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閉塞性黄疸にともなう症状、原因と治療とは?「結石」は何故できるのか!?

結石などにより胆管がつまっておこる閉塞性黄疸ですが、皮膚や眼球の白い部分が黄色くなる「黄疸」は他にもさまざまな症状をおこします。その中の一つとして、皮膚の「かゆみ」が挙げられます。

 

どうしてかゆみがでるのか、その原因と対策についてみていきましょう。

 

■かゆみの原因となる「胆汁酸」 

かゆみの原因は、主に胆汁に含まれる「胆汁酸」だと考えられています。胆管の詰まりにより、胆汁が逆流し血液の中へ流出し全身をめぐります。このとき胆汁酸が肌への刺激物質となり、かゆみを引き起こしていると考えられます。

 

■そもそも胆汁酸とは?

肝臓で作られる「胆汁」は、コレステロールと胆汁酸によって作られています。胆汁が肝臓から送り出され、いったん胆嚢に溜められます。

 

食事をとるとこの胆嚢が収縮し、胆汁を十二指腸へと送り出します。その後胆汁は摂取された脂肪やたんぱく質を乳化させ、消化しやすくする働きをします。このように胆汁酸は食物の消化活動に欠かせないものとなっています。

 

■かゆみ対策

不快なかゆみの症状は少しでも抑えたいところです。高温多湿な環境ではかゆみを生じやすいため、避けるようにしましょう。

 

衣服は、化学繊維のものより刺激の少ない綿100%のものを着るとよいでしょう。通気性のよさも重要です。かいてしまったときにお肌が傷つくとさらにかゆみがでやすいので、爪を短くきっておきましょう。

 

温めるとかゆみが増しますので、気になる時は冷やすとよいでしょう。ローションやハッカ水、重曹水などで保湿対策をしたり、爽快感を得る工夫をするのも効果があります。お肌に合わないと肌荒れのもととなりますので、天然に近い低刺激のものを選ぶようにしましょう。

 

かゆみが気になる場合は生活環境に注意し、薬などについては主治医に相談しましょう。

 

 

閉塞性黄疸の症状「黄疸」について

閉塞性黄疸の主な症状である「黄疸」とは、皮膚が黄色くなる症状であることはよく知られています。黄疸は肝臓やそれに付随する機能が悪くなっている時におこることがほとんどであり、いくつかのタイプがあります。

  

■閉塞性黄疸 

胆汁を腸へと送り出す道である「胆管」が、何らかの原因により詰まってしまい、胆汁が逆流して血液に溢れ出してしまうというものです。詰まりの原因としては、胆管にできた結石、胆管より上部でできた結石が移動してきて詰まる、腫瘍に圧迫されるなどです。詰まりをとるための外科的な処置が必要になります。また、ウイルスや薬剤など内科的な要因で詰まるタイプのものも存在します。

  

■幹細胞性黄疸

ウイルス性肝炎や薬剤性肝炎などが原因で、肝細胞に障害がおきるため発症する黄疸です。急性肝炎でみられますが、慢性肝炎ではほとんどみられません。

  

■溶血性黄疸 

何らかの原因で赤血球が破壊され、中身が血中に流出することでおきる黄疸です。血液型不適合妊娠で子供に発症することが多いようです。生後24時間以内という早い時期に黄疸が出るため、すぐに病気に気づきます。

  

■体質性黄疸 

黄色のもとであるビリルビンを体外に排出する機能が生まれつき弱い、という体質の場合があります。

  

黄疸ではありませんが、皮膚が黄色くなる症状としては、「柑皮症」というものがあります。ミカンなどの柑橘類を食べすぎると、手などが黄色くなるというものです。この色素は黄疸の色素とは異なり、体に害はないとされていますが、あまり食べ過ぎない方が安心でしょう。黄疸との違いは眼球の白い部分が黄色くならないというところです。

 

日本人の肌はもともと黄色っぽいということもあり、症状が軽いうちは目で見て黄疸が出ているとわからないこともあります。眼球を見るのが一番わかりやすいようです。病院で検査すれば原因がわかりますので、黄疸が出ていると思ったら医師に相談してみると良いでしょう。

