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40代以上から多い乳がん*『マンモグラフィー』単独では発見が難しい?!


50代女性でも、『マンモグラフィー検診』単独では3割が乳がんを見逃されている

 

近年、栃木県保健衛生事業団がまとめた報告によると、乳がん検診によって乳がんと診断された40代女性のうち約2割、50代女性のうち約3割が、『マンモグラフィー検査ではがんが見逃された』といいう事実が発表されました。診断された女性が乳がんを発見したのは、いずれもエコーによる超音波診断であったとされています。マンモグラフィーは乳房の脂肪部分は黒く写り、腫瘍部分と乳腺組織は白く写るため、若年層や40代以上でも乳腺密度の濃い人はがんが隠れて見つけにくいとされています。

乳腺密度は女性ホルモンと関係しているため、年齢が上がるにつれ薄くなり、マンモグラフィーの効果は上がると見られますが、今回の報告では【マンモグラフィーと超音波検診の併用が必要】と考えられています。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

マンモグラフィーとエコー検診の違いって?

 

以前日本の乳がん検診と言えば、『乳房触診』のみが一般的でありましたが、現在では『触診とマンモグラフィー』又は『触診と超音波検査』が主になっています。

 

◆マンモグラフィー検査とは
乳腺専用のX線装置を用いたレントゲン検査で、圧迫板と呼ばれる板に乳房を片側づつ上下または左右から圧迫し、厚さ4~5cm程度まで平たくして撮影する。その為、乳房に痛みを感じることもある。計4回ものX線曝射が必要。【腫瘤や石灰化、乳腺のゆがみ】の状態が確認される

 

【長所】

触診や超音波でしこりを認めない乳がんでも、石灰化や乳腺のゆがみとして乳がんを発見できる。

【短所】
・乳房を圧迫するため、痛みを伴うことがある。
・年齢、正常乳腺量の個人差により、画像が白く写り、腫瘤が隠れて詳細な診断ができないことがある。
・妊娠中またはその可能性がある時は検査不可能。

 

◆超音波検査(エコー)とは
診察台の上に仰向けになり、皮膚にゼリーを塗って、プローブ(端子)をあて、乳房の内部を観察する検査です。痛みはなく、体への負担はほとんどありません。数mmの小さな腫瘤(しこり)を見つけたり、しこりの性状が詳しくわかる検査です。細かい石灰化は見えません

 

【長所】
数ミリの小さなしこりを見つけやすい、しこりの性状がわかりやすい。
・石灰化の性状や範囲がわかる。
・妊娠中でも可能な検査である。

【短所】
 ・細かい石灰化や性状、範囲は確認できない。 


年齢に応じて検診内容・回数を変えることが必要

 

厚生労働省によると、『40歳以上では2年に1回』乳がん検診を受けることを勧めています。しかし、医師によると、
◆40歳以上は・・・
1年に1回触診、マンモグラフィー、超音波検診全て)の受診を勧めています。
◆20~30代は・・・
1年に1回触診と超音波検診)、3~5年に1回(マンモグラフィー検診)の受診を勧めています。

 

⇒いずれの場合も、初回検診は【触診、マンモグラフィー、超音波検診全て】を受け、乳腺外科医師と相談することが必要、とされています。

 

最後に


近年の研究によると、血縁者に乳がん発症者がいる場合、乳がんの罹患リスクは非常に高まるとされています。乳がん発症にはある遺伝子の存在が関係しており、その遺伝子がある場合、通常の16~25倍までリスクが跳ね上がるとされています。可能性のある場合は検診方法や回数を良く医師と相談し、対策を決めることが重要です。


 (photoby://pixabay.com/ja/%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88-%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB-%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%95-%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2-259004/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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