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健康診断・健康管理

HbA1c の値を下げるには早食いはだめ!糖尿病にならないために

HbA1cは、血糖状態を調べる上で非常に重要な検査項目の一つで、健康診断時の血液検査の結果には必ずといっていいほど含まれている項目の一つです。

 

HbA1cとは

HbA1cはヘモグロビン・エーワンシーの略で、ブドウ糖がヘモグロビンと結合してできる血中内の物質です。HbA1cは糖尿病か否かを示す重要な指標であることから、糖尿病の患者はこの値が非常に高くなります。HbA1cが上昇する理由の多くは食事によるものであることから、糖尿病は贅沢病などとも呼ばれてしまうこともあります。

 

HbA1c を下げるための食事・食生活とは

HbA1cを下げることは、糖尿病を防ぐということに繋がります。では、HbA1cを下げるためには、どのような食事・食生活が必要なのでしょうか。まず、第一に重要になってくるのは、食べ方です。まず、一日3食を規則正しく取ることがとても重要です。朝食や昼食を抜いてしまい、空腹のためにその分を一度にまとめて食べてしまうと、一度にたくさんのインスリンが必要となります。

 

さらに強い空腹状態で食事をすると、空腹状態を覚えているカラダが次回の空腹状態に備えて栄養を蓄積しようとします。その結果として皮下脂肪が蓄積されやすい体質になってしまうのです。規則正しく適量の食事を一日三回摂ることが大変重要です。

 

早食いはいけません!

 

また、食事をする際に、早食いになってはいないでしょうか。食事はできるだけゆっくりと、そしてよく嚙んで食べましょう。満腹感というものは、食べた後、血糖値が上がることを脳が知覚することによって、満腹感の感情が発生するのです。この満腹中枢が刺激されるまでには、食後、血糖値が上昇してから約15-20分かかると言われています。そのため、早食いの人は満腹感が得られる前に、もっと食べてしまう場合があるのです。

 

糖尿病にならないためにも糖尿病を悪化させないためにも、食事は規則正しく、ゆっくりと嚙んで食べましょう。

 

寝過ぎはHbA1cが高くなる?!長時間睡眠と糖尿病との気になる関係

寝過ぎてしまい起きてからも体が重だるい、頭が痛い、ぼーっとする…などという経験はありませんか?こういった症状からすると寝過ぎるのも体によくないのでは、と感じられますね。実際に行われた調査によると、寝不足だけでなく寝過ぎも生活習慣病の引き金となることがわかっています。糖尿病に関わる数値「血糖値」にも影響しているようです。

 

長時間睡眠で「HbA1c」は高めの傾向に

国内のある調査によると、睡眠時間が8時間以上の人は血糖値の一つである「HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)」が高かったとの結果が出たようです。HbA1cとは、赤血球にあるヘモグロビンとブドウ糖が結合したもののうちの一つです。赤血球の寿命は120日程度で、その間体中を巡りながら体内の余ったブドウ糖と少しずつ結びついていきます。ブドウ糖が余っているほどたくさん結びつきます。HbA1cの値を調べることで、血液を採取した日から赤血球の寿命の半分である2ヶ月までの間の血糖値の平均を予測します。健康診断でよく空腹時に血液をとって調べる「空腹時血糖値」の値がボーダーラインであっても、このHbA1cの数値が高いと問題になってきます。

 

中性脂肪も高めの傾向

8時間以上の睡眠では、動脈硬化などの生活習慣病の原因になりやすい「中性脂肪」の値が高くなり、善玉コレステロールを減らしてしまうということもわかっています。善玉コレステロールは血液中の悪玉コレステロールを回収してくれるため、動脈硬化を防ぐ効果があります。

 

食べ過ぎが体に悪いように、寝過ぎも健康にとってよくないようです。7~8時間睡眠が一番生活習慣病のリスクが低いそうですので、寝過ぎだなと感じていれば調整していけるとよいでしょう。

