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春でも注意を!ペットボトルの飲み残しには『細菌増殖』の危険性

ペットボトルの直接飲みは、常在菌増殖の危険性 

昨年、FNSニュースにて『ペットボトルの飲み残しに注意』という報道がありました。その理由として、30度以上の真夏日では細菌が最も増殖しやすい温度であり、ペットボトルに直接口を付けた際に付着する『黄色ブドウ球菌』などの常在菌が、特に糖分を多く含んだジュース類の溶液の中で増殖すると言われています。

 

また、細菌増殖に伴って産生される二酸化炭素が原因で、ペットボトルが膨張し破裂する事故も起こっていると言います。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

常在菌の種類と関連する病気について 

ヒトの顔の皮膚には、1平方当たり約1000~100万個の常在菌がいると言われています。主な菌は、【表皮ブドウ球菌、アクネ菌、マラセチア菌】です。

 

また、口内の唾液中には、1ml当たり約1億~10億の常在菌がいると言われ、中でも最も多いのは【レンサ球菌】であると言われています。

 

これらの菌が糖分を含んだ溶液内に放置され、30度以上の高温になると、一気に増殖します。そうなると細菌性食中毒になる可能性もあるので、飲まないようにすることが重要です。

 

⇒【黄色ブドウ球菌】が増殖し、毒素を産生する。1~5時間の潜伏期間後に発症(耐熱性毒素のため、調理加熱程度の温度では不活化できない)

 

⇒症状としては、【下痢、嘔吐、発熱】などの食中毒症状を引き起こす可能性がある。

 

細菌増殖に関する実験結果は? 

FNSの調査で、『直接口を付けてペットボトルを飲む』とどの程度細菌が増殖するのかが実験されました。

 

<実験対象>

◇500mlの麦茶

◇スポーツドリンク

◇コーヒー牛乳 の3種

 

1)被験者は歯を磨かず、それぞれ飲料水を【購入直後、4時間後、8時間後】の3回、直接ペットボトルに口をつけて飲んだ。

 

2)3種類のペットボトルを、温度と湿度を一定に保つ機械へ入れた(真夏日を想定し、温度は30度、湿度を60%に設定。)

 

⇒8時間後では細菌が徐々に増加し、24時間後では麦茶はおよそ50万個、コーヒー牛乳はおよそ1,600万個と、さらに急激な増加が見られた。

 

二酸化炭素発生によるペットボトル破裂の危険性も! 

国民生活センターの商品テストの結果によると、飲料内に菌が混入することによってペットボトルの圧力が上昇し、破裂する可能性があることが確認されています。

 

これは、上記のように口から混入した細菌が高温下増殖し、二酸化炭素を蓄積してペットボトル内の圧力を高めたものによるとされています。

 

ペットボトルの飲み残しによる被害の例には、『底から1cmほど飲み残したペットボトルを洗おうとしたら、突然キャップが目に飛び込んで、眼球を傷つけた』など、わずかな量でも発生する可能性はあるそうです。

 

上記の対策としては、やはり【都度コップなどに移し変えて飲むこと】に尽きますが、ない場合には【短時間で飲みきる、ミネラルウォーターなど糖質のないものを選ぶ】などが勧められています。

 

季節に関係なく、食中毒には飲料水にも注意が必要です。

(photoby://pixabay.com/

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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