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強迫性パーソナリティ障害(人格障害)の特徴とゴール

 

強迫性パーソナリティ障害の方はどのような治療やゴールが望ましいのでしょうか?ここにはその一例を紹介します。

 

 

▼強迫性パーソナリティ障害の治療

 

第一子と、男性に有病率が高く、遺伝と両親の細かい躾の相互から発症することが多いです。人間関係で悩みやすく、仕事では几帳面さから重宝される反面、プライベートが不毛になりやすく、自ら治療を求める、または不安障害やうつ病で来院することが多く見られます。医師の指示に従うことが苦手な反面、病気や自分の状態を熟知する事には長けていますので、几帳面な性格を利用した観察課題や社会スキル向上を試みる課題などを行いながら、症状に合わせた薬の処方が効果的です。

 

パーソナリティ障害に共通していますが、ゴールは自分の社会的性質的弱点を知り、家庭や職場において、自らの症状を説明した上で、理解者を得、生活できることが最も有用でしょう。

 

 

▼強迫性パーソナリティ障害患者のゴール例

 

父親が強迫性パーソナリティ障害を持っており、40代で「仕事に対する自分の記憶力低下を許せない」とうつ病になる。家族に迷惑が掛からないように保険を整えて自殺。その父親に細かくしつけられた息子も同じように強迫性パーソナリティ障害を持ち、父が望んだ高校に入ったが、授業についていけず、10代後半でうつ病とひきこもりに。父の死をきっかけに通院開始。

 

現在は自分の障害は治るものではない、そこに付随するうつ病も治すことが難しいと考え、一生付き合い続けると覚悟し、職場のオーナーに自らの症状や障害を事細かに説明、病状が悪化したときは休み、良好な時はその分多く働くという形で、仕事も几帳面にこなすため、オーナーには大事にされている。薬と自分の状態の関係も自ら分析し、薬がなくなった時だけ来院している。一度結婚して離婚した後は、実家に戻り、趣味にも没頭しながら母親の面倒をよくみて、これが自分の人生だと前向きにとらえられている。

 

 

このように、親子で同じパーソナリティ障害がでやすいことも、強迫性パーソナリティ障害の特徴でもあります。患者のお父さんがうつ病で苦しんでいた頃は、パーソナリティ障害がメジャーではなく、治療が今よりもっと困難に感じられたかもしれませんが、現在は薬も扱いやすいものが出たり、行動療法をとりいれ、障害のある方に優しい社会復帰のしくみが整いつつあります。苦しまれてる方は最寄りの保健所や精神保健センターなどに相談し、地域の福祉サポートをフルに活用していただき、理解しあえる仲間をもち、前向きな人生を歩んでいただきたいと思います。

 

(Photo by://pixabay.com/ja/%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF-%E3%82%AD%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF-%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88-%E6%AF%9B%E5%B8%83-100160/)

著者: 真綾さん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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