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肉離れ?こむら返り?に潜む危険な疾患、中高年は注意しよう!アキレス腱断裂の前兆、アキレス腱炎について

こむら返りに似た症状をきたす疾患として、肉離れがあります。

肉離れも大変な痛みを伴う症状ではありますが、こむら返りとはまったく違うものですので注意が必要です。

 

●肉離れの病態●

こむら返りは筋肉が異常に収縮してこわばった状態ですが、肉離れは筋肉が部分的に断裂しているか、筋肉と腱が解離してしまっているかの状態で、内出血を伴う炎症を起こしている場合がほとんどです。

 

いきなり筋肉に緊張を与えることにより発生し、稀に痛みがないこともありますが、ほとんどが激しい痛みを伴います。いったん肉離れが起こると運動は出来ないどころか、歩くのも困難な状態になります。

 

●肉離れの治療●

肉離れの応急処置はRICE処置と言って、絶対安静とアイシング、圧迫固定と心臓より高く挙げる挙上が基本です。軽度の肉離れでも運動を再開できるまで回復するのには数日から数週間かかり、重症の場合は何ヶ月もかかってしまいます。

 

仮に早い段階で歩けるようになったとしても、何事もなく走ったり跳んだりするまでには、さらに多くの時間が必要とされます。

 

●肉離れとこむら返りの鑑別に注意!●

中には軽い肉離れの症状もあり、なかなか見分けがつきにくいかもしれませんが、肉離れをこむら返りと間違えて患部に手を当てて伸ばしたり、あたためてマッサージしたりほぐしたりするのは絶対にだめです。出血を起こしている状態で温めたり、マッサージを行うなどは厳禁です。

 

●肉離れかこむら返りか迷ったら● 

肉離れとしての場合を考え、整形外科を受診するほうが無難です。

 

肉離れはいきなり起こることも当然ありますが、こむら返りを繰り返すことで発展して起こることもあります。足の同じ場所を何回もつることで癖になってしまい、しまいには筋肉が損傷して、肉離れになってしまうためです。

 

こうならないために急激な運動は控え、入念なウォーミングアップとクールダウンを行うようにしましょう。

 

心筋梗塞や脳梗塞?!こむら返りに潜む!危険な疾患

最近、足を頻繁につるようになったという方はいらっしゃいますか?単なるこむら返りといって、あなどってはいけません。命にかかわる病気が潜んでいるかもしれません。

 

☆心筋梗塞 

心筋梗塞は心臓の血管がつまってしまい、心臓の筋肉組織が死んでしまう病気です。よって、もともと血管にダメージがある人におこります。つまり、全身の血管が傷んでいる可能があるので、足の血管も例外ではなく傷んでおり、血流が悪くなってしまうというわけです。足の血流が悪くなると、足がつったような症状がみられることがあります。

 

☆脳梗塞

心筋梗塞と同様の機序で、脳梗塞は脳の血管がつまってしまう病気です。脳梗塞の場合には、足や手が動かせなくなる麻痺の症状を伴うことが多いです。

 

☆閉塞性動脈硬化症 

下腹部の奥あたりで両脚に別れる太い動脈が硬化してつまり、下肢に血液が流れにくくなる病気です。進行すると足を切断しなくてはならなくなる非常に怖い病気です。

特徴としては、一定の距離を歩くとふくらはぎがつり、歩くのが困難になることが多いです。また、こむら返りが頻繁に起きるだけでなく、片足の筋肉だけがやせている、左右の足の皮膚の温度がことなる、足の爪の伸び方が左右で違うなどということがありましたら、閉塞性動脈硬化症の可能性が高いので、血管外科を受診しましょう。

 

☆腎不全 

こむら返りはマグネシウム、カルシウムの異常によっておこることがあります。腎臓がうまく働かなくなった腎不全では、腎での電解質の吸収、排泄の機能がうまくいかなくなり、血液の電解質の割合が狂ってしまいます。このため、こむら返りがおこることがあるのです。

 

これらの病気でこむら返りが起こることは、まれだと言われています。しかし、見逃すと命に関わるのできちんと鑑別をする必要があります。

 

 

足がつった!!こむら返りの症状などの基礎知識

ここではこむら返りの、基本的なことについてまとめてみました。原因などを理解して、なるべく起こさないような生活を心がけましょう。

 

【症状】

いわゆる足がつるということです。ぴりぴりとした激痛があり、力が入らなくなります。

 

・病気なの?

