それらが重大な苦痛をもたらし、生活に支障が出ている場合にはPTSDと診断されます。

 

さらに分類されると…

PTSDと診断した上でさらに種類が分けられます。

症状の継続が3ヶ月未満の場合には「急性ストレス障害」と診断され、3ヶ月以上の場合には慢性ストレス障害であると診断されます。

 

また、症状の始まりがストレスを受けてから6ヶ月はたっている場合、発達遅延性のストレス障害であると診断されます。

 

気になったら専門医へ

実際にこれらの診断基準は病院でも使われているものですが、診断には医師の問診なども必要になってきます。

 

医師と話しをしていく上で発見される症状もありますから、こうしたチェックをしてみて気になれば、きちんと専門医へ相談してみてください。

 

PTSDチェックシート簡易版!特徴的な症状3つと併せて、セルフチェック♪

つらい出来事に出合った後、その出来事を思い出しては悲しかったり苦しい気持ちになっていないでしょうか?

心の傷は目に見えない分、診断が難しく、自分でもその傷に気づけないことがあります。

 

大きな心の傷、PTSD

震災や大きな事故の後、あるいはレイプや虐待といった出来事があった後に心に大きな傷を負うことがあります。

人によっては時間の経過と共にその傷も小さくなり、日常生活に復帰できることもあります。

 

しかし人によってはその傷の大きさに耐え切れず、いつまでもその傷を抱えてしまうことがあります。

 

そうしたつらい出来事によって、記憶がなかなか薄れなかったり、逆につらすぎる故に記憶がとんでしまったりするのをPTSD、心的外傷後ストレス障害と言います。

 

それはPTSD?

PTSDの診断基準は世界的に広く使われているものがあります。それに対してここでは簡易的なチェックシートをご紹介します。

 

・恐ろしい出来事が再び起こるような気がし、この気持ちは何の予兆もなく起こる。

・恐ろしい出来事を激しく怖がる記憶があり、それについての悪夢を見ることがある。

・恐ろしい出来事を思い出すような場所は避ける。

・何か突然のことに対して、過度にびっくりしたり、怒ったりする。

・人を信用できずに、打ち解けられない。

・怒りっぽい。

・他人が死んだ一方、自分が生きていることに引け目を感じる。

・夜眠れなかったり、筋肉が緊張して硬直する。

これらのチェック項目にひとつでもあてはまればPTSDの可能性があります。

 

PTSDに見られる症状

上記の簡易チェックシートでもそうですし、医師が診断のために使用するチェックシートでもそうですが、PTSDには3つの明確な特徴があります。

もし自分がPTSDではないかと思っているのなら、自分の症状と以下の3つの症状を照らし合わせて見てみて下さい。

 

再体験症状

フラッシュバック、夢などの形で、体験が繰り返されることです。その時同時に、動揺、動悸、冷や汗などの身体的反応も起こります。

 

回避/麻痺症状

体験に関係することを極力回避しようとします。体験した場所、体験に関わった人などを避けます。

また、体験の記憶の一部(あるいは全部)を思い出せないこともあります。

 

さらに、生活の中での興味関心が小さくなり、愛情や幸福感などを感じにくくなります。そのため将来のことにも否定的になります。

 

覚醒亢進症状

ちょっとした事にも驚いたり、何事に対しても必要以上に警戒し、イライラします。そのため睡眠障害なども起こりやすくなります。

 

自分や周りの人の症状と照らし合わせてみて

これらはあくまでも簡易的なチェックシートですし、PTSDの特徴です。

ですが、こうした症状を照らし合わせて、自分や周りの人で気になる症状があれば、専門医で本格的な診断をしてもらいましょう。

 

PTSDの場合、「つらい経験があったけど時間が解決してくれる」ものではありません。

放っておけばうつ病やパニック障害など他の病気の発症にもつながりますから、早めに気づいてあげてください。

 

