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育児・子供の病気

子供が急に倒れる てんかんと間違え易い一過性過換気症候群

   

それまで普通にしていた子どもが、急に倒れた場合、多くはてんかんなどのけいれんを伴う発作ですが、一見するとてんかん発作に似た倒れ方をするものに「一過性過換気症候群」があります。


通常の強迫神経症や心的外傷後ストレス症候群(PTSD)に伴う過換気症候群とは違い、小児期~思春期に多く、男児より女児に多いとされています。

 

原因ははっきりしていませんが、その多くは環境の変化肉親との別離不安など、不安感を主とするものが多いようです。大人にしてみれば些細なことでも、子供は微妙な変化を感じて不安を抱き、それが原因となり自律神経が不安定となることから一時的な過換気症状を起こします。

 

不安感は漠然としているため、子どもに理由を聞いてもいえない場合がほとんどで、最初は急に得体の知れない不安感に襲われ、空気が足りないような息苦しさ動悸などを感じます。

 

その後、呼吸数が増え、四肢(手や足)のしびれが出現し、意識が徐々に朦朧としだします。その段階を超えると、最終的には倒れてしまい、全身けいれんと区別が付かない激しい発作を起こします


発作を起こしたときに周囲が大声を出して騒ぎ立てたり、あわてたりすることで、それが本人の中でさらに不安を増長させます。


初発時はけいれん発作自体が長く続くケースが多いため、大概は救急車で搬送されることになってしまいます。

 

過換気症候群の場合は脳波検査では異常をみとめませんが、まれに軽いてんかん様の波形を示すケースもあります。これらを鑑別することが重要ですが、脳波上は本来意識を失うほどの大きな変化ではないにもかかわらず、激しいけいれん発作を認める場合は、これらが混在するものと捉えます。


過換気症候群の治療には心理療法を行い、それに併せて抗不安薬自律神経安定剤などを使用します。


てんかんの場合と同様に、過換気症候群による意識消失発作も、親があまり過敏な反応を示さないことが必要となります。
 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2011/09/15-350369.php?category=51)

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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