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メンタル

心気症の薬物治療~主な治療薬

 

心気症の治療にはさまざまなアプローチがあり、薬物療法もその1つです。主に用いられる薬と、その作用を紹介します。

 

抗不安薬

心気症治療で最も多く使われるのが、抗不安薬です。強い不安、それに付随して起こる心身症状を鎮めるために服用します。中でもベンゾジアゼピン系の薬物が主流で、ジアゼパム、プロマゼパム、ロラゼパム、エチゾラム、アルプラゾラムなどがこれに含まれます。ベンゾジアゼピン系薬物は、原則として2週間以上の使用をしません。離脱症状、依存症状が生じる可能性が高い薬物です。ほかの薬物による治療が奏効するまでの期間に限って使われるケースが多いでしょう。一時的な心気症の改善には効果が期待できます。

 

抗精神病薬

躁状態、統合失調症などの治療薬です。薬事法上の劇薬に指定されており、内分泌障害や性機能低下、口渇、便秘、循環器障害といった副作用があるため、用量には注意が必要です。心気症治療にはスルピリドという薬物が用いられるケースが多いでしょう。胃潰瘍・十二指腸潰瘍治療の薬でもあります。吐き気、口渇感、ふるえ、不整脈などの副作用をもたらすことがあります。

 

抗うつ薬

抑うつ状態が持続している人に投与する薬で、不安障害の中でもパニック障害や強迫性障害で使われることが多いでしょう。心気症はパニック障害の人が併発することもあるため、双方の症状改善を目的に用います。服用から効果の発現までは2~6週間かかるのが一般的です。

イミプラミン、クロミプラミン、アモキサピンといった三環系抗うつ薬が、心気症治療の代表的なものです。

 

薬物療法のメリット・デメリット

重度の心気症で実際にさまざまな心身の不調に陥っている場合、薬効で一時的に症状を改善し、負担を取り除いたところで本格的な治療に取り組むことができます。心気症の人は、自分の思うような診断をしてくれない医師に対する不信感を持っている場合があります。薬物による治療は、「医師が自分の話に取り合ってくれている」という信頼回復のきっかけになるかもしれません。

ただし、いずれの薬も副作用や依存症のリスクがあり、根本治療にはなりません。

 

持病や体質によっては使えない薬もあります。服用の際は用量を必ず守ってください。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/12/24-374461.php)

著者: honpoさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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