育児
子どもがハチに刺されたら?!応急処置法と症状を知っておこう!
子どもと野山に遊びに行ったり、キャンプに行ったりするのは楽しいことです。
夏休みやちょっとした思い出にと家族旅行で出かけた先で、思いがけず蜂に刺されたりしたら、思い出作りどころではありません。
いざというときにあわてないために、覚えておきましょう。
蜂に刺されたら
蜂にさされたら、慌てずまず流水でよく患部を洗い流し、アレルギー症状が出ないかどうかを観察することが必要です。
刺すハチには、スズメバチ、ジカバチ、アシナガバチ、キバチ、ミチバチなど、約20種類のハチがいます。
ハチの毒性はそれぞれ異なるため、もし子供がハチに刺されたとわかったら、どんなハチにさされたのか、また周りを飛んでいたのがどんなハチだったのかを知っておいたほうが、後の処置に役立ちます。
蜂に刺された場合の局所症状
刺された部分が赤く腫れて熱を持ち、ジンジンと痛みます。
さほど毒性が強くなく、アレルギー症状が出なければ、通常は1日程度で腫れが引き、痒みを伴う硬結(しこり)ができ、数日で消えます。
このような場合は、ハチの針が患部に残っていないことを確認し(残っていたらそっと、すぐに抜きます)、患部を流水で良く洗い流し、毒を洗い流します。その際、傷口周囲を圧迫し、毒液を絞り出しながら洗うと効果的です。
口などで吸いだした場合は、必ず吐き出して、そのあと、口をよくすすぎましょう。
その後、ステロイド(副腎皮質ホルモン)や抗ヒスタミンなどが入った消炎作用のある軟膏を塗り、患部を冷たいタオルなどで冷やします。
もし、傷口の腫れが治まらなかったり、酷くなる場合は出来るだけ早く皮膚科を受診します。
蜂に刺された場合の全身症状
スズメバチなど毒性の強いハチに多いのが、アレルギーに伴うショック症状です。以前ハチに刺されたことのある子どもは注意が必要です。
・蕁麻疹
・呼吸困難
・発熱
・冷や汗
・血圧の低下
上記症状以外にも、何かおかしいと感じたら、すぐに病院を受診し、ハチに刺されたことを伝えてください。
(Photo by: http://www.photo-ac.com/)
著者: カラダノート編集部