こむら返りは、誰でも一度は経験する症状です。病気との関係はほとんどない、と言っていいです。しかし、頻繁に繰り返すという場合は、まれに閉塞性動脈硬化症や心筋梗塞などの危険な病気が潜んでいる可能性があるので、注意が必要です。

 

・名前の由来

こむらとは「ふくらはぎ」の意味です。ふくらはぎにもっともおこりやすいので、この名前がついています。

 

【原因】

足の筋肉の異常収縮によっておこります。主な原因は以下のようなものがあります。

 

・過度の運動(筋肉の疲労)

・電解質の異常

・脱水

・運動不足

 

【おこりやすい状況】

・運動中(水泳、マラソンが多い)

・睡眠中

 

就寝中に起こるものは、一度起こると繰り返し起こりやすくなる傾向がありますので注意が必要です。

 

【おこりやすい人】 

・高齢化とともに起こりやすくなる

・男性よりも女性のほうが起こりやすい

・妊婦さん

 

妊娠中では、カルシウムなどの電解質を赤ちゃんの成長に使うため、お母さんの血液中の電解質が不足してしまいます。また、運動不足になりやすいことも一因となっています。

 

【どの診療科にかかればよいのか?】 

あまりにも足がよくつり、そして痛みが取れないという場合は整形外科を訪ねてみるのがいいと思います。整形外科専門医の中でもこむら返りに関して詳しい方もいらっしゃるので、そういった先生がいる病院を訪れるのが最初の段階でしょう。

 

妊娠している時によく足がつるという方もいると思いますが、そういった妊婦さんは産婦人科を受診しましょう。

 

もし何らかの内臓疾患などを患っている可能性があると感じる方や、こむら返りだけではなく身体の調子自体もおかしいという方は、内科を訪れてみましょう。足をつってしまう本当の原因がわかるかもしれません。

  

こむら返りは多くの場合、ストレッチやマッサージで改善します。慌てずに対応することが大切です。

 

 

中高年は注意!アキレス腱断裂の前兆、アキレス腱炎

健康志向の高い人は、中高年になってから運動を始める人もいます。運動は最初は筋肉痛などが起こってしんどいこともありますが、慣れてくると爽快感もあって、ついやりすぎてしまうこともあります。

 

中高年によく見られる運動障害

運動をするときに重要な役割をするのが足首の後ろに確認できるアキレス腱です。腱は筋肉の動きを骨に伝えてくれるため体を動かすためには必要不可欠です。中でもアキレス腱は腱の中で最も太い腱で、ちょっとした運動でも負担がかかりやすい部分です。

そのアキレス腱がさけてしまうのが、アキレス腱断裂という中高年によく見られる運動障害です。

 

アキレス腱断裂の前兆!?

若い人がアキレス腱を断裂するときは運動のし過ぎや腱に無理をかけすぎて断裂を起こすことが多いです。

これに対して中高年のアキレス腱断裂はアキレス腱自体の老化が主な原因になります。アキレス腱の老化とはアキレス腱の柔軟性がなくなりかたくなってしまうことで、この状態で負荷がかかると断裂を起こします。

この断裂を起こす前には、実は前兆と言える症状がよくみられます。それがアキレス腱炎の症状です。

 

前兆のアキレス腱炎って?

