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育児・子供の病気

子どもに多い熱性けいれんとその対処方法

       

痙攣(けいれん)とは、全身、または体の一部の筋肉が不随意かつ発作性に収縮をおこすことを言います。子どもの約10%は何らかの痙攣を経験するといわれていて、意外に遭遇する頻度が高い症状だといえます。


中でも熱性痙攣は、小児期の痙攣のなかでも最も頻度が高くみられるものです。

 

熱性痙攣は「体温が38.0℃以上の発熱に伴って生じる発作で、中枢神経感染症や他の原因(代謝異常、電解質異常など)がないもの」と定義されています。熱性痙攣という言葉を聞くと、この発作はけいれん発作だけと誤解されやすいですが、実は非痙攣性の発作も含まれています。

 

例えば、全身をこわばらせて固まった状態の発作も、強直間代痙攣といい、数十秒から数分続く場合があります。


基本的に、痙攣を起こしている最中は無理に刺激を与えず見守ります。(ただし、口の中に食べ物など、誤嚥を引き起こす可能性のある食べ物や吐物などが入っていた場合は、早めに掻き出します。)

 

30秒以上呼吸を再開しない場合は、胸の部分を一度強めに叩き、それでも息を吹き返さなければ人工呼吸を開始し、すぐに救急車をよびますが、ほとんどの場合は、自然に呼吸を開始します。


発症は6か月~6歳で、特に1~2歳で発作を起こしやすいとされます。熱性痙攣の過半数は生涯に1回しか発作を起こさず、95%以上はてんかんに移行せず、神経学的異常を残さないものがほとんどです

 

しかし、痙攣発作を起こしたらできるだけ早期に専門医を受診してください


急性期(痙攣直後)には中枢神経系感染症(髄膜炎・脳炎)との鑑別が重要になります。もし、中枢神経系感染症が疑われる場合は早急な対処が必要になります。痙攣後の意識の回復が遅い場合や、髄膜刺激症状がある場合はもちろん、はじめての痙攣発作後は注意が必要です。


熱性痙攣の再発予防としては、抗けいれん薬の座薬解熱剤の座薬の使用ですが、重症な場合は点滴や継続的な服薬を行う場合もあります。


また、てんかんに移行するリスクもありますので、次のような方は継続的な治療や経過観察が必要となります。

 

1、 痙攣発作を起こす前に、何らかの神経学的な異常が認められた。
2、 発達異常の可能性がある。
3、 部分発作、発作の持続が15~20分以上あり、25時間以内に繰り返し発作がある。
4、 両親や兄弟にてんかんの人がいる。

 

また、1歳未満の発症や熱性痙攣を両親またはどちらかの親が起こしている場合は、発作を再発する場合が高いため、こちらも注意が必要です。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2009/03/10-015092.php )

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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