カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 外傷(ケガ) >
  4. その他の障害・外傷 >
  5. 『横紋筋融解症』の診断基準と治療法。コンパートメント症候群とは?凍傷・外傷の予防・処置方法を知ろう!

気になる病気・症状

『横紋筋融解症』の診断基準と治療法。コンパートメント症候群とは?凍傷・外傷の予防・処置方法を知ろう!

『横紋筋融解症』とは?

横紋筋融解症とは、骨格筋が急激で大量に壊された際に壊死を起こし、細胞内成分が血中に流出するというもので、迅速な処置を行わなければ、重い全身障害を引き起こすという疾患です。

 

発症の原因には、物理的な障害、筋肉の虚血によるもの以外にも、薬剤の副作用によるものなど様々です。以下では症状の詳細についてみていきたいと思います。

 

『横紋筋融解症』の具体的な症状

横紋筋融解症が発生した場合、筋肉が障害を起こし以下のような症状が現れます。

 

◆初期には筋肉痛、脱力感

◆次第に疼痛・麻痺・筋力減退・赤褐色尿などが発現。

(※重症の場合は、多量のミオグロビンによって腎臓の尿細管細胞を傷害されて急性腎不全症状(乏尿、浮腫、呼吸困難、高カリウム血症、アシドーシス等)を伴う。また不整脈や心停止の可能性もある。)

 

『横紋筋融解症』発症の原因について

1)物理的筋障害

主に外傷による筋肉の損傷、異常な高体温・低体温、熱傷、長時間の過剰な筋収縮などが筋肉を傷害することで生じる。

 

2)筋の虚血傷害

手足の主冠動脈が血栓や塞栓、血管外傷により閉塞し、側副血行が不十分な場合(数時間~10時間で発症する。)

 

3)その他の原因

◇細菌・ウイルスによる感染症

◇低リン酸血症、低カリウム血症などの体液異常

◇急性中毒(覚せい剤、アルコール依存)

◇常用量の医薬品服用による副作用(スタチン系・MAO阻害薬・ニューキノロン系)

◇遺伝性の神経・筋疾患

『横紋筋融解症』の診断基準とは?

 

笠岡第一病院(岡山県)内科の原田和博氏によると、横紋筋融解症の診断基準としては、下記の3項目が重要だとしています。

 

◆CK基準値上昇の10倍以上

◆ミオグロビン尿を認める

◆(検査していない場合)尿潜血陽性や褐色尿、血清クレアチニン値の上昇があれば同義とみなす

⇒筋肉症状や腎障害は参考基準にとどめることを提案している。

 

さらにミオパシー(筋原性疾患:筋力が低下する病気)においても上記のようなCK値の上昇(例:2,000~ 3,000 IU/L)と筋肉痛が生じることから、横紋筋融解症の診断との区別が重要だとされていますが、その違いとしては、

 

◇筋肉痛が持続して徐々に増悪するか

◇尿の色

◇他の薬剤を服用していないか

 

が判断基準になるとしています。

 

『横紋筋融解症』の治療法について

横紋筋融解症が疑われた場合には、まず可能性のある原因医薬品の投与が中止されます。

基本的な治療方針としては以下の4点があります。

 

1)輸液

基本は大量の生理食塩水輸液を行い、1時間尿量を100 mL 以上に保つなど腎保護を図る。

2)電解質補正

高カリウム血症の場合は、グルコース・インスリンの点滴静注を行う。

3)尿アルカリ化

尿のpHが低ければ(PH6.5以下)、尿のアルカリ化が行われる。

4)血液浄化

血液浄化はミオグロビンの除去には効果的でないとされており、腎不全や電解質異常の治療として行われる。

 

横紋筋融解症の診断基準のCK値に関しては、他の病院の医師によると通常の2倍以上に上昇した際に投薬の中止を行うとされている方もいます。尿の色が一番の診断材料となったとされている場合もあり、医師によって診断基準が異なるようですので、不安な場合はセカンドオピニオンを受けることも重要です。

 

 

最悪の場合、壊死が起こるコンパートメント症候群…症状とその治療法は?

上肢つまり腕や手と、下肢つまり太ももやふくらはぎ、足に生じる疾病にコンパートメント症候群があります。

このコンパートメントとは上肢や下肢の筋肉、血管、神経が、骨、筋膜、骨格膜に囲まれている構造を指します。

 

最悪の場合には壊死?

コンパートメント症候群は、骨折などの外傷、あるいは激しい運動で上肢や下肢に負担をかけることによって、筋膜の中で圧力が高まってしまい、それによって中にある筋肉、血管、神経が圧迫されることで起こります。

瞬間的な衝撃で急性的に内圧が上がることもありますし、長期間負担をかけることによって内圧が徐々に上がることもありますし、また、サポーターで組織を圧迫して起こることもあります。圧迫が激しいと圧迫された組織が壊死する危険もあります。

 

どんな症状?

