気になる病気・症状
アルコール中毒で倒れたら!?正しい対応を知っておこう!酔いの予防など
アルコール中毒とだけ言うと、急性アルコール中毒を指すことが多いようです。飲酒、しかもみんなで楽しく飲酒をするような場面では、一気飲みをすすめたりすることによって急性アルコール中毒を生じることがしばしば見られます。
急性アルコール中毒のときの死因
急性アルコール中毒から死亡につながってしまう事故は後を絶ちません。中でも死因として大部分を占めているのは以下の二つです。
・嘔吐物による誤飲や、舌根沈下などによる窒息死
・アルコール濃度上昇による脳障害からの呼吸停止
いずれにしても迷わず救急車を呼んだ方がよいですが、窒息死などは周囲の人の介抱によって防げることでもあります。
急性アルコール中毒のときの正しい対応
救急車
激しく嘔吐をしたり呼びかけに反応しなかったり、また失禁が見られたり明らかに呼吸などの生体反応が微弱になっている場合には、救急車を呼ぶ必要があります。また、判断に迷ってしまうようなら119番にかけてしまった方がよいかもしれません。
体を横向きに
上記の窒息の可能性を減らすため、嘔吐をしても口の中にたまらないよう体を横にしてあげましょう。このときにあごを少し上げて気道を確保することも大切です。
体を冷やさない
アルコールは摂取直後は体温が上がるかもしれませんが、時間が経つと体温が低くなっていきます。そのため毛布やコートなどで温かくしてあげることも必要です。
こうした対応をしても待つしかない
薬物の過剰摂取などであれば胃を洗浄して体に取り込まれる量を減らすことがありますが、アルコールは吸収速度が速いため、胃洗浄は意味がありません。
アルコールに対して有効な解毒剤もありませんから、体内で分解されるのを待つしかないのです。ですから対応が正しくても、過度に飲み過ぎた場合には死に至ることもあります。
アルコールは強要したり患者を放置した場合は、場合によっては罪に問われます。毒物と考えれば当然かもしれません。
軽いエクササイズで3D酔い予防しよう!
ゲームをする人なら一度どころか何度も罹ったことがある3D酔いです。
思ったよりも辛くてゲームを止めてしまう人もいる位です。
原因
ゲーム環境で、激しい画面の動きや揺れ、明滅する画像などが原因といわれています。
副次的には、周りが暗かったり、液晶テレビなどに見られる残像、カメラの動きが激しいためです。
防止法
酔い止めを飲む、寝不足に注意する、休憩する、画面の1箇所を注視しない、テレビから離れる、画面に合わせて動く、ガムを噛む、吐くなど様々ありますので、出来るものから試してみるとよいでしょう。
治療法
船酔いと同じといわれる3D酔いの症状を克服するには、三半規管を鍛えることが必要です。
1,後ろ歩きをしてみます。
2,スキップしてみます。
3,少しの段差を飛び降りてみます。
4,ながら運動でつま先だちをします。
5,腕立てふせ、前転、側転をします。
6,慣れた廊下を目をつぶって歩いてみます。
まとめ
どれも簡単で知っている運動ばかりですので、空いている時間に体を鍛えることも大切です。
そして、ゲーム酔いしない身体作りにもつながるという安心感が心理的効果をもたらす相乗効果が期待できます。
1人にしないで!飲み会で酔っ払ってしまった人の介抱について
歓迎会の季節、忘年会の季節などに特に注意したいのはお酒のトラブルです。人間関係のトラブルなどもありますが、命に係わるトラブルをお酒が引き起こすこともあります。
例えば飲みすぎて急性アルコール中毒になったり、飲みすぎて吐こうとしたときに吐しゃ物で呼吸困難になってしまったりといったトラブルです。
これらのトラブルを防ぐために知っておきたいのが飲み会で酔っ払った人を介抱する方法です。
●意識があるか確認、1人にしない
ひどく酔っ払ってしまった人を介抱するときの鉄則が意識があるか確認すること、酔っぱらってしまった人を1人にしないことの2つです。
意識がないまま長時間人に気づかれないでいるとそのまま呼吸停止・心臓停止まで気づかれない可能性もあります。
名前を呼んだり、何でもよいので声掛けをして意識を確認してください。意識があるなら寝させてもOKです。
寝かせたあとも酔っ払った人を1人にしないでください。交代で誰かが見守ってあげるのがベストです。
●横向きに寝かせておく
酔っ払っている人が吐いてしまう可能性もあり、吐いた場合にうつぶせや仰向けでは吐しゃ物からの呼吸困難を起こすリスクが高いです。
吐しゃ物を詰まらせないように横向きに寝かせて、近くにビニール袋などを置いておくのがよい選択です。
ベルトなどは取って、できるだけ楽な体勢で寝かせてあげましょう。
酔っぱらってしまった人を介抱するときの鉄則は適宜意識の確認をすること、交代で見張っておくこと、横向きに寝かせておくことの3つです。
顔色が悪くなったり、急激な吐き気を催したりといった変化があれば状況に応じて救急隊を呼んでください。
早めに処置によって助かる命も多いのです。
お酒を飲むと赤ら顔がひどくなる?赤ら顔と肝臓の関係は?
