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ひきこもりから就職までのエネルギー段階とは?~ひきこもりと燃え尽き症候群~

 

一口に、ひきこもりと言っても、年齢に応じて対処はことなりますが、比較的すべての年齢で言えることは、燃え尽き症候群との関係です。燃え尽きは日本人なら、どんな人でも起こる可能性があります。短期間の燃え尽きもあれば、長期間の燃え尽きもありますが、子供の場合は小さいころからずっと親のいう事を聞き続け、嫌なことがあってもがんばりつづけた結果、生きるエネルギーが燃え尽きて、とうとう部屋からでられなくなるということがあります。それが人生で初めてに等しい挫折であれば、エネルギーが再びでてくるまでに二、三年かかることもあります。

 

ここでは、ひきこもりから就職に至るまでの、心身のエネルギー充実度の段階をまとめました。

 

 

▼0~10 ひきこもり

 

何もしたくない。部屋、または布団から出られない。出たくない。出る気がしない。ごろごろしていたい。昼夜の逆転が見られる。

この段階はなんらかの原因により、エネルギーがないと言えます。接し方としては、決して追い立てたり脅したりせず、安心できる雰囲気を心がけて、こちらから一方的に朝のあいさつやその日の出来事を話すなど、明るい声かけだけを続け(神様に願掛けするように見返りをすぐに求めない)、活動的になるのを根気よく待ちましょう。

 

 

▼10~30 自分のためだけの外出・買い物

 

少しだけエネルギーがある状態です。親から見ると都合の良いことだけしている状態ともいえます。思春期の場合は、大金を持って外を出歩くと、トラブルにあいやすいです。本人がどのように言おうと、親がしっかりと考え、お小遣いは家のルール、または年齢に合わせてもたせましょう。ひきこもっていた子なら、ひきこもりよりはましと考え、自分も子供も労いましょう。この段階でも昼夜逆転がみられます。

 

 

▼30~50 趣味・スポーツ

 

ゲームやビデオ、音楽をきいたり、ライブに行ったり、スポーツをしたり、体を動かすなど、少し健康的になってきました。しかし、まだ学校へ登校できるほどエネルギーは溜まっていません。この時期に、親はもうそろそろ学校へ行きなさいと言いたくなるのですが、まだ勉強に集中できるほどのエネルギーはないので、再登校してもぼーっとして授業が頭に入ってこないため、すぐにひきこもり状態に戻る可能性があります。本人が行きたいと言ったなら、行かせるのはよいですが、続かないかもしれないと思いながら、本人に任せる、または無理しないような声かけでサポートしましょう。まだ昼夜逆転がみられることが多いです。

 

 

▼50~70 アルバイト

 

小学生なら家の手伝いといったことになりますが、高校生・大学生ならアルバイトをして、自由なお金が欲しいと言い出すことがあります。その場合、最初は自分の体力や精神力以上の仕事を探してきてすぐやめるなどあるかもしれません。少しでも行けたことを労いましょう。続けられないことよりも、いきなり無理しすぎたということを言いきかせ、短期バイトや週1、2回のバイトから始めるように言って、労いましょう。バイトに行ってるなら学校へ行ってほしいと思うものですが、しばらくバイトをすることで、学校へ行きたくなる場合も多いです。本人の選択にできるかぎりまかせ、話し合いという形で本人の進路に対する考えを聞いてみるのはよいでしょう。

 

 

▼70~80 習い事 家庭学習

 

やる気が大分、回復してきています。自分の将来や、やりたいことについて考える余裕もみられますが、まだ毎日学校や職場へ通えるエネルギーが完全にあるわけではないでしょう。本人から進学や学校のことを言いだす様子が見えれば、再登校、再就労についての準備を始めてよい時期です。また学生の場合は、進路を変更したいというかもしれませんが、まずは再登校をして安定するという目標を叶えてから進路変更について考えるのがおすすめです。

 

現在の学校で安定して通えないうちは、進路変更先でまた不登校に陥るのが常です。再登校にはたくさんの不安がつきまといますので、どんな不安があるか本人から聞き出すと同時に、学校としっかり相談し、スムーズに再開できる準備が必要です。(※免許をとる・・・はこの時期は挫折しやすいです。仕事や登校ができるようになってからが良いでしょう。) 

 

 

▼80~90 登校 再登校

 

上記のようにしっかりとした準備が整った上で、本人が同意するなら、再登校に挑戦です。はじめは学校へ行ける時間に起きる。学校と同じスケジュールで勉強や読書を行い、お昼を食べるなど、体を慣らすことから始め、学校の前まで行く、など小さな目標を徐々にクリアしていきましょう。休日や夏休みの間に誰もいない状態で登校だけしてみるなど、少しずつ学校生活へ戻っていくことが大事です。

 

 

▼90~100 就職

 

年齢によっては学校をやめて、就職したいという場合もあるでしょうが、就職は学校以上にエネルギーをたくさん使います。就職が決まったとしても、学校へ行けるだけのエネルギーが十分なければすぐにやめてしまうでしょう。できれば高校卒業資格だけでもとっての就職が望ましいです。仕事が続かなかった場合でも、高校の卒業資格があるなしで、本人にかかる人生の負担は大きく違ってきます。社会人の方で同じ職場が再び受け入れてくるなら、元の職場に戻りましょう。安直に転職を考えがちですが、転職は大変エネルギーが必要で、エネルギーが切れてしまいやすいです。元の職場にいったん戻って、体と心が慣れて、通常の仕事ができるようになってから転職することをお勧めします。

 

 

何事も例外はありますので、上記は参考までです。

 

ひきこもりがはじまったら、親がまずは心を落ち着けることが先決。お子さんが学生の場合は学校にまず相談し、指示に従いカウンセリングに通いましょう。その後、カウンセラーからお子さんの病院への誘い方など教えてくれますので、カウンセラーの指示のもと、安心して対策を練っていきます。

 

学生でない場合で、精神科やカウンセリングへ行く場合は、ひきこもりのケースをたくさん見てきたお医者さんを選びましょう。率直に先生に治療経験について尋ねることが近道です。医者へかかる前に電話で問い合わせたり、お近くの保健所、精神保健福祉センターで紹介してもうらとよいでしょう。その上で上記を目安に、焦らず、再登校、もしくは社会復帰をめざしましょう。 

 

(Photo by://pixabay.com/ja/%E5%8B%95%E7%89%A9-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3-%E5%86%B7-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC-%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%81%84%E3%81%84-%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8B-%E6%AF%9B%E7%9A%AE-17819/)

著者: 真綾さん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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