内圧の上昇が速いか遅いかによって血管や神経が障害される速度が異なりますから、急性と慢性がありますが、早いか遅いか違いのみで、症状自体は大きく変わりません。

強い痛み、しびれ、うずき、腫れ、圧迫感、圧痛、知覚障害、変形…以上のような症状があります。

急激な痛みや、しびれ、疼きなどの症状が出る場合は外傷を受けたときであっても、スポーツをしている時であってもすぐに外科的処置が必要です。

また、スポーツでは活動中にはうずくような鋭い痛みを感じられてもスポーツを中止すると症状が完全になくなるということも見られるようです。

 

治療

初期の段階であれば冷却などの方法で保存療法を施す対応で治療可能です。

しかし筋膜の内圧が異常に高くなってしまう場合にはそれを下げるために筋膜を切開する手術をする必要があります。早期に治療を受ければ早く治ってしまいます。

 

スポーツでは足の活動を欠かすことができないからか、特に下肢のコンパートメント症候群が起こりやすいようです。

 

 

スキーやスノボで凍傷になってしまったら…凍傷の予防・処置方法を知ろう!

スノースポーツのケガというと、骨折や捻挫などが多いですが・・・凍傷も気をつけましょうね。

スノースポーツをする雪山は寒いのが当然ですよね。

しかし、だからといって寒さを我慢しすぎて凍傷になってしまったという人は多くいます。

凍傷は軽度の場合自然治癒をしますが、重症になると大変危険なものです。

 

凍傷の初期症状とは?

凍傷は指先や耳など肌が露出しているところに多くみられます。痛さを感じるような寒さを我慢しすぎると凍傷になっていることが多いです。

この初期症状の際に適切な対処をする必要があります。

悪化すると、手や足の血液の循環が悪くなり、組織が凍結して細胞が破壊されたりもします。

凍傷になりやすいのは露出している部分だけでなく、濡れた服などが皮膚に触れることでもおこります。

スノースポーツで濡れた手袋や靴下をそのままで行動し、凍傷になっていたということはよくあることです。

 

凍傷の予防・処置方法

血のめぐりが悪くなってすぐ、かゆみや痛みを感じます。次第に痛みがひどくなり、しびれに変わります。最終的には痛みやしびれすら感じなくなります。

痛みを感じなくなる時は非常に危険な状態で、組織の凍結になっています。

こうならないためにも、かゆみや痛みの段階(しもやけと同様)で処置を行いましょう。

 

・手や足など痛みやしびれのある箇所を温める

湯が用意できるようであれば、40度程度の湯に数十分(ぬるくならないよう足し湯をする)に入りましょう。準備のできない場所であれば、手の場合、口の中に含む・脇にはさむなどで温めます。

耳や足はできないので、強くこすりマッサージを行います。ただし、凍傷が激しいときは禁物です。

足先の場合は、指先をしっかり動かし血流を促進しましょう。ホッカイロなどを常備しておくと便利です。

 

・凍傷が激しい場合は、皮膚科を受診

処置も間に合わないほどの凍傷がある場合は、病院を受診しましょう。

薬を使った治療として、血管拡張剤があります。ただし外傷がある場合は使用しません。

 

・凍傷にならないための予防

末端部の防寒防風はしっかり行いましょう。ホッカイロなどを携帯し、末端が冷えない工夫をしましょう。

特に濡れると水を含みやすい素材は控えましょう。防水のものを使い、万が一濡れたときのために予備を準備しておきましょう。

寒くても無理をしないようにしましょう。

 

一度激しい凍傷を起こしてしまうと、元に戻らなくなってしまいます。

スノースポーツをする際は、しっかりと凍傷の予防・処置について頭に入れておきましょう。

 

 

スキーやスノボーで起きやすい関節等の外傷 どういう怪我が多いの?

スキーやスノボーは人気の高いスポーツです。冬になると多くの人たちが、スキーやスノボーをしに雪山へ出かけていきます。

しかし普段スポーツを行わない人が行うと、思わぬ怪我を招くこととなります。

日頃から体を動かす習慣をつけておくことが必要です。

また、一番多いのが腕や足の骨折や捻挫の事故です。どういう事故が多いかご紹介します。

 

●骨盤

急激に体をひねると、骨盤の部分に痛みが出ることがあります。また、スキーで足を大きく広げ、歩く体勢も骨盤の痛みを招きます。

普段動かさない体の特殊な動きなので、腸骨稜骨端症や剥離骨折を起こすことがあります。

この場合は安静と治療が必要ですので、痛みが出たら無理をしないようにしましょう。

 

●股関節

転倒後の尻もちで、股関節に痛みがある場合は、大腿骨頸部骨折になることがあります。

歩行はできる人が多く、気づかない人もいます。股関節の脱臼というケースもありますので、安静にしましょう。

 

●太もも

太ももの強打では、大腿骨の骨折などがあります。

危険なものとしては、激しい痛みや腫れがある時です。下肢の循環傷害を起こしていることがあります。

緊急性を要するものですので、早急に病院を受診しなくてはなりません。

 

●膝

スキー中のケガの中で一番多いのが膝です。膝の靭帯損傷や軟骨損傷が多いようです。

 

●ふくらはぎやすね

膝から下の下腿の外傷で一番多いのは、骨折です。

その理由としては、スキーブーツの上端が支点となり骨折することが多いからです。

ビンディングの調整を正しく行いましょう。

 

●肩

肩鎖関節や腱板の損傷、鎖骨や上腕骨骨折、脱臼が多いようです。

 

スキーはこのように全身の外傷の危険がつきものです。

 

ケガをせず楽しく行うためにも、正しくスキー用具を装着し、ルールを守りましょう。

 

(photoby:http://pixabay.com/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

カラダノートひろば

その他の障害・外傷の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る