育児
ガクガクブルブルは少ない?あまり知られていないてんかんの症状とは
子どもに多い病気のひとつにてんかんがあります。
てんかんという病気は一般的にイメージがあまり良くないようで、深刻な病気ととらえてしまう人が多いようですが、子どもが発症する小児てんかんはそこまで重く受け止める必要はありません。
てんかん症状で勘違いをしていませんか?
てんかんというとすぐに結びつくイメージとして、「全身の震えと共に白目をむいて泡を吹く」といったような発作を持つ人が多いようです。
そのため、てんかんは怖い疾患という印象が強いのでしょうが、実際こうした症状ばかりではありません。
あまり知られていないてんかんの症状について以下に挙げてみます。
・体の一部がぴくぴく動く
・動作が止まる
・視線が合わない
・呼びかけに応じない
・返事は出来るが会話ができない
・座ったまま・立ったまま・歩き続けたまま
・しゃっくりのように頭を前に曲げ、両腕をつっぱる
・夜眠っているときに大声を出して暴れる
特に発症してから初期の症状は軽いもののことが多く、すぐにはてんかんとつながらないことが多いようです。
また、先のてんかんでイメージする症状と比較してもボーっとするような発作の方が多く見られます。
これは知っていなければ、例え子どもはてんかんを発症していても気づけないですよね。
また、最後の眠っているときに大声を出して暴れるといった症状は、夜驚症という疾患の症状に似ています。しかし実際脳波を調べると異常が見つかるケースもあるのです。
こんな動作が伴うことも
上記の症状に以下のような動作が伴うことがあります。
・口をもぐもぐと動かす
・舌を鳴らす
・手をもぞもぞ動かす
こうした動作は自動症と言われるもので、本人は覚えていないことが多いようです。
てんかんは固定観念を外れた症状を知る方が大切かもしれません。知らなければわが子の異変に気づいてあげられませんから、まずは親御さんが知識を深めましょう。
(Photo by: http://www.ashinari.com/)
著者: カラダノート編集部