 

HbA1cを下げるために!運動のポイントについて

一般的に糖尿病に対する治療方法には大きくわけて、食事・投薬・運動があります。ここでは、その中でも運動という部分についてスポットを当てて、糖尿病治療のための運動のポイント、運動によってHbA1cを下げる方法について見ていきましょう。

 

糖尿病とHbA1cの関係

糖尿病は、インスリンと呼ばれるすい臓から出るホルモンが正常に出なくなることで、糖分をエネルギーに変えられないという病気です。その結果として、血液中に糖分が多い場合、血液検査をするとHbA1cは高い値が出ます。そして、HbA1cの値が6.1%以上であると糖尿病であると診断されます。

 

HbA1cを下げるための運動のポイント

HbA1cを下げるためには、運動をすることはとても重要です。血中内の糖分を強制的に筋肉がエネルギーとして取り込んでくれるので、血糖値が下がります。特に、食後一時間以内にエネルギーを消費することが重要なので、食後に運動をするとエネルギーとして糖分が消費されるため、食後の血糖値の上昇を抑えることができます、

 

HbA1cを下げるための運動は、継続した有酸素運動が良いとされていて、筋トレそのものにはあまり効果がないとういう意見もあります。

 

しかし、筋トレも場合によってはHbA1cを下げる効果があります。筋肉量はあればあるほど、使用時に大量のエネルギーを必要とします。そのため、筋トレを通じて、筋肉をつけることで、HbA1cの値を下げやすい体になることにもつながるのです。

 

腎臓病の方はHbA1cの偽低値を引き起こすかも!?

年を取ると体も当然衰えてくることから1つだけではなく複数の病気や生活習慣病予備軍であるという方も増えてきます。

 

例えば肝臓の調子が悪いのと同時に動脈硬化気味であったり、心臓病とともに高血圧を持っていたりという風にです。

 

今以上に病気を増やさないために重要なポイントの一つがほかの病気の検査結果もきちんと見ておくことです。

 

特に生活習慣病である血圧、血糖値関連はしっかり注意した方が良いです。

 

●HbA1cの偽低値の可能性

糖尿病の指標の一つであるヘモグロビンとブドウ糖が結びついたHbA1cの値はNGSP値では8%を超えると本格的に危険と言われています。

 

そんなHbA1cで偽低値、つまり本当は血糖コントロールが出来ていないのに検査上は血糖コントロールに問題なしのように見える検査結果が見られます。

 

HbA1cで偽低値が出やすいのは腎臓病の方、特に透析を受けているなど重度の腎臓病の方に多いです。

 

●腎臓病とHbA1cの偽低値

腎臓病の方がHbA1cの偽低値を引き起こす要因は2つあると言われています。

 

まず1つはエリスロポエチン製剤という、腎臓病に使われる薬で血中の血球体積量が増えてしまうとそれに対して中にあるHbA1cは少ない結果になってしまうということです。

 

そしてもう一つが、腎臓病の方は赤血球の寿命がほかの人に比べると短いのでヘモグロビンがブドウ糖と結びつかないケースが多いという理由です。

 

●グリコアルブミンで糖尿病を判断

腎臓病の方、透析を受けている方の場合はHbA1cでの糖尿病・血糖値コントロールの判断が難しいことからグリコアルブミンの数値を使うのが適切と言われています。

 

こちらもほかの検査と同じように血液検査でわかります。

 

腎臓病の方の場合は薬や赤血球の寿命の影響でHbA1cが低く出てしまうことがあり、血糖コントロールや糖尿病のリスクを正確に測れないケースも多いです。

 

このことからグリコアルブミンでの検査が推奨され、範囲としては12.4-16.3%が正常、高くても20%を超えないグリコアルブミン検査結果が重要です。

(Photo by: http://www.ashinari.com/2010/07/18-338561.php?category=247)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-24掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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