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生活習慣病

ニコチン酸誘導体を用いた中性脂肪対策とは

 

健康診断で一定量以上の中性脂肪値が検出された場合、数値によっては要治療と診断されます。治療を要するほど中性脂肪の値が高い場合には、投薬によって中性脂肪の値を下げることも可能です。では、具体的に、どのような薬があるのでしょうか。ここでは、ニコチン酸誘導体について詳しく見て行きましょう。

 

 

ニコチン酸誘導体とは

 

ニコチン酸とはビタミンの一種で、中性脂肪を下げる効果があります。ニコチン酸は古くからその存在が知られており、50年以上も前から脂質低下作用が認められていた物質です。ニコチン酸は悪玉コレステロールを下げる効果の他、トリグリセライド(中性脂肪)の値も下げ、さらには虚血性心疾患のリスク因子である、Lp(a)を低下させることができます。

 

ニコチン酸はそのまま薬に使われるのではなく、ニコチン酸誘導体として薬で利用されます。この薬は中性脂肪を下げるだけではなく、悪玉コレステロール(LDL)を減少させ、善玉コレステロール(HDL)の値を上昇させます。安全性の高い薬であり、薬品の名称としては、ニセリトロール、ニコモール、トコフェロールニコン酸エステルが代表的な薬です。用法としては、1日3回食事の後に服用します。

 

ニコチン酸誘導体の服用上の注意

 

ニコチン酸誘導体を含む薬には、末梢血管を改善させる作用があり、そのため副作用としてはフラッシング(顔のほてり)があります。特に日本人に多く見られる副作用であるために、処方される際には、少量からの服用が求められます。

 

 

以上のように、中性脂肪の値が高く治療が必要な場合に、ニコチン酸誘導体を含む薬が処方されることがあります。この治療薬は作用がそれほど強くないため、安全性が高い薬ですが、それでもフラッシングの副作用が起こりうるので、少量からの服用が求められます。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2009/12/31-032369.php?category=212)

著者: BoroughHallさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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