育児
乳児湿疹、どう治す?ステロイド剤と治療事例
赤ちゃんのお肌がひどい湿疹に蝕まれている様子は、なんとも痛々しいものです。
ウチの息子も乳児湿疹がひどく、生後6ヶ月のころには顔の皮膚は破れてボロボロ、しょっちゅう自分で顔を掻きむしっては服やシーツを血まみれにしていました。
このテのひどい乳児湿疹、症状を抑えるためにははっきり言ってステロイド剤を使うしかありません。
しかし、ステロイド剤に関して悪評の耐えない昨今、赤ちゃんにステロイド剤を使うことに不安を感じているママさんも少なくないのではないでしょうか。
そして私もその一人。
息子にステロイド剤を使うことを躊躇っていました。
◆ ステロイドによる治療事例 ◆
「乳児のころからステロイドを使い続けるとアトピーになる」なんて話をネット上でよく見ます。
しかし、実際に乳児湿疹にステロイド剤を使っていたママさんたちの話を聞いたところ、
「だいたい3才くらいで肌の状態は安定し、ステロイド剤を使わなくてよくなる」
とのこと。
つまり、3才くらいまではステロイド剤を使い続けることになります。
また、幼児期に一旦安定した症状が
「5年生になったころに再発したので、またステロイド剤を使っている」
というママさんもいました。
いわゆる「アレルギーマーチ」の実例です。
◆ ステロイドを使わない治療事例 ◆
ステロイド剤を使わなくても、症状が治まることもあります。
湿疹に対してひたすら対処処置をおこなうだけなのですが、ウチの息子の場合、1才くらいで症状の改善がみられ、1才半の頃にはほとんど湿疹がでなくなりました。
しかし逆を言えば、1才くらいまでは「子供がひどい湿疹に蝕まれている様」を見続けなければいけません。
その間の母親のストレスはかなりのものですし、処置を続けるには相当な覚悟が必要です。
ステロイド剤の善悪はさておき、ステロイド剤が乳児湿疹に有効な手段であることは確かです。
主治医とよくよくご相談の上、赤ちゃんとお母さんに合った治療方針を考えてみてください。
(Photo by http://www.ashinari.com/2009/03/23-015619.php)
著者: カラダノート編集部