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生活習慣病

漢方薬を使ったCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の薬物治療~漢方薬の紹介

 

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の薬物治療では気道拡張薬の抗コリン薬などが主に使われますが、漢方薬にもCOPDの症状を和らげるものがあります。COPDに効果があるといわれる漢方薬をご紹介します。

 

抑肝散(よくかんさん)

神経のたかぶり、筋肉のこわばりを緩和する作用があります。精神的症状を安定させるために病院でも使われることが多く、認知症、神経症、てんかん、パーキンソン病などで処方されます。虚弱体質の人にお勧めです。

甘草を含む漢方薬との飲み合わせには注意が必要です。倦怠感、高血圧、吐き気を感じたら服用を中止してください。

 

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

呼吸機能と消化機能を高める作用があります。食欲不振にも効果があるため、栄養状態が要になるCOPDの人には有用でしょう。胃の不調、夏バテの改善でも使われます。

配合成分の甘草は、大量に服用すると高血圧やむくみといった副作用が心配されます。補中益気湯を服用する際には、ほかに甘草を含むものを摂取しないようにしてください。

まれに肝障害を起こすことがあります。発熱、発疹、尿の色が濃くなるなど異常があれば、服用をやめて病院へ行きましょう。

 

通導散(つうどうさん)

血液循環をよくする作用があります。老廃物の排出効果も期待できます。生理不順や更年期障害といった婦人科系のトラブルで用いられることが多い漢方薬です。体格が良く、体温が高めの人に向いた薬なので、冷え症で虚弱体質の人には向きません。消化器系が弱い人も避けた方が良いでしょう。子宮収縮作用がある大黄を含むので、妊娠中の服用はひかえます。胃のムカつき、下痢を起こしたら服用を中止しましょう。

 

漢方薬だけでCOPDの治療をするのではなく、補助的に使われることが多いでしょう。ほかの薬との飲み合わせには十分注意してください。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/04/16-360894.php)

 

著者: honpoさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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