周囲の理解が大切!災害や事故で発症する可能性あり!PTSDとは

自らが凄まじい外傷や死に直面するような体験をしたり、他者が同様の状況に直面したことを目の当たりにした出来事により心的外傷(トラウマ)を追い、その体験が極度なストレスとなり支障をきたす精神障害を『心的外傷ストレス障害(PTSD)』と言います。

 

心的外傷ストレス障害(PTSD)の原因

1.戦争

死と隣り合わせの恐怖は、実際に戦争体験をした人にしか知りえません。

長時間に及ぶ極度の緊張、拷問、略奪、戦争犯罪など物凄い恐怖と極度のストレスがあるでしょう。日本では第二次世界大戦を経験した多くの方がPTSDを患ったことでしょう。

 

2.犯罪

・性的暴行の被害者 

・強盗の被害者 

・傷害の被害者

・殺人未遂の被害者または他殺を目撃してしまった方

 

3.災害

自然災害:台風・ハリケーン・竜巻・地震

2011年3月、多くの被害を残した東日本大震災により心に傷を負い、今もなおPTSDで苦しんでいる方が多いのです

 

人為災害:火事・公害など

火事によって家族の誰かが亡くなったり、自分自身が酷い火傷を負ったなど

 

4.予期せぬ災難

交通事故により家族を失ったり、自分自身が死に直面したなど

 

主症状

心的外傷の後は、無気力になったり、無力感があったり、酷くおびえている状態です。その後、心的外傷ストレス障害を患うと更に精神状態が悪化します。

 

1、心的外傷を再体験するようなフラッシュバックが度々起こる

2、フラッシュバックにより生理的反応が起こる(心拍数や血圧の上昇、発汗など)

 

治療法

1、カウンセラーの協力を仰ぐ

心に負った酷い傷をカウンセリングをしながら少しずつ改善していきます。

 

2、薬物療法

専門医により抗うつ剤や抗不安剤を処方してもらいます 。

PTSDはきちんとした治療を行えば少しずつではありますが治る病気です。PTSDを患ったからといって塞ぎこまずに、カウンセリングや病院へ行くことが改善の道です。

 

正しく身に付けよう!PTSD(心的外傷後ストレス障害)の知識

PTSDとは、脅威的な、死を間近に感じるような強いショックを受けた後に長く続く心身の反応で、フラッシュバックや悪夢、無気力や原因を避ける行動などが特徴です。 

日本においては、阪神・淡路大震災の後、大きく取り上げられるようになりました。

 

災害でのPTSD

元は、アメリカ、ベトナム戦争からの帰還兵に多く見られたことで研究が始まったPTSD。

 

日本で注目されたのは、阪神・淡路大震災後の、被災者の様子でした。また三原山の噴火や福知山線脱線事故、東日本大震災でも、マスコミなどで取り上げられています。

 

PTSDにならなかったとしても、震災を含めた災害・交通事故などの後は、大きなストレス状態にさらされます。家族・知人の喪失、負傷、衣食住の不足、情報の混乱……。マスコミがあえて流さない、悲惨な状況を被災者は目の当たりにします。

 

これらがストレッサーとなり、PTSDに代表されるような、多くのストレス反応を引き起こします。

 

PTSDの症状

・イライラしやすく、気持ちが投げやりになり、生活が乱れる。

・光景を何度も思い出したり、夢に見たりする

・睡眠障害を起こす

などの症状が現れます。

 

子どもも同様で、さらに幼児期に見られる影響があります。 

 

・以前よりも甘える

・母親の側を離れない

・トイレに行けなくなるなど、赤ちゃんがえり

 

サポート

これまで行われてきた災害後のサポートなどを踏まえ、現在は大きな災害や犯罪が起こると同時に、カウンセラーが現地派遣されたり、学校に派遣されたりすることも増えました。

東日本大震災でも、震災後早々に派遣されています。

 

ただ、「被害を受けたのは皆一緒」「もっと辛い人はいる」と、被害を受けた人ほど思ってしまい、我慢していることも多くあります。 

周囲からのサポートが何よりも重要です。

 

(Photo by: http://pixabay.com/static/uploads/photo/2012/12/24/08/39/woman-72153_640.jpg )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-20掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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