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気になる病気・症状

薬でパーキンソン病に?薬剤性パーキンソニズムとは

 

 

薬の服用により神経変性疾患の一種、パーキンソン病のような症状を呈することがあります。この症状を「薬剤性パーキンソニズム」といい、早期発見が大切です。薬剤性パーキンソニズムの早期発見のために必要な知識をまとめました。

 

薬剤性パーキンソニズムの主症状

通常のパーキンソン病とほぼ同じ症状が出現します。最も分かりやすい症状は「ふるえ」です。じっとしている時に手足が細かくふるえる「静止時振戦」が起こります。筋肉がこわばってギクシャクした動きになる「固縮」、動作が小さく少なくなる「無動」スムーズな体勢変更ができない「姿勢障害」も薬剤性パーキンソニズムの特徴です。表情が乏しく見えることもあります。

 

日常生活の中で気づきやすい動作

薬剤性パーキンソニズムの症状は、日常動作のなかでは次のような場面で気づくことが多いでしょう。

・無表情になった

・字を書こうとすると手が震える。字が小さくなった

・歩幅が小さく、チョコチョコ歩くようになった

・歩きだしの一歩がなかなか出ない

・立ち止まることができず、足がもつれるように走り出してしまう

・体の柔軟性が衰えた

・意思とは関係なく体が動いてしまう

 

薬剤性パーキンソニズムの原因になる医薬品

パーキンソン病はドーパミンの分泌量低下によっておこる病気です。抗精神病薬や抗うつ薬といった精神神経用薬、制吐薬など消化性潰瘍用薬にはドーパミン拮抗作用があるため、パーキンソン病のような症状が出ることがあります。

大脳にある神経線維が障害を受ける白質脳症を起こす抗がん剤血圧降下剤のレセルピン、頻尿治療薬に用いる塩酸プロピベリン、ベーチェット病で投与する免疫抑制剤認知症薬抗てんかん薬なども薬剤性パーキンソニズムを起こす可能性があります。

 

 

ほとんどの薬剤性パーキンソニズムは、投薬から20日以内に発症します。適切に治療をすれば症状は次第に治まります。薬剤性パーキンソニズムが疑われる症状に気づいたら、勝手に服薬を中止したり、症状を放置したりせずに病院へ行きましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2010/04/06-035652.php)

著者: honpoさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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