アキレス腱炎はアキレス腱の組織にたくさん小さな傷ができてしまい炎症を起こすものです。アキレス腱に炎症が起こるとふくらはぎからかかとのあたりにかけて痛みが生じたり、腫れが生じたりします。

多くの人はこれを打撲か何かだと考えてしまい、湿布で済ましてしまうことが多いですが、その時にはすでにアキレス腱が断裂しやすい状態になっていることがあります。

 

中高年の運動は健康のためには良いですが、常に若い頃とは違う体だという意識を持つことが必要です。少し足を痛めたななどと思ったらしっかりと体を休ませるようにしましょう。

 

 

アキレス腱炎の治療法 保存療法が有効です!アキレス腱への負担を軽減させよう

普通に歩いたり、走ったりしていてアキレス腱に痛みを生ずる場合は、アキレス腱炎を疑ったほうが良いでしょう。

このアキレス腱炎ですが、どのような検査・診断を経て、治療が行われるのか具体的に紹介します。

 

アキレス腱炎の検査・診断について

アキレス腱炎と疑われる場合には、まずX線検査を受ける場合があります。

これによって石灰沈着など何かアキレス腱炎のサインがないかどうか見ていきますが、X線検査でなかなかはっきり診断できない場合もあります。その場合はMRIや超音波検査を用います。

MRIを用いると、腱が炎症を起こして膨らんでいることが一目瞭然となり、変性の程度などの詳細な診断が可能となります。

 

アキレス腱炎の治療方法

アキレス腱炎だと確定診断を受けた場合はどのような治療方法があるのでしょうか。

原則としては、保存療法がもっともアキレス腱炎には有効とされています。痛みが強い場合には、運動を控えて炎症を起こしている部分を安静に保つことが重要です。その際に、炎症を抑えるため、シップや消炎鎮痛剤を用いるのもよいでしょう。

 

かかとが高くなっている靴を履くと、アキレス腱への負担が軽減され、痛みも和らぎます。

また、偏平足の人は足底挿板を用いることでアキレス腱への負荷を軽減することができます。

 

スポーツ選手のアキレス腱炎の治療方法

スポーツ選手のように、早期の回復が求められる場合には、炎症を起こしている部分に対して注射を打つ場合があります。

しかし、こうした注射は腱の変性や断裂のリスクを伴うので、慎重に判断されなければなりません。

また、慢性的にアキレス腱炎になってしまい再発を繰り返す場合には、手術的にアキレス腱を再建するという方法もあります。

 

アキレス腱炎かどうかは、しっかり病院で見てもらって、安静するのが一番基本ですね。

 

 

スポーツ障害で多い!アキレス腱を断裂するとどうなる?

足は体全体の体重を支える場所で、体が動いたときの衝撃を吸収する場所でもあります。中でもアキレス腱は足首を動かすのに欠かすことができないものです。

 

まず、アキレス腱って?

アキレス腱はふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋という筋肉が足首部分で束になってアキレス腱となり、かかとの骨である踵骨に付着しているものです。

足首をまたいでいるものですから、足首の動きに非常に大きく関係しており、激しく動くスポーツなどでは負担がかかりやすい場所です。

特にかかとを上げる、つま先立ちをする、ダッシュ、ジャンプといった運動をするときに必要なのがこのアキレス腱ですので、多くのスポーツで重要な役割を果たしていると言えます。

 

アキレス腱断裂

アキレス腱断裂とは、その名前の通りこのアキレス腱が断裂してしまうことです。このアキレス腱断裂の瞬間は様々な言葉で表現されますが、「ふくらはぎをバットでたたかれた感じ」、「何かが破裂したような音がした」、「ボールが当たったような衝撃」といったことが言われます。ときに鈍い音が自覚されることがあります。

 

アキレス腱断裂をしたとき

アキレス腱断裂は多くの場合、激しいスポーツを行っているときに起こります。

無理な体勢を強いられたときや、体重増加で腱への負担が増えたとき、特に加齢によって筋肉量が低下しているときに起こりやすいです。

アキレス腱が切れるとその足に体重をかけることができませんので、転倒したり、しゃがみこんだりしてしまいます。

時間が経過すると歩けるようになることもありますが、それでもつま先立ちは出来なくなるのが特徴です。

 

アキレス腱断裂は前十字靭帯断裂と並んで、スポーツにおける障害の中では最も重症度の高いケガです。

 

(Photo by: http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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