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育児・子供の病気

小児癌に多い神経芽腫とその病期分類

           

神経芽腫は、胎生期の神経冠細胞由来の悪性腫瘍で、小児癌の中では白血病に次いで頻度が高く、日本では年間約250例の発生があると報告されています。


1歳未満では予後良好ですが、1歳以上の進行例の予後はあまりよくないようです。日本では6か月乳児に、疾患の疑いを早期に検知するための検査としてマススクリーニングが行われていますが、マススクリーニングで発見された症例の中では自然退縮する症例もみられています


治療方針の決定や予後の見分け方には、病期分類が重要ですが、最近では国際病期分類(INSS)が用いられています。

 

神経芽腫の国際病期分類(INSS)


1.ステージ1
原発部位に限局した腫瘍
肉眼的完全切除組織学的腫瘍残存は問わない。組織学的には同側と対側のリンパ節腫にはない。


2.ステージ2A
一側性の腫瘍で肉眼的にも不完全切除
組織学的には同側と対側のリンパ節転移はない


3.ステージ2B
一側性の腫瘍で完全または不完全切除
組織学的には同側のリンパ節転移はあるが、対側のリンパ節転移はない。


4.ステージ3
腫瘍は正中を超える
局所リンパ節転移はあるかまたはない。または一側性の腫瘍で対側の局所リンパ節転移はある。または正中部の腫瘍で、両側の局所リンパ節転移はある。


5.ステージ4
遠隔リンパ節、骨、骨髄、肝、または多臓器転移がある(ただしステージ4Sは除く)。


6.ステージ4S
原発はステージ1または2の限局性腫瘍で、転移が肝、皮膚または骨髄のみにある。

 

わが国では、腫瘍細胞の分化度により、(1)神経芽腫、(2)神経節芽腫、(3)神経節腫に組織分類されています。

 

最近では組織学的に予後不良か予後良好かを区別するShimada分類というのもあり、病期によりおおよその予後を推測することも可能になってきているようです。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/10/05-371464.php?category=12 )

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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