赤ら顔には、色んな原因がありますが、その中の一つとして生活習慣が挙げられます。乱れた生活習慣が、赤ら顔の原因になっているかもしれません。
お酒も赤ら顔の原因になるって知っていましたか?そのほかの生活習慣を見直して赤ら顔になりにくい生活を送りましょう。
(赤ら顔とお酒の関係)
お酒を毎日飲んでいるという人も多いと思います。飲酒が日課になって、一日の疲れを癒すのにお酒は欠かせないというほど、お酒が好きな人もいるでしょう。しかし、赤ら顔が気になっている人は、その飲酒習慣は赤ら顔を促進させるので、過剰摂取には注意が必要です。
(アルコールによる赤ら顔の原因)
アルコールには、脱水酵素と呼ばれる成分が入っていて、お酒を飲むと体内が脱水症状に近い状態になります。血液中の水分が不足して、血流が停滞してしまい、アルコールの消化不良が赤ら顔の原因になっているとも言われています。お酒を飲む前に、肝機能を促進する栄養ドリンクや、飲酒後は、500mlのお水を飲むと、赤ら顔を防ぐことができます。
(肝臓の解毒作用)
肝臓が悪い場合に赤ら顔になる場合もあります。肝臓は、体に取り込まれた食べ物から栄養を抜き出して、必要ない物を無害にして外へ排泄する働きをします。肝臓が弱ると、解毒作用が低下して、老廃物を排出する事が出来なくなって、血液中に老廃物が溜まって血の循環が悪くなります。頭に上った血が上手におりてこなくなって赤ら顔になると言われています。お酒を飲んだ後になかなか赤みが引かない、白目が濁っているなどの症状が見られたら、肝臓に相当な負担がかかっているので、早めに病院で検査をするようにしましょう。
お酒を程度に飲むことはよいですが、できるだけ肝臓に負担がかからないようにしましょう。
3D酔いと乗り物酔いの類似点。
ゲームや映画で起こる3D酔いと、ドライブや船によって起こる乗り物酔い、この二つはどう違うのでしょうか?
実はメカニズムや対処法にはかなり似通っているところがあります。
メカニズム
身体が受け取る感覚情報と、眼から受け取る視覚情報の間にズレが生じて、そのズレの蓄積が起こり過ぎるとその人の許容量を超えてしまいます。そうすると脳は混乱をきたし、自律神経の調整がうまくいかなくなるために3D酔いや乗り物酔いが起こります。
症状
どちらの酔いも自律神経症状を主体としていて、顔面蒼白や冷や汗、嘔吐、めまい感や気持ち悪さなどを伴います。
命に関わるような事はありませんが、嘔吐による脱水症状にだけは気をつけて水分補給を忘れないようにしましょう。
対処法
○一か所を集中して見続けない
○体調不良、睡眠不足は酔いを悪化させる原因なので気をつけましょう。
○気分が悪くなったら一旦中止(降車)してゆっくりと休みましょう。
○酔い止め薬が効果があります。不安な時は服用しましょう。
○不安やストレスは酔いやすくさせる原因の一つです。自己暗示法も効果があります。
まとめ
この様に3D酔いと乗り物酔いの間にはかなりの共通点があります。
ただし、乗り物酔いしやすい人が必ずしも3D酔いしやすい訳ではありません。その逆もまた然りです。
いつもは大丈夫でも、その時の気分や体調も深く関わってくるので、おかしいなと感じたらすぐに休みましょう。
(Photo by: [http://www.ashinari.com/])
著者: カラダノート編集部