 

 

皮膚や白目が黄色くなる・・・閉塞性黄疸の症状とは

皮膚が黄色くなることで知られている黄疸ですが、この症状があらわれる原因となる病気はいくつかあります。黄疸の中でも、胆管が詰まることによりおこるものを「閉塞性黄疸」といいます。

 

■閉塞性黄疸とは 

肝臓で作られた胆汁は、胆管を通って胆嚢へ溜まり、やがて腸へと排出されていき、脂肪の分解を助ける働きをします。胆汁は黄色い液体です。ところが、なんらかの理由で胆管がつまり、胆汁が通れずに血液の中へと逆流してしまうと,さまざまな症状をおこします。

  

■症状 

胆汁の逆流により、胆汁の黄色のもととなる色素「ビリルビン」が血液中に増加するため,黄疸の症状が出ます。皮膚だけでなく白目が黄色くなったり尿の色が濃くなります。便は胆汁によって色がついていますので、胆汁が腸に排出されなくなると便が白っぽくなります。また皮膚のかゆみもおきます。右脇腹やみぞおちに差し込むような激しい痛みがおきたり、背中にハリや痛みを生じることもあります。倦怠感があったり、風邪のような症状がでることもあります。治療せずに放置してしまうと胆汁に細菌感染がおこり、「細菌性胆管炎」を発症させる危険性もあります。胆管炎が悪化するとショックや意識障害をおこすなど、命に関わる事態になります。

  

■痛みの出方 

胆管が詰まる原因として多いのが「結石」です。結石ができた場合、急激に痛みが出ることが多く、上腹部の痛みや発熱もみられるようになります。胆管がんなどの腫瘍が原因である場合、ゆっくりと詰まって行くため症状も徐々に出てくるようです。原因が何であるかは検査をすればわかりますので、黄疸の症状が出たらすぐに病院へ行くとよいでしょう。

  

閉塞性黄疸と診断されたら、詰まりをとるための外科的な処置が必要となることがほとんどでしょう。

 

 

閉塞性黄疸の原因となる「結石」は何故できるか

胆汁の通り道である胆管がつまり、胆汁が逆流することで症状がおきる閉塞性黄疸。つまりの原因となるのは「結石」です。結石にはその成分により、いくつかの種類があります。結石とはどのようなものなのか、何故できるのか、その理由を見ていきたいと思います。

  

■結石の種類 

胆のうや胆管でできる結石「胆石」は、その成分により「コレステロール胆石」と「色素結石」に分類されます。

 

【コレステロール胆石】

・コレステロール結石…コレステロールが主成分である結石です。胆汁を作る原料となるコレステロールですが、通常であれば胆汁中に溶け込んだ状態になっています。しかし必要以上にコレステロールの量が増えてしまうと、飽和状態となってしまいます。これが結晶化し、しだいに大きなかたまりとなっていくことで結石となります。日本人に最も多く見られるタイプのものです。

 

・混合石…主成分はコレステロールです。ビリルビンや石灰なども混ざり合って石を形成しています。

 

【色素結石】

・黒色石…主成分は胆汁の色素である「ビリルビン」で、他にはたんぱく質なども含まれます。できる原因ははっきりとわかっていません。肝硬変や胃の切除手術、心臓の弁の手術のあとなどにできることが多いようです。溶血性貧血が原因となる場合もあります。

 

・ビリルビンカルシウム石…ビリルビンとカルシウムが主成分です。大腸菌などの細菌感染が原因でできるものです。細菌から出てくる酵素の働きにより、ビリルビンの性質に変化が生じます。これによりカルシウムと結合しやすくなり、石を形成していきます。

 

■結石ができる理由 

日本人に最も多いコレステロール結石は、食事の欧米化により脂肪の多い食事が増えてきたことで、患者数も増加の傾向にあるようです。40代の肥満である女性に多いようです。その他、ストレスや不規則な生活なども関係しているとされています。

食生活を見直し、胆石のできにくい体質へ改善して行きましょう。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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