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育児・子供の病気

子どもの擦り傷で心配な破傷風の予防

    

子どもが遊園地や砂場で転んでけがをした、またキャンプ先の野山やバーベキューをしに行った河原でケガをした。そんなことは日常茶飯事かと思います。 

 

ちょっとした擦り傷であれば、きれいな水で洗い流して、創部を乾燥させずに清潔に保つことでほとんどの場合は何ら問題なく治癒します。 

 

しかし、場合によっては破傷風などの感染症を引き起こすことがあるため、早めの処置が必要となります。 


怪我による感染症のなかで、最も可能性が高く危険なものが破傷風です。 


破傷風とは、土壌中に芽胞の形で存在する破傷風菌が受傷時に傷口(創部)から体内に入り込み、感染部位で発芽・増殖して破傷風毒素を産生することで発生する感染症です。  

 

日本国内では衛生状態が向上したことで、破傷風患者はどんどん少なくなり、最近は破傷風を発症した症例がかなり少なくなっています。しかし、いったん発症すると、現代の医療をもってしても死亡率は30%前後と高く、傷を負った後の発症予防が何よりも重要となります。 


「破傷風は予防の対象とすべき疾患で、治療の対象とすべき疾患ではない」というのが、破傷風に対する考えであり、発症後の症状はきわめて重篤です。  

 

どのような場合が破傷風を発症しやすいか
1. 受傷してからの時間が6時間以上経過している。
2. 皮膚が剥離(はがれている)、創面がでこぼこで不整だったりする。
3. 傷の深さが1cm以上ある。
4. 事故などによる広範囲の傷。
5. 組織に壊死(黒い部分)がある。
6. 受傷時、創部が土や糞便、唾液などで汚染した場合。 

 

このような場合は、すぐに医療機関を受診し、以前に予防接種歴がない場合は、破傷風トキソイドなどの予防接種が必要となります。 


破傷風が発症すると重篤な神経症状が起き、治療が行われて命が助かっても、何らかの後遺症が残る場合もあります。できるだけ早めに予防処置を行うことが大切です。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/10/07-382995.php?category=168 )

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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