育児
子どもが急に倒れてしまう原因のひとつ チック症
子どもが急に倒れる原因として考えられることは、脳溢血や心血管障害、脱水や貧血、てんかん発作など様々な原因が考えられます。
意識障害を伴い倒れる疾患として
1.起立性低血圧
2.排尿失神
3.糖尿病性昏睡
4.脳炎
5.髄膜炎
6.薬物による中毒症状
7.低カルシウム血症
8.チック障害
9.くも膜下出血
10.心臓の疾患(房室ブロックなど)
11.てんかん発作
12.心因性のもの(過換気症候群やヒステリー発作など)
中でもあまり知られていないのがチック症による意識消失発作ですが、チック症自体は子どもの10~20%に何らかのチック症があるといわれています。発症時期は4~11歳が多く、どちらかというと男児に多いようです。
チックというのは、突発的で急速な、反復性のある、不規則に繰り返されるパターン化した運動あるいは発音のことをいいます。
チック症の症状としては運動性チック症、音声チック症がありますが、これらが慢性化した際に起こるトウレット障害の子どもが時に意識を消失し倒れるケースが認められています。
運動性チック
1.まばたきや顔をしかめる
2.口をゆがめたり尖らせる
3.舌を突き出す
4.首を左右に振る
5.筆を振る・まわす
6.地団駄を踏む
7.飛び上がる・・・など
音声チック
1.咳払い
2.鼻を鳴らす
3.舌を鳴らす・・・など
チック症は緊張や不安、興奮、疲労などに影響されやすいと言われています。家族が心配しすぎるあまり子どもの負担になっているケースなどもあります。
誰の目からもチック症が明らかな場合には、学校の先生や小児科の医師にも相談してみましょう。
子どもの周りの環境について考え、心の負担になっている物があれば取り除き、ゆったりと過ごせるようにしてあげるのが望ましいといえます。
(Photo by:http://www.ashinari.com/2011/11/22-353526.php?category=51 )
著者: カラダノート編集部