妊娠・出産
授かった命を守ろう!妊娠初期に注意すべき、避けるべきことって?気をつけることとは?
赤ちゃんを授かったよろこびにひたる妊娠初期。
しかし、妊娠初期はトラブルとも背中合わせです。いちばん注意が必要な時期でもあります!
今回は、妊娠初期に注意したい点をいくつかご紹介します。
妊娠初期とは?
妊娠初期とは、妊娠1ヶ月(0週)から妊娠4ヶ月(15週)までのことを指します。妊娠の基礎を作るきわめて大切な時期です。
この時期には、頻繁な出血やつわり、腹痛など悪化すると、流産に結びついてしまうようなトラブルも発生します。
上手に乗り切って安定期に入りましょう。
妊娠初期で気をつけること
禁酒、禁煙をする
アルコール、タバコは胎児に深刻な影響を与えます。
妊娠中にアルコールを飲んでしまうと、赤ちゃんの中枢神経に影響を与えたり、胎児性アルコール症候群を発症する可能性があるのです。
胎児に影響を与え始めるのは胎盤が完成し、母体から栄養を送り始める4ヶ月からだとも言われています。
妊娠に気づいた後は気を付けたいですが、気づく前に飲んでしまったアルコールに神経質になりすぎることはないでしょう。
タバコは、妊娠が分かった瞬間に、必ず禁煙する必要があります。
ニコチンの影響で血流が妨げられると、流産や早産など取り返しのつかない状況に陥る可能性もあるためです。
発育不全の危険性もあります。
タバコの場合は副流煙でも同様の影響がありますので、パパも禁煙または分煙の徹底が必要です。
食事は規則正しくバランスが大事
妊娠初期はつわりなどもあって、食事自体がつらいかもしれません。
つわり時期は食べられるものを食べられるだけでも大丈夫です。
つわりが落ち着いてきたら、栄養バランスを重視し、食事の時間などもなるべく決めて食べるようにしましょう。
妊娠中の運動
激しい運動はNGです。マタニティヨガなどもありますが、始めるのは安定期に入ってからにしましょう。
気分の良い日は、散歩程度の軽い運動をしてみましょう。
体の負担になることをしない
立ちっぱなし、寒い場所での作業、重いものを持ち上げる、高いところのものをとる、などの行動は流産につながってしまうこともあります。
妊娠が分かった時点で、できるだけ避けましょう。
また、こういった作業をしなくても、疲れすぎは禁物です。妊娠すると血流量も増え、体内で様々な変化が起こるため疲れやすくなります。
赤ちゃんを守るためにも、適度な休憩を取れるような体制を整えることが必要です。
仕事場での注意
職場では、残業や力仕事ができないことを伝え、理解を求めましょう。
つわりがひどい時は無理せず休み、出血や痛みを感じたら病院へ行きましょう。
以下のような環境では身体に負担が掛かりますので改善が必要です。
・長時間の残業
・立ち仕事
・昼夜逆転の仕事
・強いストレスを感じる職場
・喫煙者が多い職場
水分をしっかりとる
妊娠初期は、つわりによりたくさんの水分を消費してしまいます。赤ちゃんにとってもまた、水分は重要です。
意識していつもより多めにとるよう心がけましょう。
切迫流産の危険
切迫流産とは、流産になりそうな(流産が切迫している)状態を指します。
染色体の異常で胎児(胎芽)が正常に育たない・胎のうの周りの出血が吸収されないなどが原因です。
・性器出血
・おりものの異常(色が濃いなど)
切迫流産の場合は医師から「絶対安静」を言い渡されます。
できるだけ自宅で過ごし、必要最低限の行動に限定して休みましょう。
気にしすぎないことも重要
妊娠初期は幸せな喜びと不安が押し寄せてくるうえ、つわりにより気分が暗くなり、気持ちが不安定になりがちです。
ただストレスもまた赤ちゃんに良い影響を与えません。
過ぎてしまったことはあまり気にしすぎず、マタニティ雑誌を買ってベビー用品を眺めてみるのも良いかもしれません。
なにかと不安の多い妊娠初期ですが、気をつけるべきことに気をつけ、それ以外については考えすぎずにおおらかに過ごしましょう。
つわりなどで体がつらい人は、できる限り休み、無理をしない生活を心がけて下さい。
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(Photo by:http://www.ashinari.com/ )
著者: カラダノート編集部