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生活習慣病

症状別にみるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の薬物治療

 

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の薬物治療では、症状の段階に応じて使用する薬が変わります。軽症から最重症まで症状を4つの段階に分け、各段階で用いる薬について説明します。

 

軽症

COPD治療の基本となる気管支拡張薬が処方されます吸入式の抗コリン薬が一般的です。常用するのではなく、呼吸困難や疲労感が強い時に用いられるケースが多いようです。作用時間が短い薬を使います。

 

中等症

症状が進行すると、対処療法的な投薬では呼吸を管理できなくなり、常用することが求められます。吸入式の抗コリン薬を作用時間が長いタイプにする必要があります。それでも良い効果が認められない場合は、同じく気管支拡張薬のテオフィリンが併用されるでしょう。

 

重症

COPDの症状が悪化した「憎悪」の状態に繰り返し陥ったことがあると、重症に分類されるでしょう。短時間作用と長時間作用の抗コリン薬を常用しながら、吸入ステロイド薬の使用も検討されます。

吸入ステロイド薬は気管支拡張薬で満足な効果が得られない場合の選択肢で、憎悪の状態を鎮静させることが期待されます。ステロイドのはたらきで気道の炎症を抑え、ぜんそくを併発している人に有効です。ステロイド薬は肺炎のリスクを高めるのではないかともいわれ、経過観察が重要になります。

 

最重症

憎悪の頻度が増える最重症の状態では、いくつかの気管支拡張薬と吸入ステロイド薬を常に併用しなくてはなりません。投薬のみでは対応できなくなるため、酸素療法を用いることがあります。ボンベ型の酸素供給器からチューブを通して鼻から継続的に酸素を吸入します。

 

気管支拡張薬、吸入ステロイド剤がCOPDの薬物治療の基本です。必要に応じて抗菌薬、去痰薬も投与されるでしょう。

憎悪のきっかけになる感染症を予防するため、抗菌薬やインフルエンザ等のワクチン接種も薬物療法の1つです。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2011/12/11-354657.php)

 

著者: honpoさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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