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見逃さないで!小児糖尿病(Ⅰ型糖尿病)の徴候

子どもの糖尿病は、いわゆる肥満からくるⅡ型糖尿病ではなく、インスリンをつくる組織が破壊されていくⅠ型糖尿病が多いのが特徴です。そしてⅠ型の糖尿病は早期発見がとても重要です。では、一体どのようにして子どもの糖尿病は発見できるのでしょうか?

   

小児糖尿病の徴候とは

Ⅰ型糖尿病になると、インスリンが分泌されなくなります。そのため、早期発見には、インスリンの減少徴候をつかむことが大切。

インスリンが減ってくると、つぎのような症状が現れます。

  

1.のどが渇く・よく水を飲む

2.トイレに頻繁にいく

3.よく食べるのに、体重が減り、痩せてくる

4.だるい

5.食欲低下

6.昏睡

  

これらはいずれもインスリンが足りないために起きる症状です。とくに昏睡は死に直結する非常に危険な状態ですので、すぐに診察を受けましょう。

  

インスリンの役割とは

インスリンは、体中の細胞が活動するために必要なエネルギーのものである糖を、全身の細胞に届ける大切な役割を持っています。インスリンが全身の細胞に糖を取り込まさせることで、血液中から食事で摂った糖が減り、糖が全身にいきわたるのです。

 

インスリンが不足すると

しかし、インスリンが不足すると糖を全身に届けることが出来ません。そのため、全身の細胞がエネルギー不足になり、うまく体が動かず、疲れやすい、全身倦怠感を感じるようになります。

また行き場を失った糖は、血液中を高い濃度で循環し続けることに。身体は血糖値を下げるために、水分を血液に入れて薄めようとします。そうすることで身体の水分が足りなくなって、喉が渇いたと感じるのです。

    

食べても痩せていく

インスリンがつくれなくなると、糖を全身に運べないため、筋肉や脂肪組織を分解してエネルギーを作り出そうとします。

このため、食べているのに痩せていくのです。しかし、食事もこうした身体の分解によっても、インスリンがないと身体のエネルギーとはなりません。

 

ケトアシドーシスの危険性

さらに、タンパク質や脂肪を体内で分解するときに発生するケトン体が血液に溜まることで、血液が酸性(ケトアシドーシス)の状態に。これが続くと気分が悪くなり、嘔吐したりし、進行すると昏睡状態になります。

小児に多いI型糖尿病では、このケトアシドーシスを起こしやすいため、非常に危険なのです。

 

成長にも影響

このようにインスリンが不足すると、全身からエネルギーが失われ、既にある筋肉も分解されてしまいます。そのため糖尿病を発症すると、成長期であるにもかかわらず、背が伸びなくなり、年齢に応じた成長が出来なくなるのです。

   

徴候に気づくことが大切

最近では小児糖尿病への関心も高く、健診で見つかるケースも増えています。しかし、まずは一緒に生活する保護者が早期のうちに、徴候に気づくことが重要です。常日頃から子どもの様子に注意し、徴候があれば病院で相談しましょう。

 

(Photo by:https://www.photo-ac.com/)

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-05-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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